虹色の素敵なプラカード!! 大木晴子
水無月最初の土曜日は、家の近くの喫茶店で初めての写真展 が始まりました。
美味しいコーヒーを飲みながら「可愛い?」と
思っていただき幸せな気分になって「平和がいいなぁ?」・・・と。
お店に置いた三冊のファイルを読んでいただけたらいいなぁ?!!
今日は「原爆の図」“虹”の絵を持って新宿へ向かいました。
地上は、雲さんと二人で虹の絵を持ち意思表示。
6時近くには、Aさんはじめ数名の方が参加されました。
6時、地下へ移動しそれぞれの意思表示が始まります。
加藤千代さんに聞いて初めて広場にいらしたゆーさんは72歳です。
いろいろと話をされて、なかなか立つことが出来ませんでした。
立ち始めた皆さんを見ながら持ってきたプラカードを出し始めました。
私が雲さんの隣りで立たれたらいかがですか・・・とお声をかけると
雲さんがはじめ持っていた「共謀罪」のプラカードの間は、まだ迷っておられました。
雲さんが可愛いジュゴンで意思表示。
ゆーさんは、立ちました!!
きれいな虹色に塗られ、たくさんのメッセージを書かれた素敵な プラカード を
首から下げて凛とした表情で広場に立たれました。
言いたいことがたくさんあって、このプラカードをどんな思いで
書き上げたのだろうと考えると胸が熱くなりました。
戦争を体験した方々がこうして意思表示をしてくださることはほんとうに嬉しいです。
続けてほしいなぁー!!
広場は、あそこにも、ここにも、立ちはじめます。
今日もバスに飛び乗って!「九条実現」の意見広告を・・・。
「共謀罪 廃案に!」Tさんも忙しい時間をやり繰りして立たれています。
男性Tさんは、 浅見裕子さん の写真でスタンディング!
沖縄・辺野古の写真を撮られている浅見さんが入選された写真展 が
東京都美術館(上野公園内)で6月10日(土)まで行われています。
kiss-me さんのプラカード。
隣りの男性は、 集会 のお知らせを!!
ムキンポさん は、模様替えした広告塔に負けない!レインボーの旗。
私が写真を撮っている間“虹”の絵は、「ジョークが言えない世の中でいいのかよ!!」と
若者らしい言葉で立つ青年とAさんが・・・。
AさんとSさんは、同じ意思表示でした。
私はベトナムのソンミ村を思い出していました。
ベトナム戦争の時に大虐殺が行われた地・・・当時の様子を語って下さった
黒い服を着たおばあさんの後ろ姿をあのあぜ道近くを帰って行く
後ろ姿を忘れることが出来ません。
ぜひ、吉川勇一さんのサイトで吉川さんが翻訳された「ソンミを振り返る」 を読んでください。
大きなKさんのプラカードは、眼が止まりますね。
若者もチラシを見ながら読んでいます。
K島さんやシスターのKさんの意思表示。
行き交う人たちと同じ、普通の生活の中から声をあげることの大切さを何時も学びます。
私は今日も丸木美術館へ足を運んでいただけるように“虹”の絵の幼子と
一緒に眼があった人たちにチラシを渡して反戦意思表示・・・。
「原爆の図」の前に立ち、美術館の周りの景色の中に身をおけばきっと
「平和がいいなぁー」と思われるでしょう。
帰りの広場でまた見てしまいました。
この青年に聞くと何も理由を言われずに「鞄を見せなさい」と言われたとのことでした。
青年からは「何も悪いもの持ってないから見せてもいい」と返事が・・。
何かが、間違っているような気がしました。
(06-06-04・おおきせいこ)
さぁ!5月最後の土曜日、広場を通ってください!! 大木晴子
地上では、雲さんに素敵なプラカードをこしらえてもらった宮川さんがビッグイシューを販売しています。雨の西口歩道橋下は、雑誌やティシューを配る若者、捨て犬の里親を探すグループなど賑やかな土曜日でした。
今日のこのページ地下広場は説明を加えません。
さぁ歩いてください。感じてください。いま一番必要なことは・・・
何かなぁーって考えてください。
kiss-me さんのプラカード
A4の紙が16枚!!Kさんのプラカード
Aさんのプラカード
自分の足を撮り忘れました。
5月最後の土曜日は、16名の意思表示でした。
一番最初の私のプラガードは,KY生さん に撮っていただきました。
(06-05-28・おおきせいこ)
自由に語り合うことの大切さを・・広場で!忍野で!! 大木晴子
5月20日土曜日、夕方家を出たときは風と雨が強く大きな荷物を抱えて
新宿へ急ぎました。遅れて地上のスタンディングに加わりました。
雲さんは「共謀罪」、OさんKさんも共謀罪そして基地建設反対を
訴えチチラシを配っていました。
「ビッグイシュー創刊50号」は、販売をされている皆さんの顔で50の文字が
