素敵な会の報告 大木晴子
05年3月26日に行われた『表現者はリレーする 声をあげよう女たち いま、語り、描き、写し、歌い、舞うとき…』は素敵な会でした!!その報告ページです。
司会は無し、出演者のひとりひとりが自己紹介をしながら思いを表現していきます。
会場が暗くなり、スクリーンにパレスチナの子どもの映像が映し出されました。最初の表現者は、ジャーナリストの古居みずえさんです。
パレスチナで撮ってきたビデオで子どもたちがどんな日常を送っているかを見せていただきました。
争いのない世界にと願わずにはいられませんでした。
2番目は歌手の矢口周美さん、オートハープを持って登場です。
矢口さんが歌われた「死んだ男の残したものは」は、私もよく歌います。
続いては、渡辺一枝さんが語ります。
今は春。
コブシが咲き、沈丁花は香り、
じきに桜も咲くだろう。
卒業する子、入学する子、
巣立ちの時、門出の時の、今は春。
けれども私たちは、今その子らに
「希望」をかたれるだろうか。
「明るい未来がある」と言ってやれるだろうか。
こんなに光がまぶしい春なのに
不安と、憤りと、悲しみが心を満たす。
私は私らしくお茶目を言ったり
笑ったり、歌ったりして暮らしたい。
子どもたちに、希望を語りたい。
だから、
だから、私は言う。
「戦争はいや、
二度と戦争への道は歩かない」
一枝さんは、いつも持って歩くステッカーを貼ったバッグを見せて、自分が出来る表現方法で思いを伝えていきましょうと、そして同じ思いの人たちでつながりあいましょうと、この会の主旨を話されました。
次は弁護士の猿田佐世さん(写真右側から)、ソプラノ歌手の近藤日佐子さん、この会の事務局の和田隆子さんの3人が一緒に舞台に上がりました。「憲法」で、運動をしている方たちです。これまで同じ場で一緒にという機会がなかった3人が語ります。
猿田さんは「憲法行脚の会」で頑張る弁護士さんです。
近藤さんは「9条連」、生かそう憲法9条の精神で・・・。
和田さんは「第9条の会・オーバー東京」です。アメリカ人のチャールズ・オーバービーさんが提唱して進めているアメリカの憲法にもこの9条を、に連帯して、守ろう日本の憲法9条で活動しています。
「憲法」改悪させない、の思いを共にお互いに連絡取り合い活動していきましょうと3人で再確認の意思表示でした。
歌手の近藤さんがアカペラで「あかいとりことり」と韓国の童謡を歌われました。
画家の小野絵里さんは、作品の油絵を大きな画面でスライドで写して「命」に寄せる思いを語りました。
続いて小林カツ代さんの登場です。
地球の裏側のカナリア諸島(スペイン)に広島長崎広場があり、そこに日本国憲法第9条のスペイン語訳が陶器板に記されている碑を見に行った時の話を、巧みな話術でみんなを笑わせながら話してくれました。
兵器をつくるお金を食べ物に換算したら…と例えて、兵器にできることは人を殺すことだけ。食べ物は人を喜ばせ幸せにさせる。北朝鮮を経済制裁なんてしないで、食糧援助したらいいと笑わせながらとっても説得力ある内容でした。
続いては、小林カツ代さんのお友達、吉岡しげ美さんの歌になりました。
ピアノの弾き語りで与謝野晶子の「君死に給うことなかれ」。
とても、胸に迫るうたでした。あらためて言葉を噛み締めました。
吉岡さんは女性詩人の詩に曲をつけて歌っていますが、「与謝野晶子がこの詩をつくって100年、今も世界には『君死に給うことなかれ』といって泣きながら夫や息子を送り出す女性たちがいる。この詩が過去のものになる日はいつ来るだろう。早く来て欲しい」と語られました。
舞台のピアノが片付けられるとそこに若者が表現者で登場でした。
福永 彩さんんのダンスです。流れるような躍動感で思いを伝えてくれました。踊り終えて「おばあちゃんの腕には戦争で受けた、傷跡がある」と話し、おばあちゃんへの思いをこめて踊られたことがわかり温かい風が会場に満ちあふれました。
着物姿で現れたのは、染織工芸家の木村民世さん、友禅染めの作家。
