台風でも意思表示の灯は灯しつづけられて良かった。
投稿日時 2004-10-10 02:22:20 | カテゴリ: 反戦・平和
|
台風でも意思表示の灯は灯しつづけられて良かった。大木晴子 「台風でもスタンディングの灯は灯しつづけられて良かった。」とKさんからのメイルの言葉にありました。 10月9日の土曜日、夕刻から台風の影響を受けた東京です。
私はこの日の午後、渋谷のウィメンズプラザホールで行われた「季刊「前夜」創刊記念集会」に出かけました。悪天候の中でしたが、会場に行きビックリしました。たくさんの皆さんが集いその気は不思議と最近感じたことが無い張りつめた真剣な眼差しがこれから本腰を入れて「神経を研ぎすまして」生きて行かなければならない時代にその中で私は「一人一人が、たった一人になった時に抵抗出来るかが問われる」という言葉を重く受け止めました。
前夜宣言 1.私たちは、戦争体制へと頽落していく日本社会の動きに抗し、思想的・文化的抵抗の新たな拠点を築く。現在のこの状況はなぜ・どのように形作られてしまったのか。日本という一国家に閉ざされた枠組みではなく、東アジア、ひいては世界という広がりの中から、〈戦後〉の歴史を批判的に再検討し、〈別の道〉を摸索する。
2.私たちは、文化・芸術分野の批評に特に力を入れ、ジャンルの壁を越えた新たな批評のスタイルを創造する。現在のように批評精神が衰弱しきったままでは、「夜」を耐えしのび、新生のときを迎えることはできないからである。
3.私たちは、女性・被圧迫民族・マイノリティなど、世界のいたるところに存在する被抑圧者たちの経験を、歴史性の視点をもって検証する。このことを通じて、さまざまな形で抑圧・分断され、相互に出会うことも難しい状況にある者たちの対話と連帯の場を構築する。
4.〈平和〉〈民主主義〉〈人権〉〈人道〉〈正義〉……。これら人類普遍の価値をあらわすはずのことばが、蔓延するシニシズム、相対主義、現実主義、自己中心主義のレトリックに磨耗させられ、あるいは強大な権力に恣意的に横領されている。私たちは、これらのことばに込められている価値そのものを救い出し、再生させる。
5.〈知的〉であることは現実を変えようとする情熱と不可分であり、現実を変えるためには〈知的〉でなければならない。この「夜」を悔いなく生きたいと願う私たちは、〈知的〉であることの責任を回避せず、真に〈知的〉であろうとする努力を惜しまない。 「前夜」のホームページです。 http://www1.jca.apc.org/zenya/ 私は先週、購入して読み始めました。その本は、先日兄の所においてきたので今日は購読の手続きをしてきました。 本当は、特定非営利活動法人(NPO)なので会員になって応援したいと思います・・・・いまはまだ無理・・・でもバンダナで頑張って応援出来るようにしたいとおもいます。 2007年7月に12号を出すまでの3年間のたたかいを共にこの「前夜」を読み、考え、私流の行動をすることで私もいつも知的でありたいと思います。 ぜひ、ご購読をお願いいたします。 詳しくは、「前夜」のホームページをご覧ください。 昔、「朝日ジャーナル」を小脇に抱えて歩いていた時代がありました。渡辺一枝さんは、電車の中で「DAYS JAPAN」を広げて見ていますと言われます。私は「前夜」を持ち歩きましょう。少しづつ周りから自分の側から何かが変わっていけたら良いなぁーと思います。 先ずは、個が動き出さなくては、「初めの一歩」は勇気がいるけどとても素敵なことだと思います。
素敵な集会の途中で外に出ました。5時30分! もの凄い雨と風でした。 青山の交差点近くは、マンホールから水が噴き出し交差点は膝近くまで、傘は曲がりさせないので頭からずぶ濡れになりながらどうにか渋谷までたどり着き、ホームへ行くと山の手線はホームで止まっていました。 私は体調も考え帰宅しました。 新宿では、この雨と風の中一人地上で意思表示をされたOさんがいました。 地下広場では、Oさん、Kさん、OHさん、Sさん、Tさん、男のTさんが立たれたそうです。 Kさんの「台風でもスタンディングの灯は灯しつづけられて良かった。」この言葉が輝いていました。(おおきせいこ)
|
|