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反戦・平和
反戦・平和 : 香田さんの遺体発見(バグダッドで首切断)・市民の声明も掲載・追加あり!
投稿者 : seiko 投稿日時: 2004-10-31 12:48:33 (3166 ヒット)


香田さんの遺体発見(バグダッドで首切断)04-10-31大木晴子

緊急お知らせ!!(ピースボートからの呼びかけ)
11/1(月) 18:00 首相官邸前にて
追悼キャンドルアピール
「悲劇を繰り返すな 12月14日自衛隊撤退を求む」


 イラクの首都バグダッドで日本時間の31日未明、首を切断された若いアジア人男性の遺体が見つかり、指紋が一致し、日本政府は同日午前、イスラム過激派を名乗る武装組織の人質になっていた福岡県出身の香田証生さん(24)と確認しました。
犯行グループは、ウェブサイトで27日、南部サマワに駐留する自衛隊を48時間以内に撤退させなければ首を切断すると脅迫していた。

昨夜の「西口ひろば」も香田さん拉致事件に関してのメッセージが意思表示されていました。


香田さんがとった行動は確かに無謀だったかもしれません。でも日本がアメリカに加担して憲法違反をし自衛隊をイラクに送ったことは、はるかにそれを超える、無謀なことです。
そして戦後、初めて自衛隊の存在が故に、人が殺されました。
この事をしっかりと受け止めたいと思います。
http://www.seiko-jiro.net/modules/news/article.php?storyid=272
今日から始まりました。
神経を研ぎすまし、聞き、語りそして魂の輝きを感じとりながら平和へ繋がる歩みをしていきましょう。

私は先週、「兼子」(不滅の声楽家・柳兼子さんのドキュメンタリー)そして唐十朗さんの新作「眠りオルゴール」を観る機会に恵まれお二人の揺るぎない生き方からその眼の輝きに心が洗われました。

背筋を伸ばし私も頑張りたいと自分に言い聞かせ、日常誰しも何か背負いながら(苦しいこと、せつないこと、痛み、寂しさなど)生きているけれどでも何か出来る、きっと出来る、だから少しでいい、頑張って繋がりましょう。(おおきせいこ)
市民の意見30の会・東京そしてWORLD PEACE NOW実行委員会からの声明を掲載いたします。

★市民の意見30の会・東京
【声明】日本政府に対する抗議と要求


                  2004年10月31日

 私たちが非常に恐れていたことが起きてしまいました。イラクで武装グループに拘束されていた香田証生さんの遺体が発見されました。伝えられるように、香田さんが日本自衛隊の関係者だと誤認されて起こった結果だったとすれば、いっそうの悲劇というほかありません。この悲しい出来事の原因は、挙げて小泉首相と日本政府の対米追従政策にあります。私たちは小泉首相と日本政府に強い怒りをもって抗議します。そして小泉首相が自衛隊をただちにイラクから撤退させ、香田さんの死の責任をとって辞任することを求めます。
 昨年3月、米英のイラク攻撃開始にあたって、小泉首相は無条件の支持を表明しました。そして自衛隊をイラクに送り、今年6月にはイラクに駐留する自衛隊の部隊を占領軍に他ならない多国籍軍に編入しました。イラクを軍事力で支配する多国籍軍はイラクの人びとの激しい敵意にさらされています。南部のサマーワに駐屯する陸上自衛隊の基地はこれまでも繰り返し砲撃されてきましたし、つい先日(日本時間23日)はロケット弾が基地内に撃ち込まれる事態まで起きました。香田さんの拘束は、来年1月に「国民議会選挙」を強行するため、米軍が反占領勢力の掃討作戦を強化してファルージャなどで無辜の民衆を殺し続け、それに対するイラクの人びとの憤激が頂点に達しつつある時点で起きました。
しかし米ブッシュ政権が攻撃の理由とした、イラクによる大量破壊兵器の保有と「テロリスト」とのつながりは、ともに事実でないことが米国政府自身の調査によって明らかにされています。小泉首相は最近の国会答弁で、ブッシュ政権が開戦当時掲げた理由が虚偽であったことには触れず、論理をすりかえて開戦支持の正当性を強弁していますが、もはやそのような責任逃れはやめるべきです。自衛隊のサマーワ基地内にロケット弾が着弾した事実は、同地が正真正銘の戦闘地域であることを証明したのですから、小泉首相はイラクから自衛隊の全部隊を撤退させることを今すぐ決断すべきです。
香田さんが拘束され、小泉首相にメッセージを送ったとき、首相は「事実確認に全力を挙げる」とのべるとともに、「自衛隊は撤退しない」と表明しました。事実の確認が十分でない段階でいち早く「テロに屈することはできない」とものべて、香田さんを救出する道を自ら閉ざしたのです。10月28日付『東京新聞』は、今年4月に高遠菜穂子さんら日本人5人の拘束事件で武装グループと交渉したイラク・イスラム聖職者協会幹部が同紙に10月27日、自衛隊の撤退要求には応じないという「小泉首相の態度は、(武装)グループに『早く、首を切れ』と言っているようなもの」と批判したと伝えましたが、それは当然のことです。小泉首相は「解放に万全を期す」とものべましたが、それはうわべのことで、実際には、香田さんを見殺しにし対米追従政策を続けることを当初から決意していたと断ぜざるを得ません。
 香田さんの悲しい死は、日本政府が対米追従政策をただちに撤回すべきことを示しています。さもなくば、同様の悲劇が繰り返され、自衛隊員が殺し・殺される悪夢のような事態が現実のものとなります。繰り返します。小泉首相はイラクから自衛隊を今すぐ撤退させ、香田さんの死の責任をとって辞任して下さい。



