広場は活き続ける・・悠々と。(4年目が始まった!)大木晴子
2003年の2月1日土曜日から始まった意思表示は、
2006年2月4日4年目がスタートしました。
先週に続いて丸木美術館の「原爆の図」「水」・「火」
そして「虹」の絵が行き交う人の心をとらえていました。
5時前から始まった地上でのスタンディングは、
Aさんと「虹」の絵を持ち立ちました。
東京は、今年一番の寒さです。
6時、地下広場には、「火」「水」「虹」の絵が
太い柱の前で語り始めました。
何時ものプラカードでは、あまり受けることのない視線を
立たれた皆さんが感じられたようです。
丸木ご夫妻が描かれたこの「原爆の図」の素晴らしさを
先週に続き肌で感じることができました。
美術館の大きな大きな絵の前に立たれたらその感動は
言葉では言い表すことが出来ないほどです。
どうぞ機会をつくり埼玉の丸木美術館へ足をお運びください。
http://www.aya.or.jp/~marukimsn/index.htm
美術館では、2月21日(火)から3月24日(金)まで
「世界の核被害 豊崎博光写真展」が行われます。
http://www.aya.or.jp/~marukimsn/kikaku/2005/toyo.htm
豊崎博光さんは、「本・DVD・CD?いろいろ紹介コーナー」でご紹介した
「マーシャル諸島 核の世紀」<1914-2004>上・下巻を
出版されたとても穏やかで素敵な方です。
3月11日(土)午後2時からは、トークの時間もあります。
池袋から約一時間です・・・・出かけましょう!!
http://www.seiko-jiro.net/modules/news/article.php?storyid=361
今日は「本・DVD・CD?いろいろ紹介コーナー」に掲載いたしました
「ある造船労働者の遺言」アスベスト被害根絶のために
のDVDを作られたカメラマンの今井 明さんそして辺野古の写真を
撮られている山本英夫さんも撮影にいらしていました。
Kさんはプラカード、帽子に付けている「殺すな」バッジ、揺るがない態度で意思表示です。
Aさんは、雲さんが拵えた『「原爆の図」は世界の遺産』を胸に下げて立たれていました。
加藤千代さんが締め切りのお仕事を抱えて忙しいなか可愛いチューリップの花束と
温かいホカロンを持って広場へ・・・・。
千代さんの優しい手でもまれたホカロンがスタンディングしている皆さんに・・・
冷えた手の平に握るひと、ポケットに入れたり腰を温めたり
この温もりで表情まで明るくなったように感じました。
今日は、ベトナム戦争反対運動の頃に知り合った古い友人、
ニューヨークのおばぁたちのことを知らせて下さった山田佐世子さん
そして港九条の会Sさんは、始めて立たれました。
写真に写りませんでしたが、レインボーのKさんが帽子に付けた
ピースマークがキラキラ回りながら輝いていました。
元気な明るいkiss-me さんも立たれました。
写真を撮っている人たちも含めると20人ぐらいになりました。
声をかけて下さる方も多く若い青年から500円のカンパをいただきました。
先週のカンパと合わせて7750円は、返却する絵と一緒に丸木美術館へ届けます。
我が家のジローも「武力で平和は つくれない」とプラカードで意思表示、
父さんの向けるカメラに視線を送っていました。
(06-02-05・おおきせいこ)
「原爆の図」を見つめる眼(三年目の地下広場) 大木晴子
持って行く荷物を夜中にそっと担いでみました。重い!
軽い材質で制作した「虹」は、B1(728×1030 mm)の大きさ、2セット作りました。
丸木美術館からお借りした「水」「火」は、虹よりサイズは
少し小さいのですが木のパネル張りで出来ています。
どちらも2枚で一つの絵になっています。
その他に資料や丸木ご夫妻の写真やメッセージそして「武力で平和は つくれない」
のジローも連れて行きたくて153センチの私が全部を持つと身体が隠れてしまいそうでした。
幸せなことに三年目をむかえる土曜日、連れ合いが新宿まで車で送ってくれることになりました。
新宿の小田急デパート前で降ろしてもらい何時もの場所まで運びました。重い!!
