待ったなしの人たち が溢れていることも忘れないでほしい。雲さんのレポート

投稿日時 2009-10-18 21:21:44 | カテゴリ: 反戦・平和


(撮影:Sさん)

待ったなしの人たち が溢れていることも忘れないでほしい。 村雲 司

5時、小田急前に立つ。今年の秋がしっかりとその姿を現わし
たと感じる。
次第に夕暮れが早くなって、流れて行く人たちのシルエットが
濃さを増した。
ふと気になって振り向くと、病気で収容されたホームレスの
おじさんが、また戻って来て駐輪場の隅に座っている。病院を
幾つも移されて、結局居場所がなくなって、一度は故郷の沖縄
へ帰ったが、東京以上に働き口もなく、「またここに帰ってき
た」と寂しげな照れ笑い。さあ、民主党政権。自公政権の後始
末や尻拭いにおおわらわはよく分かるが、待ったなしの人たち
が溢れていることも忘れないでほしい。
今週もMさんプラカードを持って一緒に立たれる。色々あって
ビッグイシューの販売を中断しているMさん。今日はもう新し
い販売員がMさんいた場所に立っている。ここにも待ったなし
の人がいる。
辺野古のチラシを手渡すKさん。「普天間のニュースが多かっ
たせいかな」と何時もは精々50枚位を、今日は80枚も一時
間で配り終えてしまう。基地、ハブ空港、公共工事、アフガン
…。曖昧にして来た諸々の論点がはっきりして、関心も高まっ
て来たように感じる。いいことだ。
6時からの西口広場。米軍基地問題と、民主政権への叱咤と励
まし気持ちがプラカードに連なる。民主主義は大変だ。投票だ
けでこと足れりとは行かない。よいことはよいと支援の声を、
変節には厳しい追及の声を上げ続けなければ、マスコミやら検
察やらの引き摺り下ろし作戦の前に、折角の新しい政治の動き
も迷路にはまってしまう。
腰を痛めたK島さん。コルセットをはめてまで立つ。選挙から
一ヵ月半、今のゴチャゴチャが正念場だとの思いに押されてで
あろう。今年の秋風はひときわ凛としている。
「秋風の吹きぬけゆくや人の中」久保田万太郎       
≪村雲≫

地下広場の写真は、Kさんの撮影です。





(K島さんの写真は、雲さん撮影)





雲さん、Sさん、Kさん、
ありがとう!!
2009年10月17日土曜日の記録が残りました。
忍野 に行けて良かった!!
09-10-19(おおき せいこ)




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