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反戦・平和
反戦・平和 : 戦争が残したもの、ベトナム戦争から繋がっている人々。
投稿者 : seiko 投稿日時: 2004-11-26 16:47:47 (2239 ヒット)


戦争が残したもの、ベトナム戦争から繋がっている人々。大木晴子

今月の19日から25日まで、小田実さんが代表を務める「日越市民交流」の招きで来日していたベトナムの皆さんの記事が26日(金)東京新聞・朝刊「こちら特報部」掲載されました。ベトナム戦争体験者が語る言葉に明日に繋げる思いを考えさせられる内容でした。
「戦争はひどいことです。日本は戦争が終わって、60年もたつのに被爆者の苦しみが残っている。広島で話した72歳のおばあさんは、爆弾投下の時13歳です。それから結婚しなかった。話を聞いて皆、涙しました。戦争が終わってまもなく30年のベトナムも枯れ葉剤の影響が残っている。現在(直接の被害者の子孫を含め)三百万人が手や鼻、肛門がないなど影響を受けている」とグエン・コン・タンさんは話されたと書かれています。
私も3年前に2度、小田実さんたちとベトナムを訪ね、穏やかに日本語を話されるグエンさんに通訳をしていただきました。
その時の様子は、下記の旧べ平連サイトをお訪ねください。
(News 211番に掲載されています。)

http://www.jca.apc.org/beheiren/News-2002-Mokuji.htm

グエンさんは、独学で覚えた日本語で、ベトナム戦争の時クチのトンネルの中で短波放送から流れる日本での市民による反戦運動の様子を聞き、人々に伝えたそうです。相模原では、市民が戦車を止めたと・・・・。勇気づけられたと話されました。その時に座り込んで闘ったYさんは、その話を聞かれ涙ぐんでいらしたのが私の心に残りました。そしてYさんは、その後産まれた娘さんに裕衣(フエ)と名付けられました。同行していた裕衣さんと一緒にグエンさんに見立てていただき作ったアオザイはベトナムの素敵な思い出の一つになりました。
ハノイでは、枯れ葉剤の影響を受けた子どもたちが住む施設も訪ねました。見せていただいたビデオの中の子どもたちに会い、胸が締めつけられる思いでした。「許せない、アメリカ」と・・・。
今回「日越市民交流」で来日した皆さんは、17名でした。
東京は、元ベ平連事務局長の吉川勇一さん、坂元良枝さん(坂元さんは、小田実さんの「正義の戦争はあるのか」(NHK BS1で放送した)などドキュメント番組を作られるプロデューサー)が中心に23日・24日を共に過ごしました。
私もその一人で、学びの多い時間を与えられ感謝でした。
一行は、23日、昼過ぎに東京駅に到着。
さぁ、東京でのスケジュールがスタートです。



皆さんが、一時間の短いバス観光に出かけている間に大きな荷物を翌日泊まる相模原のホテルに送る作業に汗が・・・。



ミニ観光が終わり、皆さんの希望で秋葉原へ買い物に出かけることになりました。祭日の混み合う街で迷子になられたらとプレゼントに用意していた「明日も晴れ」のバンダナをしていただくことにしました。皆さん、気に入って下さり「ホッ」。



付き添いの皆さんも直ぐにわかるので喜んでいただきました。
電気製品や100円ショップでの買い物を済ませ夕刻の赤坂へ・・・。
「バリバリ」という焼き肉レストランで歓迎会です。この日、ホームスティーする家の家族の方々も一緒に楽しい交流が持たれました。
皆さんのお土産の中に、「平和」のバンダナや雲さんの「平和」のバッジそして「殺すな」のバッジなども贈られました。
その夜は、それぞれ訪ねた家で楽しい時間を過ごされたことでしょう。
私は、家も近い坂元さん宅に泊まられる4名と一緒に遅くまで話をしたり、歌をうたったり優しい笑顔に包まれて過ごしました。



家に着き、ジローの散歩をしながら長い一日が充実した時間であったことを感じながら「ジローくん、ごめんね。留守して、もう一日ね。ジローがいるから安心して母さんお出かけできる。ありがとう」
と話しながら気持ちの良い夜風の中、赤や黄色に色づいた落ち葉を見ながら歩きました。
24日は、国会へ・・・・。
ベトナムの皆さんは、国会見学の後に昼食、前の日に買った荷物を持っては大変とここでも私は荷物を預かることになりました。
衆議委員会館のロビーで!
何時も国会周辺でロビー活動している関さんもおられました。
http://blog.melma.com/00116100/
関さんに荷物をお願いして、直ぐ近くで行っている辺野古支援座り込みの皆さんに声をかけてきました。暑い夏に始まった座り込み、銀杏は色づき季節が・・・。
「街」の方が、ホームページ用の写真を撮っていました。



「皆さんをお送りしたら、少し座り込みに参加します」と・・・。
戻ると小田実さんが着かれ、ロビーで少しお話が出来ました。



]明日は、北海道へ来週は沖縄での「九条の会」でお話をされるそうです。絵本・「ジュゴンの海から」を買っていただきました。
それから環境問題研究家の綿貫礼子さんにも買っていただきました。
皆さん、辺野古支援のこの絵本を広めてくださいね。

http://www.seiko-jiro.net/modules/news/article.php?storyid=289

今年1月、ベトナムの元兵士や科学者らが作った「オレンジ剤(枯れ葉剤)被害者救済協会」は米国の枯れ葉剤製造元を相手取り、ニューヨークの連邦地裁に訴訟をおこしました。



1時からは、この訴訟は「最後の戦い」と言われる訪問団の団長ボーさんや小田実さんのお話、議員や議員秘書の皆さんへ協力を呼びかけました。
その後、一行は相模原へ向かいました。
戦車を止めた相模原で集会が開かれました。
広島、長崎・・・原爆でいまも苦しみ中にいる人たちがいる。60年の年月経っているのに・・・。
畑には、青々した葉が、美しい花も咲いているのに三百万人の人たちが、苦しみを抱えて生活しているベトナム。
1985年8月ピースボートで行ったベラウ。
私も一緒に手向けたタバコと線香、ペリリュー島で息子が戦死した北陸のおばあさんに頼まれたと・・・・。



このおばあさんの長い何十年という寂しい時間を思うと一緒に腹をたてて怒りたいと何時も思うのです。(おおきせいこ)

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