ビッグイシューを販売する宮川さんの横に着くとAさんがそして
雲さんがいらしてスタンディングが始まりました。
地上では、「虹」の絵を出して意思表示です。説明文は、雲さんの手作りです。
道行く人の視線は、何時もと違う!そう感じました。
隣りで雲さんが「この絵の持っている力、素晴らしい力ですね」と。
私は見つめ続ける眼、その人がどんな記憶を残しているのだろう
この「原爆の図」という絵に・・・・とても興味がわきました。
OさんとKさんが戦争に繋がる基地はいらないとチラシを配り始めました。
丸木美術館への支援チラシも一緒に配っていただきました。
Aさんと持つ「虹」の絵をながい間眼を反らさずに見て行く人たちが
何か生活の中で一歩動きだしてほしいと願いながら立っていました。
6時少し前に、地下へ移動しました。
地下広場では、丸木ご夫妻の写真も一緒に意思表示しました。
雲さんが立つ柱には、「水」の絵をYさんと一緒に・・・
声をかけて下さる方そして「原爆の図」の絵は、多くの人に語りかけていました。
隣りでは、この三年間一緒に立ち続けたKさんが
ご自分のプラカードで立っていました。
私が立つ柱には、Aさんと「虹」のパネルを掲げました。
周りには、ジローや丸木美術館支援のプラカードを置いて賑やかな柱になりました。
「大人たちのモラルハザード 子供達にどう説明しますか」
書き続けたスケッチブックは17冊目、K島さんの今日の言葉です。
この柱には、「火」の絵が意思表示しました。K松さんとTさんが持っています。
「原爆の図」だけでなく広場は何時ものように
KさんがNさんがそしてkiss-meさんがそれぞれの意思表示で立たれています。ムキンポさんはレインボーの旗で朝日さんは、私の丸木美術館支援のプラカードで立たれました。
kiss-meさんは、先日沖縄タイムスに掲載された
「意見広告」を!(フォトアルバムに大きく掲載しました)
「火」のパネルの横には、「私たちに出来ることがあるはず」と
Sさんが平和のバンダナのマフラーをしてスタンディングでした。
もう一枚の「虹」は、先週から立たれている男性やクルド難民支援で頑張る青年、
そしてOさんたちが掲げていました。
今日は、地下広場ではあまり動けなくて写真が撮れませんでした。
掲載している何枚かは、取材にいらした記者さんに頼んで撮っていただきました。
ムキンポさんや朝日さん、コラムに書きたいと取材にいらした「暮らしの手帳」の編集者の方など
いろいろ撮りたかったのですが、残念で後悔しています。
来週2月4日も「原爆の図」3枚の絵をこの広場で見ることができます。
撮影も頑張ろう!!自分の写真が無いのが寂しい!!
みなさん、新宿を通られる予定はありませんか。
ムキンポさんのページや朝日さんのページにも写真が掲載されています。
ムキンポさん
http://www.mkimpo.com/minibbs/kamex/imgboard.cgi
朝日さん
http://d.hatena.ne.jp/amm/
7時無事にスタンディングが終わり連れ合いの車で・・・・。
また、夜中に荷物を全部持って今度は体重計に乗ってみました。
重さの差は、20キロでした。
あらためて、家族の温かい応援を得て過ごせた三年間だったと感謝しました。
(06-01-29・おおきせいこ)
★ 地下広場では、カンパを頂いたり支援のチラシで「送ります」と
言われて持ち帰られたり嬉しい心の繋がりがたくさんありました。
「テレビをみましたよ。頑張ってください。」と声をかけていただいたりもしました。
28日の西口でのカンパは、5850円でした。
この日と2月4日の二日間で集まったカンパは、丸木美術館へ全額お送りします。
次の土曜日で三年! 大木晴子
1月21日の朝、東京は銀世界・・・我が家の犬も喜び、あちらこちらで
子どもたちが嬉しそうに“かまくら”や“雪だるま”を作る姿が見られました。
新しい反安保行動をつくる実行委員会が主催する
「東京からの派兵を許すな! 1・21防衛庁抗議行動」
集合場所の外濠公園にも中学生がはしゃぎ、
楽しそうに雪だるまを作る子どもたちもいました。
1月末から2月にかけて500人もの隊員が練馬北町に司令部を置く
陸上自衛隊第一師団からイラクに派兵されます。
私たちは「自衛隊はイラクへ行くな!殺すな!殺されるな!」・・・と。
防衛庁前では抗議文を読み、また静岡など各地からの抗議の声も一緒に手渡たしました。
「しっかり、読んでください」と念を押す声も聞こえました。
抗議文を読み上げている間、デモ参加者はプラカード掲げ通る車に意思表示を続けていました。
雪が降り続く中、デモ参加者は50人弱、でも何と私服の方々はそれ以上の人数でした。
遠くからフラッシュをたいて撮っています。撮れるかなぁー!
