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反戦・平和
反戦・平和 : 雲さんの写真と文章! 3月10日の土曜日報告!!
投稿者 : seiko 投稿日時: 2007-03-14 01:34:45 (1729 ヒット)


    雲さんの写真と文章! 3月10日の土曜日報告!!



■小田急百貨店前
4時30分、何時もより早めにK島さん、フライパンさんと雲が到着。
今日は「戦争への道は歩かない!声をあげよう女の会」主催で、
大木さんが参加したリレートークを聞きに出かけた3人が、
1部が終ってそのまま来たため30分ほど早くなった。
大木さんは2部にも残って今日はスタンディングができない。



ビッグイシューの宮川さんにそう伝えると、残念そうにしながら、
「大木さんから皆さんに渡して貰いたかったんだ」と
大きな紙袋にいっぱいの飴玉を頂く。
時折こうして甘いものを差し入れて下さる。
立っていると何となく小腹が空いたり口さみしくなるから、
飴玉は本当にありがたい!

フライパンさんは着いてからプラカード作りを始める。
テーマは東京大空襲。そうなのだ。
今日は62年前に東京が大空襲を受けた日だ。
344機のB29爆撃機が100万発の焼夷弾を落とし、わずか3時間程で
10万人余を虐殺した日である。
太平洋戦争まで、日本の民衆は直接戦火に晒されることはなかった。
戦争とは何かを、この戦争で骨の髄まで知らされたのだ。
戦争に勝敗はない。
双方の民衆が取り返しのつかない大きな犠牲を払はなければならない。
焼き尽くされ、心を砕き尽くされる。
焼け野原に立って、戦争という選択肢を選ぶ如何なる理由もないことを確信し、
その思いを憲法に深く刻みつけたのだ。
しかし何と言うことか、今や安倍政権は内閣の一番の目的を、
九条の改変においている。
早速フライパンさんに話しかけたご老人がおられた。
幼少の頃、沖縄の地上戦を生き延びた方で、当時の記憶を話されたという。
戦争体験者は60年以上心の内に抱えて来たものを、
誰かに語り尽くしたいと今も思い続けている。
その思いのやり場が今の日本にはない。



続いてTさん、そしてОさんKさん。
Tさんもその場ですらすらと言葉を書く、
「国民投票法は改憲手続き法」。核心を捉えた言葉にうなづく。

Оさんは辺野古の新米軍基地反対を沖縄の美しい海の写真で何時ものように訴える。
写真の訴求力か、沖縄の海の輝きか、何時も目を留めて行く人が多い。

Kさんは例のごとくビラ配り。
何気ない動作で手渡して行く。
何時もながら凄いと感じる。
先週は30枚をわずか30分程で配り終えたという。

笛の音が響き始める。
何とフライパンさんが吹いている。
少しでも関心を集めようという工夫だ。
Оさんの写真、フライパンさんの笛、小田急前の雑踏では工夫が必要だと感じる。

遅れてAさんが登場。
今日のもうひとつの会「九条を泣かせるな・意見広告・高齢者パワーの講演会」を
手伝って来たとのこと。
息子さんの入試の重なる中、頭が下がります。



■西口地下広場
広場へ降りる。何だか人通りが少なく、ガランとした感じ。
年度末、確定申告やら何やらで新宿へ遊びに出る人が少ないのかも知れない。
雲が何時も立つ柱には、待ち合わせの若者たちが一杯集まっている。
これは卒業式か何かの流れだろうか。
とりあえず、大木さんの柱にAさんと一緒に立たせてもらう。
柱がひとつ違うだけで人の動線が随分変わって感じられる。
左右、前方と次々と柱に向って人が来る。
若者たちが去って、人囲いの解かれた柱へ移る。
Kシスターもそこへ。



何時も静かに微笑んでおられる。「顔施」という言葉を思う。
仏教の言葉だが、乞われても何も施すものがない時、笑顔を施すというようなことらしい。
雲の顔は生まれつきの鯱ばったもので、なかなか話しかけられることはないが、
シスターはよく声を掛けられている。
スタンディングでの自然な笑顔は、意思をより効果的に伝える上で助けになると思う。
鏡でも見て少し練習しようか…。



Kさんが新しいプラカードをコピーしようとしたが上手く行かなかったと、
Aさんから借りて持たれる。コメントは「イラクはまだ燃えている」。
まだ燃え、さらに燃え盛っている。
その火に油を注ぐ手伝いを航空自衛隊の輸送機が今日も続けている。
しかも、イラク特措法を2年間も延長するのが政府の方針と伝えられる。
何とも歯がゆいことだ。



国会でロビー活動を続ける「組長」がОさんとTさんの柱を表敬訪問?
しばらく話して、また車を引いてどこかへ…。
彼の情熱と、それを支えるエネルギーに頭が下がる。



ムキンボさんも何時ものようにひょっこり現われて虹の旗を掲げる。
夜になって風が出て、旗の裾が心地好く翻る。
風にはためくその様子を目にすると、元気が出る。
また旗を持ってみよう。
今日は記録係りだから、何時もは目にすることのない、
柱の反対側に立っているK島さんを撮影に出かける。



もう何冊になるのだろうか、
K島さんのスケッチブックに書き続けられる言葉は、
文字通り時代のスケッチでもある。
今夜の言葉は「子や孫を戦地に送りますか」。
そうなのだ。少なくとも、これから生まれて来る児、
まだ選挙権のない子供たちに対して、我々は責任を果たさなければならない。
「再び子供たちを戦場に送るな」と戦後大きく叫ばれた言葉が、
また現実味を帯びて来てしまった。



慣れないカメラを扱っている内に、アッという間に7時になる。
宮川さんの飴を皆に配っているところへ、黒の上下の男が駆け込んでくる。
何者だ!と身構えて抱え込むと、斉藤さんではないか。
何やら不祝儀があって、時間が長引きようやく駆けつけたとのこと。
ごくろうさま。ご褒美に飴を差し上げる。

さて、来週は皆のスケッチブックやプラカードに
どんな時代の言葉が生まれるだろうか。≪雲≫

★雲さん、ありがとうございました。
皆さん、雲さんはどんな人! このページ をご覧下さい。
(07-03-14・おおきせいこ)

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