『映画 日本国憲法』をみんながみたら何かが変わるのでは!!少し追加しました。

投稿日時 2005-04-12 04:00:00 | カテゴリ: 反戦・平和


『映画 日本国憲法』をみんながみたら何かが変わるのでは!!
                  大木晴子
11日、明け方と午後に身体に感じる地震がありました。午後の地震の時、ドシンと揺れたとたん寝ていたジローは飛び起きて机の下に入りました。その様子が可笑しくて、でも留守の時に地震が起きたらと何時も心配していたのでその姿を見て少し安心しました。 
 なかのZEROで行われた試写会で『映画 日本国憲法』を観せていただきました。「チョムスキー9.11」や「老人と海」のジャン・ユンカーマン監督の作品です。監督は「戦争は60年前に終わったかもしれない。しかし、人々の戦争体験は生き続けている。戦争の悲劇と、それを忘れない義務は、条約や時間によってケジメがつくものではないし、終わるものでもない。」と・・・。 
 映画は憲法とは、何か誰の為のものか、戦争の放棄を誓った前文や九条について歴史家・ジョン・ダワーさんや社会学者の日高六郎さんなど世界的に著名な十数人の学者、作家、ジャーナリスト、映画監督、運動家の皆さんのインタビューで構成されています。 
 私は、中国の映画監督で作家でもある班忠義さんが話された日本との戦争でたくさんの小さな村々に悲惨な出来事があったことを忘れてはいけない、平須山という村では、3000人が殺され生き残った人は4人だったと聞き、一瞬私は、数年前に訪ねたベトナムのソンミ村を思い出しました。子どもも大人もそう赤ちゃんも殺されたあのあぜ道に立つと何度も写真で見ていた光景が足下に感じられました。下記の吉川勇一さんのサイトで当時の様子がわかる文章を読むことが出来ます。 
http://www.jca.apc.org/~yyoffice/Son%20My/A%20look%20back%20upon%20Son%20My.htm
 この班忠義さんは、「憲法九条はまるで、神が私たち人類に贈ってくれた宝物のようです」と・・・・。 
私は、恥ずかしかった。日本人がこの素晴らしい憲法を替えようとしていることが、みんなが班さんのように思えたら平和に近づくのにと思いました。 
 また、憲法草案作成に携わったベアテ・シロタ・ゴードンさんは、「平和がいちばん、いま世界でいちばん大きい重要な問題ですから、日本がそういう指導者になれば、素晴らしいことになると思います。」と語ります。 
 そして、日高六郎さんは「憲法改正問題を国内問題にしちゃダメですよ。国際問題ですから」ときっぱり言われます。 
「人類は一つなのですから、平和に繋がりあわなければ、アジアの民衆の心を知る。たくさんの人が亡くなった、小さな村、町でどんなことが行われていたのか、あの当時の中国の人の心が痛いほどわかる。」と・・・。 
 兵隊にレイプされた婦人の証言は、胸の痛みと共に画面の中に飛び込み、その手をとって「ごめんなさい」と言いたかった。 
そして、長く辛い歩みをもっと心と身体に感じなければいけないと思いました。 
 観て下さい。『映画 日本国憲法』を、下記のサイトで上映予定をご覧下さい。 
http://www.cine.co.jp/

4月10日に行われた集会「イラク戦争、憲法九条と私たち ーベトナム終戦30年のいまー」の報告は、KY生さんのページをご覧下さい。会へ出られなかった皆さんに講演して下さった鶴見さん、澤地さん、小田さんそして客席からの参加、老人党のなださんが放たれたメッセージが伝わります。他にも映画が大好きなKY生さんの優しさが感じられる素敵な映画評を読むことができます。
http://green.ap.teacup.com/kysei/27.html
私はロビーで講演を聞きながら過ごしていました。

辺野古支援の絵本「ジュゴンの海から」や平和のバンダナを販売しました。
http://www.seiko-jiro.net/modules/news/article.php?storyid=335
 上記のページでご紹介した谷川大輔さんからの平和のTシャツは完売しました。17枚、17000円は辺野古と立川反戦ビラいれ裁判そしてクルド難民支援へ送ります。
 会場には、広島から谷川大輔さんも参加されました。優しい笑顔が素敵な青年でした。
 カンパは、今週「映画人九条の会」・「東京平和映画祭」など絵本とバンダナを持って頑張ります。その後でまとめて送金したいと思います。谷川さんやお求めいただいた皆さんの気持ちと一緒に届けます。
 さぁ、最後になりましたが、9日土曜日の新宿です。
 地上は、何時も古本を売っている人もいなくなって西一さんがぽつりと一人段ボールのハウスに座っていました。
 私は、「平和」の文字を持って立ち始めました。意見広告の大きなポスターも一緒に・・・・。雲さんとKさん三人での意思表示でした。
 6時、地下へ移動して始めます。
 今日の言葉は・・・・。

 言葉の向こうにご住職とNさんが立たれています。
 「ロッカーの絵が変わりましたね。」とご婦人が何時も立たれている前のロッカーの絵が可愛い!!

 Sさんは、一人で立ち、Yさんは、辺野古支援の言葉です。Oさんはレインボー!!

 こちらの柱もレインボーのKさん、今日はフリーマーケットで見つけたTシャツも一緒に意思表示でした。

 隣は、雲さんと辺野古支援で頑張るKさんです。

 「遅くなっちゃった」とTさん、意見広告のポスターを持って立たれました。

 今週も声をかけて下さる方もいて、素敵な意思表示でした。(おおきせいこ)




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