それまで着物地にばかり染めていたけれど、イラク戦争が始まってからは、イラクの人たちへ寄せる思いを自分の仕事で表現できないかと考えるようになったが自信はなかった。友人に「囚われのファルージャ」という本を貰って読むうち、やはり作品にしようと取り組んだ。個展を見に来たドイツ人が「ベリーグッド」と言ってくれ、若い青年が「写真や文章ではない伝わり方から感銘を受けた」と言ってくれ、さらに作品をデジタルカメラで写してファルージャに送ってくれた人がいた。そして思いがけずファルージャから「自分たちを忘れずにいてくれる人がいると、勇気を与えられた。ありがとう」と手紙が届いたそうです。この日は、この会の為に染められた二点の作品を見せていただきました。
映画『軍隊をすてた国』をつくった映画監督の山本洋子さんは、コスタリカの話しを・・・。
渡辺一枝さんは、出されている通信の中で「「平和憲法」を持つコスタリカには、私もとても関心があります。いつかこの映画の上映会も開きたいと思っています。」と書かれていました。
この会の〆はこの方、横井久美子さんです。
「みなさん、ちょっと伸びをしてください」・・・・したところで「あくびのうた」で素敵な時間が始まります。
続いて、「花が好き、歌が好き、人が好き」みんなで一緒に歌います。
最後はみんなで「どこかで春が」を歌って終わりました。
今回もとっても、素敵な温かい会でした。
個が活きて皆と交わる。
様々な立場の人が同じ思いで繋がることが出来る。
平和への歩みが「一歩」と感じながら新宿へ向かいました。
そう、この日は、土曜日だったのです。(おおきせいこ)
一回目報告ページ
http://www.seiko-jiro.net/modules/news/article.php?storyid=123
二回目報告ページ
http://www.seiko-jiro.net/modules/news/article.php?storyid=259
28日、エルダル・ドーガンさんに面会してきました。大木晴子
28日は、目覚ましを3つかけて、少し緊張した朝をむかえました。品川の入管に先日収容されたエルダル・ドーガンさんに面会に行く為です。雨の中、早朝のジローの散歩で半分眠っていた身体が目覚めKちゃん、Sさんと待ち合わせた品川駅へ少し早めに出かけました。駅近くの郵便局を探して、辺野古と立川へのカンパを振込み、まよなかしんやさんに「地下広場」のビデオを送り待ち合わせ場所へ急ぎました。
品川駅からバス(品川入国管理局前下車)で15分ぐらいの所にある品川入国管理局のビル一階に面会をする為の手続きコーナーがあります。先ずは、受付の番号札を取ります。午前の受付は11時までです。Kちゃんと「早めに来て良かったね」と胸をなで下ろしました。実はKちゃんが少し遠くから来るので11頃で良いかなぁーとメイルが来たのです。私が「頑張って、早起きして!!」と頼み10時の待ち合わせになりました。だからセーフでした。
ここは、全体に案内が不親切で、11時に番号札を終わりにする時も日本語での案内しかしなかったので札を取ってない外国人が数名いました。私は、壁に絵で順番にしなければいけないことを表示してあげたら良いのにと思いました。誰か一人銀行などにいる親切な案内人がいればどんなにか喜ばれることでしょうと感じました。
差し入れる品物の制限もあります。食べ物は駄目でした。同じ一階にある売店で下着や靴下買いました。これは、愛知のSさんのカンパがまだ一万円残っていましたので3520円を使わせて頂きました。その他に私が撮ったドーガンさんさんの家族の写真A4の大きさに伸ばして6枚とドーガンさんのことを書いたニュースを印刷したものは、差し入れることが出来ました。でも写真が折れないように入れたファイルは戻されました。
これらの物は、袋などに入れて持って行きます。
備えられた用紙に氏名、住所等を書き、呼ばれるのを待ちます。
一回目に呼ばれると身分証明書と用紙の確認を赤字で記入されます。それから再度呼ばれて確認、私たちは面会室がある7階へ行くよう指示されました。
7階に着き呼ばれるまで待ちます。呼ばれると差し入れの荷物を渡し、私たちの荷物を預けるロッカーの鍵が渡されます。そして指示された部屋に行って待ちます。
ドアーを開けると真ん中で仕切られた二畳ほどの部屋、仕切りの分厚いアクリル板と目の細かい網になった15センチ程の所が唯一ドーガンさんと同じ風を感じられるのかととても切なく思いました。