冷えた身体に温かいお蕎麦で元気になって地上での意思表示が5時過ぎに始まりました。
「戦争をしない勇気を!平和をつくる根気を!」
雲さんの新しいプラカードの言葉に励まされて寒さに負けず立ち続けました。
6時、広場に降りると同じ年ぐらいの男性に声をかけられました。
「テレビを見て、自分も意思表示を、何時も祈っているのです」と言われて
「憲法九条は 神・仏の御心なり」と書かれたプラカードを持たれて立ち始めました。
憲法九条を守りたいという気持ちはみんな同じです。
その一点で繋がることが出来たら平和へ近づく道は開かれるのではないでしょうか。
今日は、ほんとうに寒い日でした。
指の先がジンジンして時々片手をマフラーの中で温めたりしていると、
「温かいお茶を」と皆さんに配って下さった通行人の方が・・・感謝です!!
雪が降る中、7時意思表示が終わり私はSさんと浜松町へ急ぎました。
先週、宮川さんから「ビッグイシュー・東京2周年記念パーティー」のお誘いを受けました。
意思表示と時間が重なっていましたが、宮川さんがカラオケで「旅姿三人男」を
歌いたいと嬉しそうに話されるのを聞いて伺おうと思いました。
会場に着くと宮川さんは、私たちを待っていてくださったようにカラオケの申し込みをされて歌いました。
渋い声が歌にあい素敵でした。
途中で転んだりしましたが、来て良かったと温かい気持ちになって帰宅しました。
2003年2月1日に始めた新宿西口地下広場での意思表示は、
1月28日(土)で丁度三年目になります。
初めから一緒のKさんは、地上でもチラシを配り
「戦争に繋がる基地建設反対」を力強く訴えています。
この三年間広場から平和に繋がるレインボーの旗・平和のバンダナ・
平和のバッジ・絵本「ジュゴンの海から」・リバーベンドの本などが誕生しました。
また茅ヶ崎のスタンディング(リンク集に掲載)も始まりました。
そして西口の意思表示が励みになっていると嬉しい連絡も届いています。
最近も姫路の方から意見広告へ寄せられたメッセージの中に・・・
「2004年6月より毎月第3日曜に駅前で「平和街角興行」というのをやっています。
数名の仲間と共にイラクの写真を展示し、歌や詩の朗読、かわら版やチラシを配ったりしています。
新宿西口でのピースアピール、励みになります。」・・・・と。
http://www.ikenkoukoku.jp/
三年目の28日、四年目に入る2月4日は、地下広場に丸木美術館「原爆の図」の
「火」「水」そして「虹」の絵(パネル)を持って意思表示をしたいと思います。
パネルの絵は小さいものですが、きっとご覧になられたら実物の作品を見に美術館へ・・・・。
平和に繋げていく為に残さなければいけないものの一つにこの「原爆の図」があります。
ぜひ、ご覧になってください。(06-01-23・おおきせいこ)
新宿西口地下広場の真ん中で・・・・親子が足を止めた!
そして・・・若者がバッグの中身を・・・・・。 大木晴子
東京は久し振りの雨です。
乾いた土が色を変え、樹々が何となく元気に見えるそんな土曜日になりました。
6時から始まった地下広場、立って直ぐに通り過ぎるご婦人から優しい会釈をいただきました。
気持ちの良いスタートです。
暫くすると向側の柱でスタンディングしているOさん、K松さんそして
http://www.seiko-jiro.net/modules/news/article.php?storyid=385
(「特報首都圏」の放映を見て参加した青年です。)
このページに書いた青年が自分のプラカード
「一度きりの命だから しあわせに生きたい 平和に暮したい」
を持って立っている前を小学校5?6年生の男の子と母親が足を止めました。
私の場所からは、何を話しているかはわかりませんがOさんたちの
プラカードを読んで説明をしているようです。
その様子を見ているOさんたちの表情が柔和に見えて何とも心地の良い時間でした。
写真を見てお分かりだと思いますが立ち止まっている間に何人も行き交っています。
素敵な親子に見えました。
私の横を通って帰られる二人に「ゆっくりと見て下さってありがとう」と声をかけました。
爽やかな笑顔が返ってきました。ここでの記憶、あの少年の中でどんなかたちで残るのだろうか。
そんなことを考えながら眼が広場の真ん中で迷彩服を着た青年と警察官にとまりました。
警察官は、若者の持っているバッグを開けさせて中を検査し始めました。
広場の真ん中で!たくさんの人の前で!!
