新宿西口地下広場通信03-10-18
投稿日時 2003-10-19 08:07:08 | カテゴリ: 西口通信
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新宿西口地下広場通信03-10-18 大木晴子 二十分前にY子さんと広場に行くと「あれー何時も私が立っている柱だけ電気が消えている!」二人で同時に「何でぇー」と・・・・。 そうか、私のホームページを読んだの!ステンドグラスを生かして作ると書いたから・・・・。 近くにいた警備員の人に質問しました。 「何で、あの柱だけ電気を消しているの」と私。 「電源を切っているんです」と警備員。 「ホームページを読んだから」と私。 「・・・・・・・・」警備員。 今日は、二月からずっと立っていた柱を離れ、他の所に移動しました。 頭の中で昔歌った反戦フォークの一節が浮かんできました。 「うた」という曲の3番に 今はもう眠っている間に作られたワナを 知らないふりしている時ではない 血のふきでる声で知らせなければならない 陰謀で世界は埋まっている 陰謀で世界は埋まっている 三十数年前に歌ったうたが、今もそう思える世の中に寂しさを感じ電気を消す、消さないなんていう事にエネルギーを使っている時ではないでしょう。 もっと、考えなければいけないこと、この広場にあるでしょう。 私は、広告塔がいけないとは言わない。しかし、今の広場の広告塔は酷すぎる。 それは、とにかく何でもいいから作ったとしか言い様のない広告だからです。 広場には、本当にたくさんの人が行き来し、子どももたくさん通ります。 もし、この広告が五月に出した「意見広告」のように心を動かすデザインで 誰もが一度は立ち止まり「良いねぇー」と思えるようなものならまだ許せます。 いい加減なやり方に腹がたつのです。 これから育っていく若い人たちに与える影響は大きいはずです。 知らず知らずのうちに慣れていく怖さを知ってほしいのです。
今日の反戦意思表示は23名、23のメッセージが広場にありました。 違った!私は、裏にも表にもそれから光を生かして見ていただいた「殺すな」 そして、ミニレインボーの旗をつけた我家のジローの写真も広場で視線を集めました。 そして、Y子さんが素晴らしかった。彼女は暫く来れなかったのですが先週の私の通信を読み直ぐにメイルで「今週は行きますよ、西口。わたしも新兵器を準備しようと時間と戦っています。「そっちがその気ならうけてたとうじゃないの」って気分です」と・・・・。 Y子さんは、寺山修司(前衛芸術家)の世界。包帯をクルクルと顔に巻き、手には「戦争ハ地獄」と赤い字。(フォトアルバムを見てください) 恵比寿のデモで「ほんとうに、久振りに良いデモに参加したわ」と言っていた Tさんもセロハンを使い意思表示でした。 小田マサノリさんは、昨夜のドラム缶を持って現れました。一瞬、警備員の顔が引きつるのを見逃しません・・・私。 小田さんはいろんな人と会話をしながら、素敵な時間を作られていました。 フォトアルバムで紹介している「爽やかな笑顔」の女性も参加、彼女の持っている旗をつるす長い棒とチリンチリンと鳴らしている物がいけないと警備員からの忠告でした。「来週もするようでしたら警察に管理してもらいます」 今週の西口地下広場でした。 11時過ぎ関西空港にいる細井明美さんから電話が入りました。細井さんはイラクにたくさんの思いが込められあつまったカンパを持って今夜出発です。 皆さん、彼女の旅が実り多い時間になり、無事に帰国出来るように祈って下さいね。(おおきせいこ)
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