彼を待つ間に、メモ用紙ぐらいは持って来ても良かったのではとかこうすれば良かったと三人で話をしました。次回は・・・・。
待ち時間2時間、会える時間は10分間です。私たちは、ドーガンさんの話を聞き続けました。
内容の細かい掲載は、彼と彼の家族が平和の歩みが出来た時に・・・。
ドーガンさんは、心配しています。
4月7日(木)に出頭日の家族がその日に、収容されて一緒にトルコに強制送還されるのではと心配しています。下記の呼びかけがあります。ぜひ、お時間をつくり参加して下さい。
一人でも多くの人がこの家族の幸せを願い、人として恥ずかしくない生き方を意思表示出来たらと願っています。その場所に多くの人がいることで、家族を守る大きな力になります。(おおきせいこ)
●4月7日(木)
「デニズ・メリエム・メルヴェ・メモシュ出頭日」
集合場所:品川入国管理局前
集合時間:午前10時30分
子供たちのお父さんである、エルダルさんが現在収容中で
ある為、残りの家族も収容されてしまう危険があります。
万が一、残りの家族が収容された場合には、
一家まとめてトルコに強制送還されてしまうと思います。
ドーガン一家は現在、カナダに出国するための準備を
進めています。
彼らを無事にカナダに送り出すために、これ以上家族を
収容させるわけにはいきません。
また、長女のメルヴェは、4月6日に小学校に入学します。
カナダに出国する間までに、日本の友達を作ることを、
今から楽しみにしています。
皆様、収容を阻止する為に、どうか品川入管前に
お集まり下さい。
クルド人難民二家族を支援する会HP
http://homepage3.nifty.com/kds/
若者たちが・・・夢・希望・勇気、素敵だね!!大木晴子
広島に住む谷川大輔さんの思いです。
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去年の8/6に、こうやって広島でこの日を迎えるのも最後かも
知れないなとふと思い、5年ぶりに平和公園に行きました。
それまでは、朝の8:15に黙祷をする、それだけでしたが、
こうやって5年ぶりに訪れた平和公園で、今までになかった想いが
生まれた気がしました。
そして、その2日後にあるバンドのライブへ行き、
その時にボーカルの人が「原爆資料館へ行って来て、
ずっと涙が流れそうでした」って言ってくれて、何か凄く嬉しくて。
ライブのアンコールでsub stanceって言う平和を願う曲を
歌ってくれたときに涙が流れそうになりました。
この人達は音楽と言う形で平和への想いを伝えてる。
だから、自分も何かの形で平和への想いを伝えたい、そう思い
今回のTシャツを作りました。
一人の力じゃ何も変わらないかもしれない。
でも、そんな力や想いが集まれば、きっと何かが変わるんだと思います。
雨が上がり、太陽の光が差せば虹が架かるように、
悲しみの後にはきっと希望が生まれる。
多くの人達の流した涙の跡に、平和という名の虹が架かることを祈って。
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トップの写真がTシャツの絵です。
谷川大輔さんからぴーすTシャツを17枚、無償で寄付したいというお申し出があり、回り回って「明日も晴れ」と繋がりました。4月10日の集会(反戦講演会・「イラク戦争、憲法九条と私たち」ベトナム終戦30年のいま)で販売します。売上金全額は、谷川さんと相談して辺野古と立川反戦ビラ入れ裁判へ送ることにしました。
鳩の足を型どったぴーすマークは、ベトナム戦争の頃もたくさんの人がペンダントやバッジにして身につけていました。その当時の私もこの写真では、木で出来たペンダントをしています。
最初の一枚は、私が買わせていただきました。黒いトックリのシャツの上から着ればこれからの時期でも素敵です。それにバンダナにあうから最高です。後、16枚になりました・・・10日の集会で販売します。
26日の土曜日、新宿西口地下ひろばにも素敵な若者が現れました。ページを見て来て下さった23歳のOさんは、この日の為に思いを込めたプラカードを拵えて参加です。
