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反戦・平和
反戦・平和 : 個が・・・活きるとき・・・イスラエル大使館前
投稿者 : seiko 投稿日時: 2006-08-07 10:40:00 (1767 ヒット)


個が・・・活きるとき・・・イスラエル大使館前   大木晴子

葉月(はづき)響きが好きな月です。
最初の土曜日は、ひとりで立つと決めて目覚めました。
家の用事を済ませて午後2時過ぎに家を出ました。
「原爆の図」など大きな荷物は駅のコインロッカーへ預け、
カメラとレバノンで殺された幼子の写真を使った小さなプラカードと
平和のバンダナでこしらえた旗を持って市ヶ谷駅から歩き始めました。
緩やかなカーブの道を地下鉄麹町駅が見える角に
警察官が何時ものように一人立っていました。
その警官の前を通り日本テレビの角を曲がると
「ちょと!」と警察官に声をかけられました。
たぶん、私のバッグに付いているたくさんの「平和」のバッジに
気がついたのでしょう。
無視をして歩き続けると追いかけて来て・・・
「何を!御用がおありですか」
用があるから行くんでしょう!
「抗議のスタンディングをします」と
応えて歩き続けました。
この警官は、ここまで持ち場に戻りました。
もう、無線が良いから次に・・・・バトンタッチです。
大使館の真ん前、テレビ局へ車が入るのに邪魔にならない位置で
立とうとしたら「あっちで!」と反対側の大使館の隣りのビル前で
と言われギリギリイスラエル大使館からの監視カメラから
「見えるかなぁー」と思われる位置で頑張りました。
私は「何人か抗議をしに来ている人がきっといるよ!母さんと同じように。」と
朝のジローとゆきの散歩でふたりに話していました。

いました!!
若者が二人いました。
ふたりはただ黙ってイスラエル大使館を見つめているだけでした。
私が平和のバンダナとプラカードを持ち始めると少しビックリしていました。
若者の大使館を見つめる眼は、いっぱい、いっぱい見たのでしょう。
私と同じように罪も無い幼子が市民がたくさん、たくさん殺され
悲惨な状況を伝える写真や言葉を・・・・。
見つめる眼の奥から心の叫びが聞こえてくるような気がしました。
いま、ここで立つことの勇気と優しい心はこの先
どんなにか個を強くしてくれることでしょう。
4時に彼らが「先に帰ります。」と声をかけてくれました。
「何時からいらしてたの」と私は聞きました。
「2時からです。」
「そう、一番暑いときね。お疲れさま」と彼らが角を
曲がるまで私は見つめていました。
一人になって、立って暫くして現れこちらを見ている人も
気になり新宿までの時間も考えて後20分立つことにしました。
地元の人たちでしょうか。
子ども連れや犬の散歩をする人、通る車も多く
平和の文字が眼に入るのか見ていく人の数も多いです。
時間になり歩き始めると「お帰りですか。」と
隣りにぴったりと張り付いていた警察官が言いました。



「また、来ます。」と応えて大使館にピントを合わせてシャッターを切った。
「ダメ、ダメ、撮影しないで・・・・」
警察官が大声で言った。
まだ、日差しは強く帰りがけに見たテレビ局の掲示板の温度は32度でした。
あの若者たち「頑張ったなぁー」そう思うと心も身体も元気になれた。
そして「夏休みの心の学習に親子で大使館前に立つのってとても大切だと思う」
良い背中を見せてあげてほしい!!
いないかなぁー、素敵な親子!!
と思つたイスラエル大使館での意思表示でした。
市ヶ谷からは、新宿まで総武線で・・・・5時には立てそう!!
個が・・・活きるとき・・・新宿編に続きます。
(06-08-07・おおきせいこ)

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