表紙を飾っていました。もちろん、宮川清さんも入っておられます。
この号の特集が素晴らしいのです。慶応義塾大学教員 小熊英二さんが
「人は2000年前から疎外感に苦しめられてきた」という書き出しで
今の若者と社会の繋がりを・・・200円です・・・買って読んでください。
新宿では、西口小田急デパート前で宮川さんが販売しています。
小熊英二さんは、2002年に出版された『〈民主〉と〈愛国〉?戦後日本のナショナリズムと公共性』(新曜社)、
そしてその他にもたくさん著書を出されています。私は 「日本という国」 をお勧めします。
すべての漢字にルビが振ってあり中学生ぐらいからでも読めて、
米軍基地移転経費問題なんかを考える意味で学ぶことが出来ます。
さぁ、6時です。地下広場の意思表示が始まります。
意思表示する言葉は、人それぞれ、広場でその時の思いを書いて立たれる方もおられます。
今日は立つのが無理かなぁーと思われても少しの時間だけどと広場に来られた方は、
私や雲さんやOさんのプラカードを持って立つこともあります。
今日は新しく雲さんが書かれた「非戦」を持って若者が意思表示をしました。
ムキンポさんのサイトへ投稿している遥矢当さんです。
遥矢当さん が連載を書いているサイトです・・・訪ねてください。
優しい心が表情に現れて、素敵な青年でした。
広場には、その後ムキンポさんも立たれて今日は12名のスタンディングになりました。
私は6時30分過ぎに、意思表示を終えてAさんと高速バス乗り場へ向かいました。
新宿から2時間、忍野パーティー の目的地に着き温かい炎を囲み話の輪の中に。
(手前が戸井十月さん、隣りは福生市議の遠藤洋一さんです)
1983年、バイクで北米大陸を縦横断してから、20数年間で訪れた国は50数ヶ国
という 戸井十月さん の話に笑いが絶えない楽しい時間でした。
十月さんのお仕事でNHKで放送されたドキュメンタリ『生き抜く・小野田寛郎』は
とても記憶に残る素晴らしい作品です。
夜も更けた頃、ボリビアのカーニバルを撮った映像を見せていただきました。
美しい風景、衣装そして奏でるリズムに疲れていた心と身体に
温かい血が駆け巡っていました。
信じあえる仲間たちと考えていることを話し合えることの素晴らしさを大切に
しなければいけないという思いを新鮮に感じたのはこのところ
「共謀罪、共謀罪」と過ごしていたからだと思います。
吉川勇一さんも元気に参加されていました。
豊崎博光さんの「マーシャル諸島 核の世紀」<1914-2004>上・下巻などを
出版している日本図書センターから「平和人物大事典」が出るそうです。
吉川さんは、市民運動で抜けている人がたくさんいたので加えるよう
提案をされたそうです。その中に私もいると言われてビックリしました。
掲載されることになったらどんなふうに紹介をして頂けるのか楽しみに待ちたいと思います。
私も載せて頂けるといえば、6月2日発売(7月号)、クレヨンハウス の
『月刊クーヨンCooyon』 に丁寧な掲載記事を書いていただくことになりました。
昔幼子と過ごしていた者として子育て中の親御さんと向き合うことが
できて幸せに思っています。
何時も背筋を伸ばし自分流に歩んでおられる落合恵子さんにも
「継続は力なり」と学ばせていただいています。
また一つ繋がって勇気をいただきました。
「今日の朝日、私の視点の記事、西口でも良かったと言っていましたよ」と
吉岡忍さんに伝えると嬉しいそうでした。
吉岡さんが書かれた 「ある漂流者のはなし」 (ちくまプリマ?新書)の
武智三繁さんを取材した時のお話を聞かせていただきました。
生きること、生かされることの意味を考えるときをもらいました。
まだ読んでいなかった私は帰りに 「奇跡を起こした村のはなし」
(ちくまプリマー新書)と一緒に求めました。
読み終わりましたら紹介コーナーへ掲載します。
忍野の夜が更けて、一人またひとりと休まれて最後は、火の番をしながら三人で語り、
空の色の変わっていくその変化に「良いなぁー」と思いながら小鳥のさえずり、
ムササビが出てきたときの感動、炎の色の美しさと温かさに感謝して
忍野パーティーは終りました。
富士山がくっきりと見えて、花も樹々も美しい忍野でした。
出来立ての絵はがき 「ジュゴンの海から」 西口とこの忍野パーティーで買っていただきました。
(06-05-21・おおきせいこ)
「原爆の図」の丸木美術館へ・・ボクも行ったよ! 大木ジロー
2006年5月16日の朝、ボクは早起きをした。
大好きな車に乗って出かけるから!
