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散歩 (ジローとゆきの話その2) 大木晴子
「ジローとゆきの話その1」 からずいぶんと時間が経ってしまいました。
6月8日に我が家に来たゆきは、来月で半年になります。
2歳半と聞いていましたので12月8日を3歳の誕生日に決めました。
この日は、特別な日!ジョン・レノンさんを思い 「イマジン」 を口ずさみ
「戦争はイヤ」と心に強く感じる日です。
平和を願い、今年からは更にゆきが幸せな歩みが
出来ますように祈りたいと思います。
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二頭に時には引っ張られながらの散歩も慣れてきました。
ジローとゆきは、それぞれ方向を変えて歩いたり、並んだり、
身体をつけて仲良く進んだり、ゆきは高い所が大好きで
垣根や椅子に上ったり、そんな様子をジローは見つめています。
目が離せないふたりですがその仕草が可愛いので“幸せをもらった“と
感謝しながら散歩を楽しんでいます。
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垣根の葉も色合いが優しくなっています。
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何時も通る道の手入れの良い花壇には色とりどりの季節の花が・・・。
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友達と出会うと見つめるふたり。
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ゆきは元気で好奇心いっぱい、すすんで「こんにちは」と
近づいていきます。
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更に猫に出会うと「もう、大変!!」
目がすわって、気持ちは猫になってしまうのです。
この日もジャンとパールという猫ちゃんに出会ってしまいました。
暫く見つめあっていました。
「さぁ、おじいちゃんのところでおやつをいただこう」
その言葉でやっと歩き出して近所のNおじいちゃんの家へ・・・。
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柿が色づきたくさんなっています。
毎年、「いくつ出来てる」とおじいちゃんとおばあちゃんは
当てっこをしています。
今年はどちらが勝つのかなぁ?。
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このNさんのお宅には、前を通る犬たちが立ち寄って
美味しいビスケットをいただいています。
我が家のジローもゆきもこの家の前を通るのが大好きです。
散歩の最後に楽しい時間を過ごしています。
(06-11-09・おおきせいこ)
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「虐待」(ジローとゆきの話その1) 大木晴子
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表情をかえるゆきに私は気づきました。
ゆきの前の生活がどんなであったか詳しくは聞いていませんでした。
ただ虐待されていて保護された犬とだけ・・・。
ゆきと一緒に届けられた「血統証」も、処分していただくように
ドックシェルターの方に頼みました。
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ジローに「遊ぼう!!」と声をかけたいゆきが
発した声に更に不安が増して・・・・・。
もしかして、この子・・・・声帯を・・・・・。
そんな気持ちが心から離れない毎日でした。
「ジローくん、お芋、食べる!!」
ジローは、元気にわん、わん、わん。
「ゆきちゃん、お芋、食べる!!」
ゆきも声をだしたいけどでない様子が続きました。
ある日、連れ合いが・・・・
「ゆきも食べるか!」とジローの元気な声の後に言うと
小さな声でわんに近い発音でなきました。
「大丈夫だわ、ゆき!」
「ゆき、良かったね。なきかたを忘れていただけだわ!!」
この時に、私はどんな虐待をされていたか
詳しく聞きに行こうと思いました。
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保護されたペットショップでお話を伺うと
心配していた通り、その家の子どもも親と一緒に
蹴る殴るのいじめをゆきにしていたようです。
酷い時は、夜家に入れなかったことも。
小さなこの犬は暗い闇夜の中ひとりで
何を考えていたのでしょう。
新しく飼われた洋犬の子犬と遊ぶ家族を見ながら、
賑やかな家の中の様子を、どんな思いで見ていたのでしょう。
寂しかったでしょう。
私は思いました。
ゆきは、はじめはたくさん泣いたでしょう。
「わたしも家に入れて!!」・・・・と。
きっと、その声を止める為に首に鳴くと電気を送る
機械を付けられていたのではないでしょうか。
我が家に来てからのゆきを見ていてそう思えるのです。
ゆきが持っている素敵な声を出せるまでには・・・
ゆきがジローと同じように子どもたちと仲良くできるまでには・・・
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ゆきが発する声をひとつ、ひとつ大切に家族で
聞いて、褒めて、喜んであげようとおもいます。
「ゆき!楽しくがんばれ!!」
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(06-07-18・おおきせいこ)
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ノミが付かない!!目の病気にならない!!