「私には夢がある」1963年8月28日ワシントンDCのリンカーン記念公園で行われた「ワシントン大行進」でのマーチン・ルーサー・キング・ジュニア牧師の言葉そして新聞や写真の切り抜きでコラージュを作り意思表示でした。
隣に立つフライパンさんのレインボーの旗がきれいです。
こちらの柱でもレインボー旗があります。何時も旗で意思表示していたKさんは、今日は李政美さんの「あれから二千年」の曲を聴きながら歌詞を持って立たれました。私もヘッドホーンをお借りして聴かせていただきました。優しい詩です。雲さんも聴いています。行き交う人も歌詞に眼を止めて・・・・。
「平和」のバンダナでAさんが、何時もの柱にHさんが辺野古から帰ったYさんは、雲さんに様子話されていました。
今日の言葉は「戦後60年 これから先 どんな社会を めざしますか」毎回、私はうなずきながらシャッターを押しています。
広場には、辺野古のことも、イラクのこと自衛隊のこと響き続けます。
ムキンポさんのレインボー旗で広場がさらに明るくなりました。
Sさんが7時1分前に到着、一分間の意思表示でした。凄いですよね。この気持ちを大切に感じたいと私は思いました。
今日は、数ヶ月ぶりにお顔を見せてくださった最年長のおばさま。
やっぱり立つのは無理なのでカンパだけ届けたくてと寄ってくださいました。バッグのベルトに付いている「殺すな」バッジと「NO政治介入」と書かれたNHK不払いのステッカーそれだけで素敵な意思表示です。
おばさまのカンパも含めカンパ報告です。
辺野古へは、絵本100冊分(三万円・これは愛知のSさんからのカンパが含まれています)そして西口でのカンパをあわせて33442円を送金しました。カンパ報告は、下記でご覧下さい。
http://www.seiko-jiro.net/modules/news/article.php?storyid=294
立川反戦ビラ入れ弾圧裁判(立川テント村)へのカンパは、愛知のSさん、バンダナの収益金、西口からをあわせて14000円を送金しました。カンパ報告は、下記でご覧下さい。
http://www.seiko-jiro.net/modules/news/article.php?storyid=129
26日は、いろいろな集まりがありました。身体が幾つもあればみんな出たいなぁーと思いました。
私は、根津のふれあい館で行われた「声をあげよう女たち 自衛隊のイラク派兵反対・米軍のイラク占領反対を」に参加しました。
報告ページは後日、書きます。写真も300枚近く撮りました。素敵な報告を書きたいです。もう少し待ってください。
この日、行きたかったもう一つの会は、雲さんが報告を送ってくださいました。
「故山本良夫さんの力を尽くして来られた、地域福祉研究会「ゆきわりそう」の主催する音楽と演劇の会に行って来ました。
音楽は弦楽四重奏で、カザルスの「鳥の歌」など四曲。
チェロの三森さんの挨拶の中に、「カザルスのとても古いレコードで『ホワイトハウスコンサート』があります」という言葉がありました。ケネディ大統領の頃のことで、私には同時代と感じられるレコードだったので、時代の変遷を思わざるを得ませんでした。それだけにカザルスの大きさ、その思いを伝え続けて行くことが出来る音楽の力を感じさせられました。
演劇は知的障害者芸術グループ劇団・みつばちブンブンの「不戦賛歌」。
とてもシンボリックな演出に、演者の情熱が生命を吹き込んで、不戦への思いが鮮烈に伝わって来ました。
戦争というものが、決して遠い世界のことではなく、日常の中で繁殖し、ある日一気に日常の全てを食い尽くすことをひしひしと感じさせられました。
情熱に満ちた、素晴しい会でした。できる人が、できる形で平和を訴えて続けて行くことの大切さを改めて知らされる会でした。
山本良夫さんの遺されたものの大きさを噛み締めています。
≪雲≫
雲さん、ありがとうございました。
音楽や歌で表現する・・・・そう歌で世の中を変えることが出来ると思ったあの時代を忘れることは出来ません。そう思っておられるお一人、まよなかしんやさんと電話でお話をしました。4月9日は、フォークの日でコンサートをなさるそうです。そこで「地下広場」の記録映画を観たいと連絡をいただきました。沖縄、近くの皆さん出かけましょう。時代のメッセージを!!
