『虹色の少女』
投稿日時 2006-04-02 14:52:38 | カテゴリ: 反戦・平和
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『虹色の少女』 大木晴子
アメリカでもヨーロッパでも怒りを意思表示する何十万、何百万人もの 人びとがいる。 私たちが住む怒ることが渦巻く国では“何故”人びとは動き出さないのだろうか。 5時から新宿の地上小田急デパート前に立ち「こんなに人はいるのに!」 と行き交い人びとを見て思う。
4月最初の土曜日、この雑踏の中で明るく、可愛い色が眼の前で動き始めた。 双子さんかなぁー。カラフルなセーター「虹色みたいだね」と雲さんも楽しそう。 二人は、携帯を見つめる父親の側で遊んでいた。 誰かを待っている様子・・・勤め帰りの母親と待ち合わせて これから夕食にいくのだろうか。 暫くすると、遊び疲れて「まーだかなぁー」という表情を見せ始めた時、 父親が歩き出しこの虹色の少女たちも人込みの中に消えた。 何時もの人たちで意思表示は、6時まで続き地下広場へ・・・・。
A4の紙16枚分の大きさ、Kさんの意思表示は目立ちます。 読むのに時間がかかるのでシャッターチャンスがあります! K島さんの丁寧な文字で書かれたメッセージも人の目がとまります。 「宇宙開発まで軍事利用です。本当にこれでいいのですか。」
先週に続けて杖を持たれて大先輩のスタンディングです。 久し振りにあったK松さんもとても嬉しいそう、お二人の話は弾んでいました。 自分に出来ることをさり気なくされるお二人の生き方に学ぶことが多いこの時間です。
今日も広場に来てから書いています・・・・Sさんの言葉。 雲さんの人柄がにじみ出る文字が沖縄と繋がります。 Oさんの文字に一瞬、「ぎょ!」眼がとまります・・・ そうあの時のあの人の顔には誰が見ても疑惑が感じられたのでは・・・。 フォトアルバムに大きく掲載したプラカード「立ち退き料まで 払えるか!」を 持って、今週も頑張るkiss-meさん。
べ平連(ベトナムに平和を市民連合)の頃から一緒、 Aさんと「原爆の図」“虹”を持ち立ちました。 写真はムキンポさんにシャッターを押していただきました。 時々自分の写真も記録に残せるのは嬉しいです。
アラビア語とイタリア語の「平和」の文字が虹色の旗で意思表示していました。 虹色は、いつ見ても素敵です。 虹色には、未来に繋げる明るさを感じ取ることが出来ます。 諦めない、ゆっくりでもいいから歩き続ける、年長者のK松さんが言いました。 「とにかく、今は平和を願う者が手を取り合って『憲法9条』を守らなければ」 とそして60年安保の記録映画を見られて 『本当に凄かったね。国会を埋めた若い人たちみんなジグザグデモをして 動き続けていた』と地下広場を無関心に行き交う人びとを見ながら話された。 その横顔が少し寂しそうでした。 虹色のセーターを着た少女たちの未来に平和憲法が輝いていてほしい!! (06-04-02・おおきせいこ)
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