(朝日新聞に記事が載ってからずっと絵手紙を送っていただいている関西のNさんから届きました。メッセージには「人質になった人達が罪人のようにうちひしがれて姿をあらわしたのを目にして涙がこぼれました。私は五人の方をとても誇りにおもっています」と書かれていました。)
我家の近くにもこの花が美しく咲いています。
このページにピースボートが呼びかけの意見広告に賛同する記事を掲載しましたが、よく読み、他の人達の意見を聞き、思いが少し違っていることに気づきました。
私は若い人達が前向きに頑張っていく姿勢には、変らない連帯の気持ちを持ち続けたいとおもいますが、今回の意見広告は、名前を外していただくようメイルをいれました。(2004・04・29おおきせいこ)
4月24日(土曜日)意思表示の日! 大木晴子
戦争の非道を告発し、またイランの民族音楽に彩られクルドの人々が描かれた「わが故郷の歌」(イラン映画、監督・制作・脚本バフマン・ゴバディ)を西口に行く前に観るため岩波ホールへ。
美しいクルディスタン、たくさんの戦場の場になってきた土地、そこに生きる人々への明日に向かって希望を繋げる歌と音楽は素晴らしい応援歌のように感じることが出来ました。
争いのない世界になってほしいそう思いながら西口へ向かいました。
岩波ホール上映中http://www.iwanami-hall.com/
5時に新宿西口小田急前へ。
フライパンさんがマイクを持ちファルージャのこと、イラクで拘束され解放されてから凄まじい誹謗中傷をされている高遠さんたちにエールをおくりそして立川テント村の支援をアピール。
私は足下に「立川テント村」のカンパ箱と虫プロの有原誠治監督が描かれました「自衛隊より憲法九条を」
http://www.seiko-jiro.net/modules/news/article.php?storyid=151
手には「stop in Massacre Fallujah」、無惨に殺された子どもたちの写真持って立ちました。道行く人たちは、眼を止めて歩きながら見続けます。私はその人たちに持っているプラカードをゆっくりとその方が目を離すまで向かい合いました。心の中で「目を背けないでしっかりと見て!」と叫んでいました。
私たちを見ていた男性が近づいてきました。一瞬何故か構えてしまった私ですが、その方は「憲法を守るんだよね」と言われて「もちろんです」と応えると胸のポケットに急に手を入れられて財布を出しカンパ箱に千円札を入れてくださいました。
そして「頑張ってね」と初めて笑顔に・・・。
また、若い男性がカンパ箱に眼を止めて財布の中の小銭を全部入れてくれました。「頑張ってください」と言われたので「一緒に頑張りましょう」と応えました。
反応がある意思表示は、元気が出ます。地上は雲さん、Kさん、Oさん、5人の意思表示でした。
6時、地下広場では、もう何人もいらしていて今日は、アメリカから昨年の7月に来られた、人権活動家の弁護士さんトーマス・ギルフールさんご夫妻がレインボーの旗を持ち「殺される理由はなにもない」と子ども達の写真で意思表示されました。
http://www.crayon-box.jp/tama/04/04-03sa.htm
(トーマス・ギルフールさんのことがわかります)
また、地下広場の風景がかわりました。ベトナム戦争の頃にアメリカに住んでいらした何時も西口で頑張っておられるご婦人が通訳をしてくださいました。久し振り参加のユニークな意思表示をされるSさんも得意の英語で広場は大らかな語らいの場になりました。
今日のSさんのプラカードは「小泉内閣ハ2ちゃんねる化シテル」でした。(フォトアルバムに掲載)
そうそう、終わり頃に警備員さんが来て、「あの旗竿を持っている人ね、来週も持つようだと我々の手に負えないので警察に頼みます」と警告ですね・・・これって。
写真を見てください。これっておかしいですか。迷惑をかけていないでしょう。他の人に禁止出来なくなるからと言う理由らしいのです。「土曜日に持っている人がいる」と言われたら困るからという事らしいのです。
来週の土曜日、法律に強い方が6時から7時頃に新宿西口地下広場を通って下さると良いなぁー。お願いします。
★☆★☆★☆★☆
4月25日(日曜日)
「反戦ビラ入れでの起訴を許さない!」全国集会・デモ
国立の駅を降りると会場の一ツ橋大学までの道は、緑の新芽が美しい街路樹が続いていました。
校門前では、国立の教育を守る市民連絡会の皆さんで1999年から続けていらっしゃる「反戦流し」で集会参加者にエールがおくられました。ここでもレインボーぴーす旗が活躍していたので嬉しい!