詳しくは、下記のサイトへお訪ねください。
http://naha.cool.ne.jp/mayonakashinya/
ほんとうに、何処かで誰かが、そう感じられて嬉しいです。
無理して頑張らなくてもいい、でも心が動いたら勇気を出して一歩歩き出してみませんか。昨夜、初めて立たれた23歳の青年、爽やかな笑顔でした。周りの私たちまで清々しい気分になりました。(おおきせいこ)
絵本とバンダナを持って参加します、集会のお知らせ!大木晴子
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「表現者はリレーする!!」今年は、3月26日(土曜日)です。
いま、語り、描き、写し、歌い、舞うとき・・・・・
「声をあげよう女たち 自衛隊のイラク派兵反対!米軍のイラク占領反対を・・・」
●3月26日(土) 15:00?17:00(開場14:30)
(文京区立不忍通り 根津ふれあい館(地下鉄千代田線「根津」1 番出口より2分)
●参加費 1000円 (学生500円)
◆主催 自衛隊のイラク派兵反対 声をあげよう女の会(代表/渡辺一枝・横井久美子・神田香織)
◆連絡先 090?9964?2616 和田隆子さんへ
●出演: 小野絵里さん(画家)・木村民世さん(染色工芸家)・小林カツ代さん(料理研究家)・近藤日佐子さん(ソプラノ歌手・9条連)・猿田佐世さん(弁護士・憲法行脚の会)・福永彩さん(ダンサー)・古居みずえさん(ジャーナリスト)・矢口周美さん(歌手)・山本洋子さん(『軍隊を捨てた国』映画監督)・横井久美子さん(シンガーソングライター)・吉岡しげ美さん(シンガーソングライター)・渡辺一枝さん(作家)・和田隆子さん(第9条の会・オーバー東京)
一回目報告ページ。
http://www.seiko-jiro.net/modules/news/article.php?storyid=123
二回目報告ページ。(後半部分に掲載)
http://www.seiko-jiro.net/modules/news/article.php?storyid=259
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九 条 実 現 4・10 反 戦 講 演 会
「イラク戦争、憲法九条と私たち ベトナム終戦30年のいま 」
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◆日 時:4月10日(日)午後1時?5時
◆会 場:昭和女子大学人見記念講堂
(東京都世田谷区太子堂 1?7・Tel 03?3411?5120)
地下鉄:渋谷駅から東急田園都市線で2つ目「三軒茶屋駅」下車、徒歩5分
バス :JR渋谷バスターミナルより三軒茶屋方向行き、昭和 女子大学前下車)
◆ 講 師
◆ 小田 実 (作家、「九条の会」呼びかけ人、「市民の意見30・関西」代表、元「ベ平連」代表)
◆ 澤地 久枝(作家、「九条の会」呼びかけ人)
◆ 鶴見 俊輔(哲学者、「九条の会」呼びかけ人)
●主 催:市民の意見30の会・東京、市民意見広告運動
●協 賛:BOOMERANG NET(ブーメランネット)
●参加費:1,000円 (高校生以下は500円)
● お問い合わせ先
市民の意見30の会・東京
http://www1.jca.apc.org/iken30/
市民意見広告運動
http://www.ikenkoukoku.jp/
東京都渋谷区千駄ヶ谷4?29?12?305
Tel&Fax:03?3423?0266
03?3423?0185
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今年の4月30日は、サイゴン(現ホーチミン市)の南ベトナム政府が崩壊し、在ベトナムのアメリカ軍が全面的に撤退して、ベトナム戦争が終了してから満30年に当たります。
私たち、日本の反戦市民運動は、このベトナム戦争に反対する行動の中で、実に多くのことを学びました。
しかし、この戦争に最大の責任をもつ当のアメリカ政府と軍部は、この苦い経験から、学ぶべきことをまったく学びませんでした。現在のイラクの状況はまさにそのことを示しています。
また、日本の支配層も、やはり学ぶべきことを何も学びませんでした。ベトナム戦争の際、日本政府は、安保(日米安保条約)がある以上この国は中立ではありえないと言明し、ベトナム侵略に全面的に加担しました。沖縄をはじめとする在日米軍基地からは、ベトナム爆撃の飛行機が飛び立ち、日本はこの戦争のための最大の補給基地となったのでした。そしていま、30年前と同じような泥沼の状況に入り込んでいるアメリカにひたすら寄り添い、ついには自衛隊までも戦地に派遣するにいたり、さらにそれをこれからの日本の常態にさせようと、憲法9条の改悪まで行なおうとしています。
ベトナム終戦から30年を経た今、こうした状況を検討し、イラク戦争、自衛隊派兵、そして憲法改悪に対し、日本の私たちはどうすべきか、それを3人の講師の方々と一緒に考える場として、この集会を準備しました。