市民の意見30の会・東京
〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-29-12-305
Tel&Fax:03-3423-0185
e-mail:iken30@mwb.biglobe.ne.jp 
HP: http://www.jca.apc.org/iken30



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不幸な事態を招いた小泉内閣の責任を問い、自衛隊の即時撤退を要求します。

WORLD PEACE NOW実行委員会

日本政府によれば、本日、イラクで発見された遺体は香田証生さんであるとのことです。私たちは目下、これ以上に事態を確認するすべはありません。WORLD PEACE NOWは以下、緊急に声明します。

もし香田さんが殺害されたことが事実であれば、これは、いかなる人びとのいかなる理由によるものであれ重大な犯罪行為です。私たちは心からの悲しみと怒りを込めて、この人道にもとる行為に抗議します。

同時に、今回の不幸な事態を招いた最大の原因は小泉首相と日本政府による米英のイラク攻撃支持、そして自衛隊のイラク派兵にあることを強調しなければなりません。すでに明らかなように米軍などのイラク攻撃と軍事占領には正当性のかけらもなく、それに無批判に追従した小泉内閣の責任は重大です。

イラクでは昨年3月の米英軍の攻撃以来、10万人を超える人びとが殺され、今日、戦闘はいっそう激化しています。今回はイラクに入った若者が遭遇した事件でしたが、香田さんが殺害されてしまったのは、アメリカと同盟を組み、自国の武装集団を派遣している日本の市民であるがゆえです。であるならば世界中のどこでも、いつでも、いまや私たち日本市民すべてが危険にさらされているのです。重ねて言いますが、小泉内閣の政治責任は極めて重大です。

WPNは事件発生以来、首相官邸前での連日の抗議要請行動などを通じて、香田君の救出と自衛隊の撤退を主張し、彼の声明を救うため、できる限りの努力をしました。残念ながら、この願いは届きませんでした。こうした事態を絶対に繰り返してはなりません。
私たちはいまこそ「殺すな、殺されるな」「イラクに平和を」の声を大きく拡げなくてはなりません。

小泉首相は12月14日で期限切れとなる自衛隊のイラク派遣期間をさらに延長すると言明しました。信じがたいような発言です。私たちはいまこそ小泉内閣が自ら制定した「イラク復興支援特別措置法」にもとづき、自衛隊をイラクから撤退させるよう強く要求します。12月14日夕刻、WPNは東京・日比谷野外音楽堂でこのための集会を開催し、自衛隊撤退の世論のいっそうの結集をはかる予定です。

私たちはこの悲しみと怒りを運動の継続の力に変え、あきらめずに行動をつづけます。

2004年10月31日 東京にて

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