(この集会・デモ等の様子は、フォトアルバムとムキンポさんのサイトでご覧下さい)
http://www.mkimpo.com/diary/2004/tachikawa_04-04-25.html
会場の教室は満席、360名の参加者。一人一人の熱い連帯の気を感じながら各グループからのメッセージに温かい拍手が送られていました。
立川と同じように自衛官の家族へメッセージをおくり続けている神奈川の皆さんは、負けないでこれからも「自衛隊の中から出ている動揺にどう私たちが受け止めていくか」と真剣な思いを語られました。
地方から参加されている方々には、ほんとうに頭が下がります。
繋がりましょうね。みんなで知恵を出し合い、心を写し合いながら大らかに誰かが言っていました「楽しく」運動をやりたいと・・・。
その通りです。私は伸びやかに、笑顔で運動に参加していきます。
自分に出来ること決めたら気持ち良く参加していきます。
その一つにカンパがあります。今週は、旗とバッジをたくさん買っていただきました。カンパ額は16814円です。月曜日に送金します。報告は下記のニュースで更新しています。
http://www.seiko-jiro.net/modules/news/article.php?storyid=129
今までは、旗は一円もカンパ出来ませんでしたが、運動体割引になって収益金が出るようになりました。私のページは、値下げをしません。収益金は、「立川テント村」そしてイラクの子どもたちのもとに送ります。カンパしようかなぁーと思われたら私のページから買ってください。
http://www.seiko-jiro.net/modules/news/article.php?storyid=108
西口でも「お願いします」と言われてカンパを入れて下さる方がいます。いまこんな社会情勢の中で個人情報とかいろいろ考えられて振り込むのを躊躇される方もいるのではないでしょうか。
☆ 私は長い支援をと考えて胃が痛くなることもあるのですが、一つ始めたことがあります。
自分の生命保険を担保に初めて自分の為にお金を借ります。
雲さんの平和の文字とレインボーにPEACEの文字で2枚の「平和へ繋がるバンダナ」を拵えます。(製作中です・・・もう直ぐ出来上がります)
デザインは、昨年5月に出した「武力で平和は創れない」そして今年一月に出した「私たちは戦争に協力しません」の意見広告を拵えて下さったグラッフックデザイナー・鈴木一誌さんです。
http://www.ikenkoukoku.jp/renraku/tayori-design.htm
鈴木さんは、このバンダナを持つだけでももう意思表示が出来るように考えてくださいました。
私は、毎日考えます。冷房の効いた電車の中でこのバンダナを膝の上に広げた時の様子を想像したり、犬を飼っている人たちにも(ワンちゃん達は、バンダナをよくするのです)使ってほしいと思っています。反戦など考えたことが無い人たちにも、せめて洗濯をした時に、「平和」「PEACE」の文字に触れてほしいと願っています。
500枚ずつ拵えますが、借りたものを返すまで少し時間はかかりますが、その後は、収益金をカンパなど運動を広めていくことに使えるようになります。
目的はそれだけではありません。
それぞれ運動のやり方は違っていても反戦・平和への思いは共有できます。同じ思いでいる人がいることがわかれば心が豊かになります。きっとなります。
バンダナに関しては、また詳しくお伝えします。
楽しみに待っていてください。
たくさん買ってください。
プレゼントにしたら最高に素敵です。(おおきせいこ)
お知らせ!・たくさん! 大木晴子
★4月25日(日)
反戦ビラいれでの起訴を許さない4・25全国集会にご参加を!