講師の3人は、みな、ベトナム戦争に反対する市民運動の中で大きな役割を担われ、また、現在も「九条の会」の呼びかけ人などとして活動を続けられている方がたです。
ベトナム終戦30年のいま、イラク戦争、そして憲法9条と私たちのなすべき仕事を、一緒に考え、ともに行動してゆきませんか。
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今日22日、振替が届きました。関西から絵本「ジュゴンの海から」50冊を注文していただきました。
Tさんありがとうございました。
たくさん広めていただき嬉しいです。今夜、発送いたしました。
24日の午前中にはお手元に届きます。
今月末には、100冊近い絵本代を辺野古へ送ることが出来ます。
辺野古の会計を担当しているSさんから前回の領収書と一緒に「NO BASE」テント村発行の通信が送られて来ました。もう4号になっていました。辺野古のおばぁ、おじぃがグリンピースの「虹の戦士号」に乗船して「大きくて、びっくりした!」と更に、操縦室に入ってこの船が指の操作で動いているのを見て驚き、「記念になった」と喜ばれた様子が掲載されていました。
ほんとうに、良かったですね。私も嬉しいです。
繋がっています、平和へ向かって歩んでいる人たちは、繋がっています。それぞれの個の歩みを大切に繋がりましょう。
憲法九条を守る為に繋がりましょう。一人ひとりの素直な思いで繋がりましょう。
上記の集会で、絵本「ジュゴンの海から」・平和のバンダナを販売いたします。これから新しいスタートを迎える子どもや若者たちへのプレゼントに添えていただけると幸せです。(おおきせいこ)
「10分間の意思表示」と「千の風になった兄」大木晴子
3月19日の土曜日、午後6時30分過ぎ私は地下鉄大江戸線の中で
気持ちは車両と一緒に走って新宿へ向かっていました。
間に合いました。
遠くから言葉を替えて立たれるご婦人が目に入りました。
初めて見るアングルは新鮮でした。
10分間の意思表示でしたが、立たれている13名の皆さんと心を合わせて・・。
今日の光景です。
この日私は、早朝のジローの散歩を終えて家人の食事の支度を済ますと
ゆきわりそうのある東長崎へ向かいました。
分骨した兄を「ゆきわりそう であいの家」に納骨するために群馬の松井田へ。
この式に参列して下さる大勢の皆さんと一緒にバス二台で美しい山々を見ながら一路目的地へ。
道中私は、兄が亡くなって直ぐに「シネ・フロント」等に映画評論や
インタビュー記事を書かれるライターの加藤千代さんからおくって頂いた
「千の風になって」(日本語詩・新井満さん)のページを心の中で
めくりながら兄に語り続けていました。
「ゆきわりそう であいの家」です。
http://www.yukiwari.org/hatake/rensai001/hataketuusin005.html
天気は最高です。大好きな青い空に時折白い可愛い雲が遊んでいました。
「ゆきわりそう であいの家」が出来た日は、2000年の10月21日です。
私は心の中で「よっちゃん、国際反戦デーの日だね」とつぶやいた。
この日は、13年前に二十歳で亡くなられた新村信明さんの遺影も
兄と一緒に納められました。
皆からノブ君と呼ばれて愛されていた彼の思い出のモニュメントが
このであいの家の前庭に天に向かって大らかに立っていました。
ノブ君のモニュメントです。
http://www.yukiwari.org/hatake/rensai001/hataketuusin006.html
式は、松井田町の町長内田武夫さん、古くからの友人の弁護士清水洋さん
そしてゆきわりそう代表姥山寛代さんの挨拶の中に兄がたくさんの皆さんに
愛され過ごしてこれたことが手に取るように伝わり感謝でした。
義姉の挨拶の中に「千の風になって」の一節が・・・そして一言一言の中に
兄が活きていると感じました。
演奏、和太鼓の響きは青空にのって兄の所へ・・・・。
飯田華代子さんが奏でてくださったヴァイオリンの美しい音色、
この会場で感じられた思いを表現されたその曲は、目を閉じて聴くと上空の風と
周りの樹々がそして雲が鳥たちが優しく繋がっている気がしました。
温かな涙がそこに集まった皆さんに・・・。
すすり泣く声も、一緒に繋がりました。
声楽家の鹿内芳仁さんは「千の風になって」を歌ってくださいました。
その一つ一つの言葉は、素晴らしい歌声にのって心の中に風を・・・・。
皆さんで献花です。チューリップ、スイトピー、ガーベラなど美しい花が
優しい眼差しと共に供えられました。
「山本さんは、何もしなくてもいい、息をしていてくれれば・・・・」と
言ってくれたさっちゃんが献花をしました。
花を置いた後に彼女はポシェットから兄が大好きだった煙草を出して
そっと置いてくれました。
兄がその成長を楽しみ可愛がっていた子どもたちがポニーに乗って献花をしました。
悠々としたその姿に未来に平和をと願わずにはいられませんでした。
帰りに頂いたお花は、温かい車中など持ち歩き家に着いたときには、クタクタでした。
でも、数回の水切りでトップの写真のように可愛く咲き始めました。
諦めない、花も私も!!(おおきせいこ)