埼玉県にある丸木美術館に着くまで父さんと母さんはたくさん話をしていた。
父さんがお世話になった朝日新聞の編集者のTさんは、美術館が出来た頃に
「アサヒグラフ」に記事を書かれてその話を聞いた父さんは、その事が心に
ずっと残っていて何時か訪ねたいと思っていたそうです。
きっと、何度も訪ねることになって天国のTさん喜んでいるね。
丸木美術館にそのアサヒグラフがありました。
Tさんが書いた記事の号やその前に出た広島に初めて「原爆の図」を
意思表示された記事のアサヒグラフも保存されていました。
掲載されている写真は、父さんが若い頃いろいろ学ばせて頂いたカメラマンの
方々で、母さんと懐かしそうに話をしていました。
父さんが撮影をしている間に、母さんとお散歩をしました。
土の道を歩いて,歩いて行くと青々とした樹々の垣根の家がたくさんあって
とても気持ちが良い所です。
垣根から首を出した友達がいました。
ボクと名前が同じ、ジローくん!嬉しくて写真を撮らせてもらいました。
ボクがいた二日間とも団体の見学者がありました。
最初の日は、中学生の団体でした。先生も生徒さんたちも風のように早く
見てあっと言う間に帰っていきました。
母さんは、少し怒って「勿体ない!」と言うと父さんは、
「その中で一人でも心に何かを感じてまた訪ねてくれるかもしれないよ」
と言いました。ボクも母さんもそう思い、願うことにしました。
二日目は、養護学校の生徒さんたちでした。
優しい先生方に引率されて、 学芸員の岡村さん から
やさしく丁寧な説明を受けて見学をしていました。
母さんはみんなと「おはようございます」と挨拶をしてとても嬉しそうでした。
ボクは、一日目は車の中で待っていました。
窓からストロボの光が「ピッカ」と光って「ピッピッピ」と音が聞こえてきた。
「父さん、頑張っている」と思って待っていたよ。
次の日は、またジロー君に会って散歩が終ると「車の中は、暑いから外がいいわね」
と母さんが言って事務所の横に置いてもらいました。
一度も大きな声でなかないで、待っていたよ!!
だって、父さん頑張っていたから!!
父さんは、母さんが借りた「虹」のポジを見た時にもう時間が経って弱ってきたから
「取り直してあげたいなぁー」と言ったの・・・そしてその気持ちが現実になって・・・・・
「原爆の図」と向き合い、とっても幸せな時間を与えられたと感謝していました。
「感激!!」と母さんが言った。
父さんも嬉しそうだった。
それぞれに言葉を添えて素敵なお昼のお弁当をこしらえて下ったのは、
丸木美術館の理事をされているイラストレーターの万年山えつ子さんです。
「美味しいね、嬉しい!!」二人は、美味しそうに食べていました。
ボクも欲しかったけど、あんまり母さんが幸せそうだから今日は見ていた。
帰りに川の側で遊んでもらった。ボク、楽しかった。
丸木美術館にまた来たい!!