裁判勝利向けた大きな集会を予定しています。集会後には問題の
東立川駐屯地に向けたデモも行います。奮ってご参加ください。
4月25日 午後1時より 会場:一橋大学(JR国立駅徒歩7分)
会場について若干の変更のお知らせ
ビラ等では、会場は一橋大学西キャンパス講義棟になっていたと
思いますが、変更して東キャンパス2号館2202教室になりました。
当日案内をつけますが、お間違いのないように!
*午後1時キッカリに開会します。会場12:30頃です。
****************
4月27日(火)から5月3日(月)
「平和」の文字を書いてくださった雲さん、西口で一緒に意思表示をしているコピーライターの村雲 司さんのお知らせです。
お仲間とご一緒に作品展 「並河座展7」
場所:目黒区美術館区民ギャラリー 全室
(目黒区目黒2-4-36・tel03-3714-1201)
時間:AM10:00からPM6:00
(初日は13:00から、最終日は16:00まで)
雲さんからメッセージが届きました。
ここからです!
3つのテーマで描きました。
《チャドル銃眼》
政治、経済、宗教、地域、民族、男女、報道…。
あらゆる差別の桎梏に耐え、
辛うじて自我の砦を守り抜こうとする、
チャドルの眼よ。
それは宇宙の最小単位、
孤の銃眼。
しかもなお、その銃眼を発する戦いは、
「テロリスト」と貶められる。
《時代通路》
立ち止まらないでください、
立ち止まらないでください、
立ち止まらないで…。
誰がアナウンスするのか確かめもせずに、
行く先も知らぬままに、
理想郷の夢さえ見ぬままに、
歩いて行く。
立ち止まらないでください、
立ち止まらないでください…。
《日焼け・雨ざらし、街を歩く文字・画》
(実際に使った、汚れたプラカードを展示します)
異議ありと、喉嗄らして歩き、時に黙して立つ、
その連れの、文字や画たち。
同行二人。
プラカードという名のアート。
****************
4月27日(火)から5月2日(日)
高波淳写真展「アメ大前」
場所:東京写真文化館5F STAGE
(港区赤坂3-9-1 紀陽ビル内 tel03-3505-2335)
http://www.tpcc-akasaka.com/
時間:11:00から19:00(土休日は18:00・最終日16:00まで)
高波さんは、朝日新聞社のカメラマン。アメリカ大使館前での様々な抗議行動の記録を撮られてきました。
****************
★「メイシネマ祭」映画を見よう、みんなで映画会!
(5月2日には、「地下広場」をフイルムで観ることが出来ます。迫力が違います。まだ観ていない方、ぜひご覧下さい。大木晴子)
場所:小岩コミュニティホール
(JR小岩駅、南口サンロード徒歩8分・小岩図書館2F)
思いは時をこえて・・・ドキュメンタリー15作品の展開
日程 : 2004年5月2・3・4日米?Ψ遏Σ弌
5月 2日(日曜日)
A 11:00 開映「ユンボギの日記」65年・大島渚監督作品
A 11:40 開映「ぼくのいる街」89年・黒木和雄演出作品
★ B 12:00 開映「地下広場」大内田圭彌監督追悼上映
69年作品
C 15:00 開映 「郷愁は夢のなかで」 01年改訂版・岡村淳制作撮影構成編集作品
D 18:20 開映 「こんばんは」 03年・森康行監督作品
5月3日(月曜日・祝日)
E 11:00 開映 「法隆寺」 58年・瀬川順一撮影・羽仁進監督作品
E 11:35 開映 「都市はじめて物語」 96年・鈴木清順出演・原村政樹監督作品
F 13:00 開映 「わたしの多摩川わたしのまち」 04年作品・四宮鉄男編集作品
G 15:35 開映 「リストラとたたかう男」 03年・ビデオプレス制作作品
H 17:30 開映 「土徳 焼跡地に生かされて」 03年・青原さとし撮影構成作品
5月4日(火曜日・休日)
