「祥月命日」毎月28日が・・・・・。
投稿日時 2005-03-10 01:42:37 | カテゴリ: エッセイ
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(頂いて10日、きれいに咲き始めました。) 「祥月命日」 大木晴子 今年の七月二十七日で十六年になります。毎月二十七日には、先代次郎そして今のジローと朝の散歩でお花屋さんに寄り、季節の花や樹ものを買って帰ります。
27日は、義母の祥月命日。義母が亡くなって五年後の六月二十七日は、次郎が亡くなった日です。二週間も水だけで次郎はこの日を選びました。彼は、毎月穏やかな散歩で、きれいな花を買い楽しげな会話をしながら過ごしたこの日に、自分も亡くなれば「母さん、ボクのこと何時も覚えていてくれる」と思ったのでしょうか。 獣医さんがびっくりするくらい頑張ってこの日を選びました。 今年、二月からは兄の祥月命日にもお花をと思ったら「無いー。二十九日が・・。」それに義母の日と近すぎて「そうだ!二十八日に買おう、そうしようね。ジロー」 二十八日の朝、お花代をポケットに入れて散歩に出かけました。 家の近くのおじいちゃん、おばあちゃんからジローは、クッキーを頂き楽しい散歩が始まります。季節の花がきれいに植えられているお宅の前を通り、「おはようございます」「おっ、坊主元気か」と何時もの挨拶をかわすと、おじさまがこの日「この花を持っていらっしゃい」と蘭の花が植わった鉢を下さったのです。 私の為に小分けをして、可愛いつぼみがたくさん付いた鉢植えを作って下さったのです。 鉢植えを抱えてジローと話しながら帰りました。 「わぁ、なんて幸せなんでしょう。義母さんと次郎お兄ちゃんと良ちゃんの祥月命日にと決めた、最初の日に素敵な素敵なお花が・・・・ジローくん良かったね。」 (05-03-10・おおきせいこ)
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