5月19日 西口報告  文・写真 雲さん!! 

投稿日時 2007-05-22 00:34:31 | カテゴリ: 反戦・平和



5月19日 西口報告    文・写真 ≪雲≫

4時45分、小田急前に立ち始める。



沖縄の辺野古の海に、防衛「省」昇格を誇示しようというのか、
18日早朝から自衛隊が米軍新基地建設の事前調査の支援に現われた。
60年の安保闘争の時でさえ自衛隊の介入は慎重に回避されたというのに…。
安倍政権の戦前回帰の動きは、加速度を増すばかりだ。

遥か遠くながら、緊迫する辺野古を僅かでも支援出来ればと
「自衛隊はジュゴンを殺すのか!」の直截な言葉を持って立った。



間もなくОさんが来られる、やはり持たれる言葉は辺野古のこと。
「今、緊急事態」の赤い文字から強い気持ちが伝わって来る。

笑顔で通り過ぎる若者たちに、今この時も辺野古の海上でカヌーを漕ぎながら
抗議行動をしているだろう同世代の Tさん の、こわばった表情が重なる。

6時、地下広場へ。
大木さんやAさんはべ平連時代からの仲間たちとの会合、
K島さんは親御さんの介護で帰郷されており、Kさんは集会と、
今日は来られない人が重なってしまった。



最初はОさんと二人きりだったが、間もなくNさんが笑顔で到着。
Оさんと並んで立たれる。やはり持たれる言葉は辺野古に関するもの。
「辺野古に軍艦」の短いフレーズが、権力の露骨な動きを生々しく伝えてくる。



そしてシスター、続いてK松さん。



戦争を知っている世代のお二人の姿に何時も励まされる。



久し振りのkiss-meさん。
「大砲で脅すのですか」の言葉が迫って来る。
辺野古で威嚇する掃海母艦「ぶんご」には、機雷を海上で
爆破処理出来るように大砲と機関銃も備えている。



何時も仕事の都合で終了間際になってしまうSさん。
今日は来られない人が多いのを気づかってか、早めに到着。
現場ですらすらと今日の気持ちを書き上げる。
「日本はかつてのイラン、イラクと同じだ!」と、
本質を衝くことばに、はっとさせられる。

九条の温もりに甘んじて来た戦後62年。
今では軍艦が市民運動を威嚇し、軍人の潜水士が市民ダイバーと
対峙する 状況が起こっているというのに、マスコミは何の論評もせず、
事実を短く伝えるばかり。
西口広場を行き交う人たちの表情にも何の変化も見られない。
安倍政権の動き以上に、こうした社会の雰囲気が怖い。

昼間は薄暑といえるような気温だったのに、スタンディングの終る頃には背筋がひんやりとする。
その肌寒さは気温の変化ばかりではないように感じる。

★今週は、絵本「ジュゴンの海から」・絵はがき「ジュゴンの海から」
を描かれた雲さんこと村雲 司さんの報告レポートと写真です。




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