I 11:00 開映 「神河内そして穂高」 01年・渡辺哲也構成編集作品
I 11:30 開映 「枇杷の実待ち」 03年・三浦淳子撮影監督作品
J 12:50 開映 「掘るまいか 手掘り中山隊道の記録」 03年・橋本信一監督作品
K 14:50 開映 「朋あり 太鼓奏者林英哲」 04年・伊勢真一監督作品
L 17:00 開映 「元始女性は太陽だった 平塚らいてう生涯」 01年・羽田澄子演出
会場 : 小岩コミュニティホール
江戸川区北小岩6?27?14 小岩図書館2階
JR小岩駅南口徒歩8分
料金 : A?Lまで、1回券は当日のみ1000円・11時の回のみ800円
2回券 当日1900円・前売り1700円
3回券 当日2700円・前売り2400円
4回券または1日フリー券 当日3400円・前売り3000円
2日フリー券 当日6400円円・前売り5600円
3日フリー券 当日9000円・前売り7800円
*A・E・I は、それぞれ2本立てです。小中学生は当日の半額料金です。
*3日間、各日ゲスト(監督・スタッフ)によるショート・トークを予定しています!
*どなたでも鑑賞できます。入会金はありません。
詳しくは、「メイシネマ上映会」藤崎さん
tel&fax 03?3659?0179
★4月25日(日)
反戦ビラいれでの起訴を許さない4・25全国集会にご参加を!
裁判勝利向けた大きな集会を予定しています。集会後には問題の
東立川駐屯地に向けたデモも行います。奮ってご参加ください。
4月25日 午後1時より 会場:一橋大学(JR国立駅徒歩7分)
会場について若干の変更のお知らせ
ビラ等では、会場は一橋大学西キャンパス講義棟になっていたと
思いますが、変更して東キャンパス2号館2202教室になりました。
当日案内をつけますが、お間違いのないように!
*午後1時キッカリに開会します。会場12:30頃です。
****************
4月27日(火)から5月3日(月)
「平和」の文字を書いてくださった雲さん、西口で一緒に意思表示をしているコピーライターの村雲 司さんのお知らせです。
お仲間とご一緒に作品展 「並河座展7」
場所:目黒区美術館区民ギャラリー 全室
(目黒区目黒2-4-36・tel03-3714-1201)
時間:AM10:00からPM6:00
(初日は13:00から、最終日は16:00まで)
雲さんからメッセージが届きました。
ここからです!
3つのテーマで描きました。
《チャドル銃眼》
政治、経済、宗教、地域、民族、男女、報道…。
あらゆる差別の桎梏に耐え、
辛うじて自我の砦を守り抜こうとする、
チャドルの眼よ。
それは宇宙の最小単位、
孤の銃眼。
しかもなお、その銃眼を発する戦いは、
「テロリスト」と貶められる。
《時代通路》
立ち止まらないでください、
立ち止まらないでください、
立ち止まらないで…。
誰がアナウンスするのか確かめもせずに、
行く先も知らぬままに、
理想郷の夢さえ見ぬままに、
歩いて行く。
立ち止まらないでください、
立ち止まらないでください…。
《日焼け・雨ざらし、街を歩く文字・画》
(実際に使った、汚れたプラカードを展示します)
異議ありと、喉嗄らして歩き、時に黙して立つ、
その連れの、文字や画たち。
同行二人。
プラカードという名のアート。
****************
4月27日(火)から5月2日(日)
高波淳写真展「アメ大前」
場所:東京写真文化館5F STAGE
(港区赤坂3-9-1 紀陽ビル内 tel03-3505-2335)
http://www.tpcc-akasaka.com/
時間:11:00から19:00(土休日は18:00・最終日16:00まで)
高波さんは、朝日新聞社のカメラマン。アメリカ大使館前での様々な抗議行動の記録を撮られてきました。
****************
★「メイシネマ祭」映画を見よう、みんなで映画会!
