・気持ちが温かくなった5円玉

投稿日時 2004-04-04 14:14:36 | カテゴリ: 西口通信



・気持ちが温かくなった5円玉
    そしてプラカードに守られた土曜日・大木晴子
皆さんは、ありますか。
歩道橋の階段から落ちたこと!
私は西口の帰りにその体験をしてしまいました。
たくさん持っていた荷物が人にぶつからないように気がそちらにいっていたことや階段の一段目が他の部分の半分の深さしか無かったことで足がもつれてそのまま一番うえから中ほどまで滑り落ちてしまいました。
不思議と落ちる時は、頭の中は冷静で「いけない、頭を打っては5円玉の話が書けなくなっちゃう」と思いました。
幸いな事に私の身体は、何時も数枚プラカードを入れている布袋の上に乗り、階段を滑り落ちて上ってくる若者の集団に受け止めてもらい胸と膝を打っただけで助かりました。
気をつけよう。西口通信が書けて良かったと思いながらこのニュースを書き始めています。
 この日の新宿地上小田急前では、5時過ぎフライパンさんがマイクで語り始めていました。横には雲さん、Oさんが立ち、近くにはホームレスの仕事をつくり自立を応援する雑誌「THEBIG ISSUE JAPAN」(200円のうち、110円が雑誌販売者の収入になります)を販売する男性がいます。私たちも号が替わる事に買っています。
私は、今日から地上の時間にバッジを売ることにしました。雲さんの「平和」、鼠さんの「非戦」のバッジです。我家にやって来る野良猫のチビに招き猫になってもらいプラカードを拵えました。

このチビを見て若者が「非戦」のバッジを買い、何かチラシはないのと言われたので私のホームページアドレスを渡しました。
雲さんのバッジも5個売れました。
Тさん、千代さんが参加そして百合の花の少女は、今日は「おたまじゃくしの平和の文字」を持って意思表示です。
http://www.seiko-jiro.net/modules/news/article.php?storyid=133
この文章を読んでいた皆さんは、「これね、おたまじゃくし」「ほんとうに、素敵!」「元気でいいわ」と少女に声をかけていました。
彼女は、平和の文字と一緒に折り紙を丁寧に繋ぎ合わせたレインボーの輪を持ちました。そして立つ前に、向かい側で売っている「THEBIG ISSUE JAPAN」を買いに行く姿に少女の心根を私たちは素晴らしいと思い見つめていました。
しばらくして、小学校4・5年生ぐらいの男の子が通りかかりました。その少年は、私の足下に置いてある「立川テント村」のカンパ箱に眼が止まりました。「カンパって何」と質問してきました。一瞬戸惑いましたが、立川で起きた事を話してそのお兄さんやお姉さんたちを皆で応援する為に使うお金を集めていることを説明すると彼は背負っていたカバンから財布を出すと5円玉をカンパ箱に入れてくれました。嬉しかった私は直ぐに雲さんの平和のバッジをその少年にプレゼントしました。しっかり話を聞き、自分で判断してお小遣いからカンパを出してくれたこと素晴らしいと思いました。
(今週の「立川テント村」へのカンパは、この5円玉と今週売れた雲さんのバッジ56個分の収益金と市民の意見30の会・東京の事務所で入れていただいたカンパ合わせて4165円です。)
地下にそろそろ移動するころ着物姿の女性が参加です。Yさんは今日、念願のスタイルで意思表示をしました。
 6時地下広場は、いつものように個が生きる意思表示の場になります。Iさんは、雲さん手作りの素敵な旗竿でレインボーのぴーす旗とプラカードを持っています。警備員さんに忠告を受けても爽やかな笑顔で持ち続けていました。

Yさんの持つ「戦争ハ地獄」は、今夜は一段と広場を通る人たちの注目を浴びていました。紺の無地、半襟の赤が素敵な着物姿に写真のように包帯を巻き立ち始めました。
Yさんが前から一度立ちたかった意思表示のスタイルで「本当は、3月20日にしたかったんだけどあの雨であきらめたの」と念願かない嬉しそうでした。
高齢のご婦人が私の横にレインボーの旗を身体に巻いて立たれました。「ずっと西口は続きますか」と聞かれ、私はきっとこんな世の中、言いたいことたくさんあるからきっと誰かが立っているでしょう、一緒に頑張りましょう」とお応えしました。
16名ぐらいの方が立たれた4月初めの地下広場でした。(おおきせいこ)




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