若者も人前での検査に照れ笑いなのだろう「しょうがねえなぁー」と言った感じに見えました。
この青年も私の横を通ったので「何を聞かれたの」「どうしてバッグを見せていたの」と聞いてみました。
すると「この中にナイフが入っているみたいだから」と言われて見せたそうです。
この時も若者は、「これはおかしいこと」と腹をたてている様子もなく私には、信じられない光景でした。
広場に響いた人びとの声
「自衛隊は 戦場より 災害救助が 感謝されます」
K島さんの言葉は毎日届く雪との戦いのニュースに「そうだ!そうだ!」とうなずきます。
雲さんは、阿波根昌鴻さんの言葉「基地を持つ国は 基地で亡びる」
http://homepage3.nifty.com/ayasegawa/book-f/ieitoionoo.html
(阿波根昌鴻さんのことを書かれた文章です。)
レインボーのKさん、今日は帽子がピカピカ光っていました。
写真でお見せ出来ないのが残念ですが、鳩の足を象ったピースマークの周りが光ってとてもきれいでした。
夜のデモなどにつけると素敵な感じでした。
今日の広場には、辺野古から届いたメッセージがOさんの手で掲げられていました。「辺野古アクション」です。
詳しくは下記のサイトをご覧下さい。一枚、西口の意思表示も写真が掲載されています。
http://www.geocities.jp/henoko_action/
(「辺野古アクション」申し込みサイトです。)
最後になりましたが、地上でもプラカードでの意思表示やOさん、Kさんが基地建設反対のチラシを配りました。
そして、今日は大阪から橘 安純(野宿生活パフォーマー)さんが立たれました。
迫力のある声で、反戦アンデパンダン詩集を読まれました。
http://ikiteikite.exblog.jp/
(橘 安純さんのサイトです。)
橘さんと入れ違いに大阪にいらしたムキンポさんと地下広場で再会、そのムキンポさんが写して下さった写真を彼のサイトから頂きました。
(06-01-14・おおきせいこ)
「争いより キスがすき・NO WAR」 大木晴子
せり、なずな、ごぎょう、はこべ、ほとけのざ、すずな、すずしろ
春の七草の日、2006年元気に意思表示が始まりました。
5時に小田急前地上に着くとAさんが一人で立ち始めていました。
今日は雲さんが来られないとメイルを頂いていたので
ジローの写真を一枚多く持ってきました。
Kさんが来られ、何時も一緒に辺野古の美しい海の写真を広げ
チラシを配っているOさんは、今日はお休みでした。
少し寂しい三人とジローの意思表示になりました。
6時、地下広場へここも風が通り抜けるので寒さは同じです。
「自国民を守れない 日米地位協定でいいのですか」
毎回言葉を替えて立たれるK島さんの新しい年のスタートの言葉です。
八王子、横須賀など次々と起こる事件に何度この言葉を・・・・。
「あれ!雲さん」何時もの柱にKさんと並んでいました。
「来られて良かった」と雲さんは嬉しいそうでした。
今日は、「イラク戦争に反対するおばぁたちVigil?平和を守る番人たちの意思表示」
の中で書かせていただいた山田佐世子さんが初めて立たれました。
http://www.seiko-jiro.net/modules/news/article.php?storyid=386
ニューヨークの皆さんのページです。/Grandmothers for Peace /
http://www.grandmothersforpeace.org/directory/chapters/us-ny-new.york.city/
山田さんは、数日後にニューヨークへ発つ友人に
昨年NHKで放映された「特報首都圏」のDVDと
今日の広場の様子をニューヨークで意思表示をしている
皆さんに届けてもらうために写真を撮られたり、
またおばぁたちのチラシを訳したYさんや
kiss-me さんと話されたりとても楽しそうでした。
山田さんは、ページのYさんの訳が素晴らしいと言葉が伝わると
褒めておられました。まだ読まれていない方は訪ねてくださいね。
AさんとK松さんそして何時も元気なNさんは、意見広告「九条実現」
を持ってスタンディングでした。
今日は「頑張ってね」と声をかけられてAさんもK松さんも嬉しそうでした。
今年も明るく頑張るぞ!!と思えました。
「遅くなっちゃった」と走りながら立たれたSさんでした。
今日も言葉が替わりました。
「あれ!替わった」と一度通り過ぎた方が戻って
見て下さったと嬉しそうに話してくれました。
ムキンポさんは、アラビア文字のレインボー旗です。
山田さんがきれいな旗と言われて何枚も写真を撮られていました。
「今日は、可愛いのを持って来たの!!」
と立たれる前に見せてくださったウサギさんです。
下の取っ手を回すと二羽のウサギがキスをします!!
千代さんは、立っている間、回していました。
「争いより キスがすき・NO WAR」(06-01-07・おおきせいこ)