「原爆の図」を見つめる眼(三年目の地下広場)

投稿日時 2006-01-29 21:10:25 | カテゴリ: 反戦・平和



「原爆の図」を見つめる眼(三年目の地下広場)  大木晴子

持って行く荷物を夜中にそっと担いでみました。重い!
軽い材質で制作した「虹」は、B1(728×1030 mm)の大きさ、2セット作りました。
丸木美術館からお借りした「水」「火」は、虹よりサイズは
少し小さいのですが木のパネル張りで出来ています。
どちらも2枚で一つの絵になっています。
その他に資料や丸木ご夫妻の写真やメッセージそして「武力で平和は つくれない」
のジローも連れて行きたくて153センチの私が全部を持つと身体が隠れてしまいそうでした。



幸せなことに三年目をむかえる土曜日、連れ合いが新宿まで車で送ってくれることになりました。
新宿の小田急デパート前で降ろしてもらい何時もの場所まで運びました。重い!!

ビッグイシューを販売する宮川さんの横に着くとAさんがそして
雲さんがいらしてスタンディングが始まりました。
地上では、「虹」の絵を出して意思表示です。説明文は、雲さんの手作りです。
道行く人の視線は、何時もと違う!そう感じました。
隣りで雲さんが「この絵の持っている力、素晴らしい力ですね」と。
私は見つめ続ける眼、その人がどんな記憶を残しているのだろう
この「原爆の図」という絵に・・・・とても興味がわきました。

OさんとKさんが戦争に繋がる基地はいらないとチラシを配り始めました。
丸木美術館への支援チラシも一緒に配っていただきました。
Aさんと持つ「虹」の絵をながい間眼を反らさずに見て行く人たちが
何か生活の中で一歩動きだしてほしいと願いながら立っていました。



6時少し前に、地下へ移動しました。
地下広場では、丸木ご夫妻の写真も一緒に意思表示しました。



雲さんが立つ柱には、「水」の絵をYさんと一緒に・・・
声をかけて下さる方そして「原爆の図」の絵は、多くの人に語りかけていました。
隣りでは、この三年間一緒に立ち続けたKさんが
ご自分のプラカードで立っていました。



私が立つ柱には、Aさんと「虹」のパネルを掲げました。
周りには、ジローや丸木美術館支援のプラカードを置いて賑やかな柱になりました。



「大人たちのモラルハザード 子供達にどう説明しますか」
書き続けたスケッチブックは17冊目、K島さんの今日の言葉です。
この柱には、「火」の絵が意思表示しました。K松さんとTさんが持っています。
「原爆の図」だけでなく広場は何時ものように
KさんがNさんがそしてkiss-meさんがそれぞれの意思表示で立たれています。ムキンポさんはレインボーの旗で朝日さんは、私の丸木美術館支援のプラカードで立たれました。
kiss-meさんは、先日沖縄タイムスに掲載された
「意見広告」を!(フォトアルバムに大きく掲載しました)



「火」のパネルの横には、「私たちに出来ることがあるはず」と
Sさんが平和のバンダナのマフラーをしてスタンディングでした。



もう一枚の「虹」は、先週から立たれている男性やクルド難民支援で頑張る青年、
そしてOさんたちが掲げていました。

今日は、地下広場ではあまり動けなくて写真が撮れませんでした。
掲載している何枚かは、取材にいらした記者さんに頼んで撮っていただきました。
ムキンポさんや朝日さん、コラムに書きたいと取材にいらした「暮らしの手帳」の編集者の方など
いろいろ撮りたかったのですが、残念で後悔しています。
来週2月4日も「原爆の図」3枚の絵をこの広場で見ることができます。
撮影も頑張ろう!!自分の写真が無いのが寂しい!!
みなさん、新宿を通られる予定はありませんか。
ムキンポさんのページや朝日さんのページにも写真が掲載されています。

ムキンポさん
http://www.mkimpo.com/minibbs/kamex/imgboard.cgi

朝日さん
http://d.hatena.ne.jp/amm/

7時無事にスタンディングが終わり連れ合いの車で・・・・。
また、夜中に荷物を全部持って今度は体重計に乗ってみました。
重さの差は、20キロでした。
あらためて、家族の温かい応援を得て過ごせた三年間だったと感謝しました。
(06-01-29・おおきせいこ)

★ 地下広場では、カンパを頂いたり支援のチラシで「送ります」と
言われて持ち帰られたり嬉しい心の繋がりがたくさんありました。
「テレビをみましたよ。頑張ってください。」と声をかけていただいたりもしました。
28日の西口でのカンパは、5850円でした。
この日と2月4日の二日間で集まったカンパは、丸木美術館へ全額お送りします。




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