また来る夢をみよう!!(06-05-18・大木ジロー)
男がナイフで女性を脅した・・・そんな事件が新宿で? 大木晴子
東京は一日雨・・・雲さんは風邪がまだ治らなくてお休みでした。
5時に地上で立ち始めました。何時もの場所には十数人の人たちが
今まで何か訴えていたのでしょうかプラカードなどが袋から見えていました。
私が何枚かのプラカードを出して立ち始めても目を留めるでもなく
場所を譲るでもなく無関心な態度に少し寂しさを感じているとビッグイシューを
販売している宮川さんが今日一日の出来事を話して下さいました。
今日は、朝から雨の為この歩道橋の下では医療関係の人たちの署名活動や
先に書いた人たちの 「自殺対策の推進に3万人署名」 が行われて、
報道関係者も来て賑やかな往来だったそうです。
宮川さんは、雑誌が売れなくて困った顔をされていましたが
それ以上に寂しい思いをされたそうです。
医療関係の署名活動では、年配の方が「暫く、ご迷惑をおかけします。」と
声をかけて下さったそうです。
でも、私も同じ気を感じたこの大勢の皆さんからは、一言も無く
一日、宮川さんが隠れてしまうような状態だったことには私も腹がたちました。
少し場所を移動するとか譲り合う気持ちが活動の広がりを作ってくのではないでしょうか。
みんな、頑張っているのですからお互いの行為を認めあって優しく生きていきたいものです。
今日の地上は、Oさんと二人でした。
チラシを配るOさんに何かあってはとかなり緊張して立っていました。
胸にはICレコーダーを入れて!!
6時数分前、先々週に警官に囲まれた男性が・・・Oさんも一緒に地下へ移動しました。
広場に着くと千葉の方で「九条の会」を作られて今度最寄りの駅で意思表示が
したいので見学にと訪ねて下さった男性と立ち始めました。
この方は、「週刊金曜日」や「明日も晴れ」のページを見て訪ねて下さったとのことでした。
また一つ同じ思いの人たちが頑張っていると感じることが出来て嬉しいです。
今日の広場は、何時もと違い「えっ!何してるの!!」と思ってしまう光景があちらこちらに・・・・。
若者が大勢行き交う人込みの中で身体を触られ、荷物の中を探られて
それが当然の行為とばかりに職務を遂行する警察官、何も抗議しないおとなしい若者、
この光景はやっぱり変です・・・とても怖いと感じました。
若者のプライバシーを考えてあげないのかなぁー。
自分の荷物の中を簡単に調べさすということの意味を考えたりしないのかなぁー。
これじゃ「共謀罪」知らないね!!学ぼうよ!平和に生きる為の権利を!!
解放された若者を追いかけて「何て言われて荷物を見せたの」と聞くと
「事件があって、男がナイフで女性を脅したとかで危ないものを持っていないか」
と声をかけられたそうです。
広場での様子から本当かなぁーと思ってしまいます。
もしそれが本当なら真剣さを感じると思うし、声をかけているのは私たちの柱の周りだけ、
スタンディングの時間が終る頃には警察官は、一人もいませんでした。これって,何だろう!!
一人、二人と意思表示が増えて、心の叫びが立ち始めます。
ゆっくりと見ていかれる方、
声をかけて下さる方、
目を留めて心に記憶していかれる方、
目が「私も同じ思い」と応えて下さる方
ここは、活きた人の言葉が飛び交う広場です。
サイトで写真で意思表示されている ムキンポさん のアラビア文字
「平和」が明るく輝いています。
「イランへの核攻撃 反対!」と書いたSさん、Aさんは雲さんが書かれた
辺野古支援の可愛いジュゴンで意思表示でした。
お元気なお二人!!
雲さんの文字「非戦」が力強く、揺るぎないシスターの思いを表現しています。
時間になると土曜日は、バスに飛び乗っていると言われるK松さんは、
憲法九条と教育基本法の改悪反対と訴えておられます。
今週もカメラマンの 山本英夫さん もスタンディング!!
私も記録に残ることが出来ました。
(06-05-14・おおきせいこ)