(5月2日には、「地下広場」をフイルムで観ることが出来ます。迫力が違います。まだ観ていない方、ぜひご覧下さい。大木晴子)
場所:小岩コミュニティホール
(JR小岩駅、南口サンロード徒歩8分・小岩図書館2F)
思いは時をこえて・・・ドキュメンタリー15作品の展開
日程 : 2004年5月2・3・4日米?Ψ遏Σ弌
5月 2日(日曜日)
A 11:00 開映「ユンボギの日記」65年・大島渚監督作品
A 11:40 開映「ぼくのいる街」89年・黒木和雄演出作品
★ B 12:00 開映「地下広場」大内田圭彌監督追悼上映
69年作品
C 15:00 開映 「郷愁は夢のなかで」 01年改訂版・岡村淳制作撮影構成編集作品
D 18:20 開映 「こんばんは」 03年・森康行監督作品
5月3日(月曜日・祝日)
E 11:00 開映 「法隆寺」 58年・瀬川順一撮影・羽仁進監督作品
E 11:35 開映 「都市はじめて物語」 96年・鈴木清順出演・原村政樹監督作品
F 13:00 開映 「わたしの多摩川わたしのまち」 04年作品・四宮鉄男編集作品
G 15:35 開映 「リストラとたたかう男」 03年・ビデオプレス制作作品
H 17:30 開映 「土徳 焼跡地に生かされて」 03年・青原さとし撮影構成作品
5月4日(火曜日・休日)
I 11:00 開映 「神河内そして穂高」 01年・渡辺哲也構成編集作品
I 11:30 開映 「枇杷の実待ち」 03年・三浦淳子撮影監督作品
J 12:50 開映 「掘るまいか 手掘り中山隊道の記録」 03年・橋本信一監督作品
K 14:50 開映 「朋あり 太鼓奏者林英哲」 04年・伊勢真一監督作品
L 17:00 開映 「元始女性は太陽だった 平塚らいてう生涯」 01年・羽田澄子演出
会場 : 小岩コミュニティホール
江戸川区北小岩6?27?14 小岩図書館2階
JR小岩駅南口徒歩8分
料金 : A?Lまで、1回券は当日のみ1000円・11時の回のみ800円
2回券 当日1900円・前売り1700円
3回券 当日2700円・前売り2400円
4回券または1日フリー券 当日3400円・前売り3000円
2日フリー券 当日6400円円・前売り5600円
3日フリー券 当日9000円・前売り7800円
*A・E・I は、それぞれ2本立てです。小中学生は当日の半額料金です。
*3日間、各日ゲスト(監督・スタッフ)によるショート・トークを予定しています!
