選挙に行こう。自分の心の旗を持って。
投稿日時 2003-11-03 22:09:50 | カテゴリ: 反戦・平和
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決めた!私は、平和憲法を守ってくれる人に入れる。大木晴子 先に書いた「私たち平和のために何ができるの!」の中で「不戦賛歌」という劇のラストシーンは、争いで無念な思いで亡くなった多くの死者を墓守の怒りに満ち、振り下ろす鍬の音で一人、また一人と己の旗をかざして立ち上がり、力強く歩き出す。やがて、二つに割れていた地球、人びとの願いが通じ一つになる・・・・。 私はいま、私たちはこれと同じ状態にいるような気がする。一人、ひとりが力強く、己の心の旗をかざさなければいけない時、そう思える。
このところ、私はこの旗に関係する話に出会うことが多かった。 先週の金曜日、近くの区民センターに私が住んでいる東京6区で出ている保坂展人さんの立ち合い演説会で応援に駆けつけた参議院議員の田英夫さんと漫画家の石坂啓さんのお話を聞いた時も・・。 田英夫さんは、ご自分の戦争体験を話され平和憲法を守る事の大切さを話された。 石坂さんは、中学生の息子さんの話から戦争に息子を送りたくないときっぱり。そして、日の丸・君が代の話からかわりに旗を作るとしたらどんな旗が良いか、石坂さんは、温泉マークなんか良いかもしれないと。 温泉大好きな私は、思わずニッコリ、良いかも! 仕事に疲れて旗を見たら「温泉マーク」ホットするかもしれない。 南極から帰ってきた隊員がこの旗を見たら、「ああー日本に帰って来た」と ホットする・・・そんな光景を思い浮かべたら楽しくなった。
先週、西口で頂いた俳句の中に「旗かざす僧と目の合う冬の街」がありました。 添えられた言葉に心が静かに「己の旗は」と問いかけ始めました。 その言葉です。 「デモの列に、虹色の旗を見かけた時、あの「一銭五厘の旗」を思い出した。「ぼくらの旗は、借りて来た旗ではない。ぼくらの旗の色は、赤ではない、黒ではない、もちろん白ではない。黄でも緑でも青でもない、ぼくらの旗は・・・ぼろ布端布をつなぎ合わせた、暮らしの旗だ」と故花森安治さんは唱えた。虹もまた全てに属し全てに属さない、自由の色だ。国を越えて架かる、みんなの旗の色だ。区別・差別の旗はもういらない。(私が書いた「お知らせしたい感動メイルです」の中に「一銭五厘の旗」の詩が載っています) 2日から開催されている「第16回東京国際女性映画祭」のオープニングの映画は「風の舞」。幼い頃から「らい予防法」という法律で強制的に親元から離され、収容施設での生活をおくる中、心の叫びを詩に現し闇の中から希望を見いだし生きる詩人・塔 和子さんをえがいたドキュメンタリー。塔さんの詩を吉永小百合さんが朗読されている。吉永さんの語るその言葉は、塔 和子さんの胸のうちに見る人を近づける。 舞台挨拶でも控えめに監督を立てる吉永さん、この仕事はボランティアでなさった事を監督の言葉を通して知り、「さすが、吉永さん」ますますフアンになりました。この日、小百合さんのお着物は、人間国宝の方(名前が出てきません)が七色の糸で紡がれたものでした。私には、吉永小百合さんの歩まれている爽やかな生き方に美しいお着物が重なり、小百合さんの旗の色に感じられとても素敵でした。 映画は、一時間の短編ですが、重いメッセージが見るものとしっかりと向き合う事の出来る作品でした。素晴らしい記録をつくられた監督、宮崎信恵さんに心から感謝し、多くの人が見なければいけない記録映画だと思います。 http://www.eurospace.co.jp/schedule.htm 渋谷のユーロスペースで上映されます。上のスケジュール表を見てください。 (おおきせいこ)
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