新潟、沖縄そして置き去りにされたタローのこと。

投稿日時 2004-10-27 09:53:37 | カテゴリ: 反戦・平和



新潟、沖縄そして置き去りにされたタローのこと。 大木晴子

私は怒っています。
こんなことで闘い抜けるのですか。



26日の集会・デモに雨の中、1500人の人が日比谷野外音楽堂に集いました。沖縄からも大阪からもそして意思表示をしている7名もレインボーの旗を持ち参加しました。
私は朝から降り続ける雨に新潟で必死に頑張っておられる皆さんのこと、辺野古の海に毎日カヌーに乗り命をかけて闘っている皆さんを思い、天候なんかに負けずたくさんの人が集まってほしいと願いながら透明のビニール傘に雲さんの「平和」私の「PEACE」のバンダナを貼りデモ用の意思表示を準備しました。
会場に行くと雨にも負けずに人々は集い始めていました。
ところが、何とデモは中止になりました。このくらいの雨で!
はっきりした理由説明も無く、司会者の共に闘うという姿勢も感じられずに集会は終わりました。救いは、後ろの方にいた若者グループが抗議のシュプレヒコールをあげていたことです。
看板が飛ぶような風ならわかります。
沖縄から参加された皆さんは、きっと寂しい思いをされたと私は胸が痛みました。
参加者も、どうしてもっと怒らないのですか。
沖縄の痛み、神経を研ぎすまして感じましょう。
自分の生活の中で出来ること探してみましょうよ。
その心は、きっと新潟にもイラクにも届きます。

私は、新潟で避難する時に犬を連れて行けなかった
少年のことが頭の中から離れません。
残されたタローは今頃どうしているのだろう。
これから先、生きていけるのだろうかと心は痛みます。

規則だから犬は乗せられないと機動隊は応えたようです。
この被災で心も身体も傷ついた少年にとってタローが側にいるだけでどんなにか頑張る力を生み出すことができるのにと私は思いました。
我が家では、自衛隊員が全員新潟に行って頑張ればいいのにと言い続けています。訓練を積んだプロフェッショナルなのですから・・・。
その力を戦争の為でなく、命を守ることに注いでください。
タローも救ってください。少年のもとに届けてあげてください。
一頭の犬がこの少年の人生をかえてしまうかもしれない。
優しく繋がって生きていたい。何時何が起こるかわからなくなった今、私はより強くそう思うのです。
みんなで頑張りましょう。(おおきせいこ)




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