*どなたでも鑑賞できます。入会金はありません。
詳しくは、「メイシネマ上映会」藤崎さん
tel&fax 03?3659?0179
(絵・虫プロの有原誠治監督)
4月20日の東亜日報に報道された記事を掲載いたします。
(東亜日報・韓国の代表的日刊紙。1920年創刊、40年強制廃刊されたが、第二次大戦後の45年末に再刊。)
ほんとうに酷い日本の現状に少しでも情報が交換されて拘束された皆さんと心を繋いで平和への歩みを続けていきたいと思います。(おおきせいこ)
東亜日報(4月20日)
罪人のようにーーー釈放日本人たち、肩を落として帰国。
「手錠をしていないだけで、彼らの様子は極秘裏に海外から移送された犯罪人と変わりがなかった。イラクで武装勢力の手によって拘束され、一週間後に釈放された日本人のことである。日本時間で18日夜、日本に帰国した様子をCNNで見ると、何かおかしいと感じたのは私だけではないはずだ。
バグダッドのホテルで帰国の様子を私と一緒に見ていたイラク人は”彼らは英雄のように歓迎されることはあっても、あのように犯罪人のようにコソコソ帰るなんておかしいじゃないか”と興奮気味に私に訴えた。殺害される危険と直面しながら無事に帰還できた喜びすら正直に表現できない国なんて民主主義ではないと言うのだ。
イラク人は日本のことを好意的に感じているのだが、今回の日本人人質に対する日本政府やマスコミの扱いに対してはイラク人は非
常に憤慨している。テレビで見ると、帰国した日本人人質たちは一様に沈痛な表情をしている。彼らの両親や家族なども再会の喜びを表現できずに、ただひたすら、”ご迷惑をおかけして申し訳ありません”と謝り通しだったという。
その後さらに釈放された二人の日本人の場合にも同じことが言える。そのうちの一人、ミスターヤスダは私と同じフリーランスのジャーナリストである。昨年三月にバグダッドで一緒に写真を撮って欲しいと言われて記念撮影したことを思い出す。まだ若く、達者な英語で私に語りかけてきた。私はベトナム戦争でも多くの日本人記者と出会っている。イラクではゆっくりと話をする機会はなかったが、彼らの理想主義には脱帽する。その彼がまるで犯罪人のように頭を下げて日本に帰って行く。何かおかしくはないか。ミスター・ヤスダはヨルダンでの記者会見場でも”すみませんでした”と謝罪していたという。何に対して謝罪していたのだろうか?彼らは世論からバッシングを受けて、ただひたすら謝罪を繰り返していた。おかしな話である。
日本社会はイラクで武装勢力に拉致されて釈放された彼らに対してどうしてあのような仕打ちをすることができるのだろうか。
その一つの理由は政府が旅行禁止区域として勧告したにもかかわらず、旅行を強行して今回のような事件に会ったことに対する非難である。それだけではないだろう。彼らは全員といってよいが、イラク戦争に反対しており、日本の自衛隊のイラク派遣に反対する立場をとっていた人たちだ。政府の立場を支持したり、自衛隊派遣に賛成する立場の人は一人もいなかった。
もし彼らの一人でも自衛隊派遣に賛成であったり、日本政府のイラク戦争賛成の立場に同調する人が拉致されていたら、日本政府はどう反応しただろうか。帰国するときも今回里茲Δ法票?弊嫻ぁ匹任箸聾世錣覆い世蹐Α
拉致事件直後、日本社会の一角では、”拉致された彼らは自衛隊撤退を促すための世論作りのための自作自演劇ではないか”と怪しむ声もあったという。そして彼らは釈放されるなり、”イラクに残って仕事を続けたい””こんな経験をしたけど、イラク人を嫌いにはなれない”と涙ながらに訴えていた。
彼らは当たり前のことを言ったにすぎない。
再発防止のために”危険地域旅行禁止法”を作るとか、人質にとられた人間から帰国のための航空運賃代を徴収するという発想も日本でしか考えられないだろう。
韓国を始め、フランス、中国、ロシアなど多くの国の人々が拉致されているが、日本のように人質に取られた本人が謝罪する国は日本だけしかないだろう。生還の喜びすら人質から奪ってしまった日本社会はやはり侵略戦争を国を挙げて支持した昔ながらの集団主義から脱却していない不気味さを感じた。
☆★ファルージャの大虐殺を止めさせよう★☆★
日・時:4月21日(水)午後6:30から8:00
集合場所:JTビル前 港区虎ノ門2-2-1
地下鉄銀座線虎ノ門駅3番出口赤坂方向、道の左側
☆★市民の声をイラクへ届けよう。
☆★アルジャジーラに届けて放映してもらおう。
☆★私たち、市民の声を。
さぁ、皆さん一歩を踏み出してください。
思っている心の叫びを伝えましょう。
リンク集に掲載しているムキンポさんの仲間たちのメッセージは
心が打たれました。
ぜひ お読みください。
http://www.mkimpo.com/diary/2004/appeal_04-04-16.html
(おおきせいこ)