西口通信
西口通信 : 大江健三郎さんの意思表示が嬉しいなぁー!(追加しました)
24日、暑い東京、さらに「九条の会」が行われた会場は熱気に包まれ講演された皆さんの熱意が伝わりはじめたようです。これからの活動に私も参加していきたいと思います。
http://www1.jca.apc.org/iken30/
私は、この催しにハガキを出すのを忘れて整理券を手に入れることが出来ませんでしたが、会に参加された西口で意思表示をされている方から報告を聞くことが出来ました。
ポスターの9人の皆さん、井上ひさしさん、梅原猛さん、大江健三郎さん、奥平康弘さんそして三木睦子さん、鶴見俊輔さんに加藤周一さん、小田実さんそしてお身体のお具合が良くないのに頑張られて心を打つお話をされた澤地久枝さん・・・。
ああ、やっぱり直接お話をお聞きしたかったなぁー・・・。
それから一つ思ったのは、長屋の熊さん、八ちゃんも下駄履きで参加出来る会場で開いて欲しかったなぁー・・・と思いました。
もう一つ、嬉しいお話です・・・それはこの九条の会で、私の「明日も晴れ」のバンダナを使って下さった方がお知り合いから声をかけられ5枚も注文をいただいてくださいました。人から人へ本当に望んでいたことが現実になり幸せを噛みしめています。
http://www.seiko-jiro.net/modules/news/article.php?storyid=174
私は夕刻新宿西口小田急デパート前へ出かけていきました。着くと雲さん、Kさんが始められていました。Oさんも参加され地上は4名でした。
地下広場で意思表示が始ると今日は早めに参加のIさんから出来たてのレインボーぴーす旗(サラー厶)を購入し、アラビア語で平和の文字が踊るような柔らかい書体のぴーす旗は、広場にまた新しい風を吹き込んでいました。
皆さんもいかがですか。お問い合わせは、ぴーすぐっづプロジェクトへ・・・。
http://peacegoods.info/index.php
広場は、15の言葉が意思表示しました。
いつも、静かに言葉を替え立たれるご婦人。
「九条の会」に参加してきたNさんは、ポスターを持って立つと男性が「自衛隊がいなかったら誰が守ってくれるの」と声をかけられて、離れているので内容は分かりませんでしたが、長い時間話をしていました。
ここで、はっきりした結論が出なくても声を出して自分たちの気持ちを話をすることの大切さが伝わったようです。
爽やかなNさんの「声をかけてくれてありがとう」と言う言葉が広場に力を与えてくれました。
今日は、Oさんの柱でも話しかけている男性がいました。
戦死した父親の話も出て涙ぐんで話をされていたと・・・戦争が残したツメ跡は、いろいろなかたちで人々の生活の中で生きているのだと思いまいた。虚しさ、寂しさそして苦しみは続くのです。
争いのない、平和な世界へ・・・歩みましょう、自分で出来ることをしていきましょう。
今日、25日は伊勢原へ出かけてきました。直ぐ上の兄が入院している病院へ・・・。兄の枕元には、私が届けたリバーベンドの本と彼が大好きな大江健三郎さんの著書が置いてありました。昔、兄に大江さんの講演会へ連れて行ってもらいました。いま「九条の会」で大江健三郎さんが意思表示されたそのことが、妙に嬉しく感じるのは兄も同じだと思います。私は、今週早ければ再手術をする兄の枕に「明日も晴れ」PEACEのバンダナをかけてきました。ぱっと明るくなった病室で頑張って欲しいと願いを込めてきました。
★ 作家・渡辺一枝さんが発信されている「一枝通信7月25日」で「九条の会」の報告をいただきました。
その中の大江健三郎さんのメッセージを掲載させていただきます。(おおきせいこ)
○大江健三郎さん
1947年、12歳のときに前年に公布された憲法の施行と、教育基本法の公布・施行がされました。私ら子どもにもとても重要だと思われました。小さなときから「大切だと思った言葉は、ノートに写しなさい」と言われて実行していた私は、教育基本法をノートに写し、その言葉を担って生きてきたように思います。
「我々は、個人の尊厳を重んじ、真理と平和を希求する…」とあります。同じ言葉が憲法9条にもあります。「国際平和を誠実に希求し」と、この「希求する」「希求し」という言葉は、普通は「希望する」とか「求める」とか「望む」とかいって「希求する」とは言いません。なぜ「希求する」なのか?小説も文体ですが、文体には倫理観があらわれます。
戦争直後には多くの人が自分の家族に戦争による死者を持った。身近に死者を持ったとき、その人は倫理観を持つ。自分たちが死ぬべきものだと認識するとき、人は倫理観をもつ。
広島で原爆に会った少女が祈りをこめて鶴を折り、けれども祈りはかなわず死んでしまった。けれども、一枚の紙の鶴に、死んだ少女に、自分を重ねてたくさんの少女たちが、日本だけでなく世界の国々の少女たちが鶴を折り続けた。「広島が風化した」と言われるが、岩石が土や砂になることが風化だ。今も鶴を折る少女がいることは風化ではなく生き続けさせることだ。これが、私たちが核の権威に対して抵抗できるしるしだ。
先日その14万羽にもなった鶴を燃やした学生がいた。単純な理由「仲間たちと一緒にきた旅行で、仲間の気分を盛り上げたかった」と燃やしたと言う。倫理観の欠如だ。
記者会見で私は「憲法9条今こそ旬」と言ったが、経団連が武器輸出三原則を見直せと言ったり、アーミテージが「9条は日米同盟の妨げ」だと言い日本政府はそれに対して「日米同盟にかなうよう努力している」とこたえるなど、今こそ9条を訴えていくべきときだからだ。(一枝通信7月25日より)
★ ムキンポさんのページに掲載。
トルコのクルド人難民2家族12人が、難民受け入れ・収容所からの難民の釈放を求め、7月13日から、国連大学前で座り込み・ハンストを継続中。
をご覧下さい。
http://www.mkimpo.com/diary/2004/kurd_sit_in_2004.html
★土曜日、カメラを忘れました。Sさんに写していただきました。
- 「八月最後の土曜日」 (2004-08-29 05:19:59)
- 「私、休みました!盛り沢山の西口通信」 (2004-08-23 00:17:14)
- スイカの写真♪ (2004-08-20 18:33:19)
- 「お盆休みだけれど16人」土曜日の地下広場! (2004-08-15 11:33:24)
- 「私の原爆忌」 (2004-08-08 15:55:55)
- 大きく深呼吸!さぁ、何か出来ることありませんか。 (2004-08-01 01:59:14)
- 大江健三郎さんの意思表示が嬉しいなぁー!(追加しました) (2004-07-25 23:21:43)
- 日曜の夜に! (2004-07-25 10:35:41)
- 『諦めは戦争協力の第一歩』行こう選挙! (2004-07-11 14:54:05)
- 参議院選挙まで一週間・・・西口の様子 (2004-07-04 05:54:36)
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