気楽なおしゃべり・・・ずっとしたいなぁー!!(土曜日の新宿)

投稿日時 2006-04-09 00:21:56 | カテゴリ: 反戦・平和



気楽なおしゃべり・・・ずっとしたいなぁー!!(土曜日の新宿)
                            大木晴子
                        

 4月8日の土曜日、ボルガで気楽なおしゃべりを楽しんで
帰宅すると携帯が鳴った。
「先ほどは助かりました。皆さんに親切にして頂いて娘も病院で
注射をして頂き落ち着き、いま家にもどりました。」

 地下広場のスタンディングが終わりに近づいたころから、
広場に泣き声が聞こえていた。
最初は小さな子どもがぐずって泣いているように感じていた。
声は時々止んでまた大声になったり、その時私は初めて少し離れた柱に
座り込んでいる二人の姿を発見した。

通る人も、地下広場にある交番からは眼に入る位置なのに
誰も声をかけていなかった。

何時ものように7時ピッタリに警備員さんが「ご苦労さまです」とやって来た。
私は、福祉のお仕事をしているTさんに「ちよっと声をかけた方が良いのでは」
と相談して二人でその柱に走った。

 若い娘さんが周りを気にせず泣いていた。
身体の大きな娘を抱えて母親は、慣れない人込みで困り果てた顔をしていた。

「何かお手伝いしましょうか。」と声をかけた。
「何処か静かな場所で休ませたい。」と母親は
少し興奮気味の娘を心配そうにみている。
本人も病院で見てもらいたいという意思を持っておられたので救急車を携帯で呼んだ。

具合が悪くなる前に予約を入れたホテルの取り消しを頼まれ
持っていた丸木美術館のニュースに電話番号を書いて渡し、
娘さんの温かい手を握って何時も土曜日の今頃、ここにいるから
また会いましょうねと声をかけて救急車に乗り込んだ二人を見送りました。

 寂しい社会だなぁー。
不器用な生き方しか出来ない人は、この同じ人間がたくさんいる中で
どのように過ごせばいいのだろうか。
新しいスタートをむかえた4月、心細い思いで過ごす人はたくさんいるだろう。
みんなが少し思いやる優しい眼差しですごせたら街の雰囲気も
少し違ってくるのではないだろうか。

みんな、愚痴も言いたい気持ちも沈む土曜日だった。
沖縄の事を考えたら・・・・みんなそんな気持ちになった。

広場は、そんな声でこだましていた。


















一番弱い立場の人たちから苦しみが始まっている。
この日のボルガは、混み合っていた。
どのテーブルも楽しげな語らいがいっぱい。
気楽なおしゃべりは、楽しい!
そんな雰囲気の中で私は思った。

この何でも話し合える楽しい風景がなくなる日が来るなんて・・・・。
私ははっきりとイヤと意思表示しに行こうと決めた。
4月11日(火)にあります!!

共謀罪の新設に反対する市民と表現者の集い

自分に出来ることしていきましょう。
平和を守る戦いは政治活動ではありません。
人間や全てのものの生存を守る、
最も基本的な、権利を守る戦いです。
(06-04-09・おおきせいこ)




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