参議院選挙まで一週間・・・西口の様子

投稿日時 2004-07-04 05:54:36 | カテゴリ: 西口通信



参議院選挙まで一週間・・・西口の様子  大木晴子
 「選挙に行きましょう。自分の考えを意思表示しましょう」「戦争をしない人、平和に繋がる政治をする人に『あなたの 大切な一票』を入れてください」そう叫びながら7月初めの土曜日、私は新宿小田急デパート前で始めました意思表示を。
 私が着く頃には、雲さん、Aさん、そして「戦争ハ地獄」のYさん、ご住職のFさん、Kさん、KY生さん、Mさん、Nさんがそれぞれの意思表示をされていました。その中には、ここで立つ前に新大久保の駅前で「投票しましょう!戦争反対の人へ」と呼びかけるビラを配って西口へ来られた方々もいました。
みんな、みんな、真剣です。
思い思いのチラシを作り配ります。
Mさんのチラシの裏面には「チラシを受け取ろうとしないあなたへ」そしてこう続きます。
「忙しそうに 迷惑そうに 関心なさそうに 通り過ぎるあなた」
「チラシはゴミになりますか・何を訴えようとしているか関心ありませんか・世の中で今おこっていること知りたくありませんか・政治的なことかかわりたくないのですか」と・・・・書かれています。

 みんな、みんな忙しい仕事を終えた後に心の叫びを準備する・・それを一人でも多くの人に伝えたいとチラシを差し出す、けれどもそのチラシを受け取る人の数の少なさに怒りと虚しさを感じずにはいられないのです。
 「無関心にならないで、子どもたちに正しい大人の生き方を示しましょう。選挙まで一週間、よく考えて投票してください。」「チラシを受け取ることからでもいい、無関心にならないでください」
私は、「あなたの一票が大切。参議院選挙には戦争をしない人、命を大切に考える人に『あなたの大切な一票を』」と書いたプラカードを持ち、大きな声を出して訴え続けました。
 6時です。ここからは声は出せませんが心の眼で勝負。
今日は20人近くの人、ひと、人の叫びが地下広場を行き交う人と
向き合います。
毎回、言葉を替えて立たれるご婦人は

チラシのMさんは、広場でその時の思いを書かれて立たれました。


「戦争ハ地獄」のYさんは、夏の着物が涼しげで帯は沖縄のミンサー。沖縄をこよなく愛しているYさんの優しさが伝わる着こなしでした。今日は私と二人で息のあった意思表示でした。
 顔に包帯を巻いたYさんと私との間にある「戦争ハ地獄」の強烈な言葉を見た人が私のプラカードを読み、「ウーン」と考え込みます。そこで私は小さな声で「選挙に行きましょうね」と一人語とを言うと「うん」と頭を振る人、「はーい」と返事をする人、反応がありました。
 若い人、興味をもった子どもたちに「戦争ハ地獄よ」と言うと
真剣な表情を見せて「考えてね」と更に言葉を続けると「はい」という返事がかえってきました。
今日は、嬉しかったのは小学6年生の男の子が立ち止まりました。「戦争ってわかる」と聞くと「喧嘩の拡張版」とこたえました。
広場の様子に興味を示していたので「ぐるっと廻って、わからないことがあったらその人に聞いてお話をしてみたら」とすすめると彼は最初に雲さんたちの柱へいって何か話しはじめていました。

ご住職のFさんにも聞いているようでした。そして隣の柱へと移動して・・・きっと今まで出会ったことのない人との語り合ったこの時間は彼の心のタンスにおさまり、何時かそこから引き出される時がある・・・。
 私は、一人一人が子どもたちに恥ずかしくない生き方をと意識すれば、かえていける、戦争のない風景をこしらえていけると思う。
考えましょう。ほんの少しのことでよいのです。自分の出来ることを考えましょう。そうチラシを受け取り、読むことから始めてもよいのです。さぁー、一歩。
 もう、今日になってしまいました。4日、渋谷でデモがあります。
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(おおきせいこ)




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