「ミューズ」の話(柴犬ジローの話・5) 大木晴子
柴犬ジローと一緒に暮らすようになって9年と半年になりますがまだ一度もノミを見た事がありません。
散歩で行き会うジローの友達は、この時期草むらでノミがついたとか、飼い主さんたちは神経を使うようです。
我が家は、月一度の飲み薬(プログラム:卵の段階からノミの繁殖を押さえる薬)と薬用石鹸「ミューズ」のお陰で本当に一度もノミを見ていないのです。
薬用石鹸は、いろいろなメーカーのものを使ってみましたが、汚れの落ち具合や手あれなどいろいろ調べて「ミューズ」がジローには一番あいました。私の感ですが、とくに香りがノミを寄せ付けないのではと考えています。
では、その使い方をご紹介します。
散歩から帰ると真っ直ぐ風呂場へ。
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1?手桶に「ミューズ」を数滴入れます。
2?ぬるめのシャワーで泡立てながら8分目までお湯を入れます。
3?手足を順に洗います。(指の間の毛の部分もよく洗います)
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★ 皆さんに聞くと散歩の後は、簡単に拭くだけとか話されますがこの洗った後のお湯を見たらビックリされると思います。我が家は家の中で一緒に住むと決めた時からの約束事、ジローも毎日、散歩の度に手足を洗うことはたいへんだと思いますが、お互いが気持ちよく生活するための努力を私たちもジローもしています。
あるとき、ジローはこの足洗いを嫌がりました。大きな声でワンワンとジローには珍しくなきました。私は直ぐに手を休めジローと向き合いました。丁度真夏の暑い日でした。
「ジローくん、誰が一番大変なのかなぁー、ジローくんは立っているだけ、母さんを見なさい。この汗を見なさい。母さんはジローくんをきれいにする為に、手をたくさん動かして大変なのは母さんでしょう。(ここで、ジローはシュウン、それからはじっと耐えるジローなのです。)
さぁ、次へいきましょう。
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4?風呂の残り湯があれば1?2はい手足にかけて「ミューズ」を流します。それからシャワーでしっかり流し洗いをします。
一緒に口の周り、お腹やお尻も流します。
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5?ここで我が家は、拭く時に腰が楽なように風呂桶の蓋の上にバスタオルを広げてその上にジローを乗せています。
6?バケツに少し熱めのお湯を入れます。タオルを絞って拭きます。
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7?写真で様子がお分かりだと思います。毛が抜ける時期は助かります。風呂場でブラシをした後に、この少し熱めのタオルで拭くととてもよくとれます。
★ ただ、手の油分が取れてしまうので、手あれ予防のハンドクリームを忘れないでください。
そうそう、忘れるところでした。
注意してくださいね、「ミューズ」の使い方を・・・・。
友人にこの話をしたところ「ダメよ、あの洗い方、家の○○チャン手が荒れちゃったわ!」よく話を聞くと原液のまま洗っていたそうです。くれぐれも薄めてお使いください。
目の病気にならない!!
犬は手足で目の周りをよくかいたりします。ジローは今まで目の病気にかかったことがありません。多分、手足をきれいに洗っている「ミューズ」効果だと私は思っています。お試しください。(おおきせいこ・このページの写真撮影は、父さんの大木茂です)
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(楽しかった!雪遊び!!ウッフフ ウッフフ)
免疫力を高める食事の成果が・・・大好きな雪国で!!(柴犬ジローの話・4)大木ジロー
父さんが急に言ったんだ。
「ジロー、雪で遊ぼうか」
ボクは、車が大好き、何処へいくのかなぁー。
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あっ!地震があった新潟だ。
高速道路は、連休が終わり空いていて天気は凄く良かった。
上毛連山がきれいに見えたよ。
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「ジロー、このトンネルを抜けると雪がいっぱいあるぞ」
父さんが言うと関越トンネルが見えて来た。
長いトンネル、10926mも!
ボク、トンネル怖くないよ。
わーぃ、雪だ!!
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小出の高速料金所にこんな張り紙があったよ!
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ムキンポさんのページを思い出しちゃった。
http://www.mkimpo.com/rooftop/index.html
さぁ、目的地大湯へ向かいます。
母さんは「温泉」大好きって何度も言っていた。
ボクは、車の中で寝るから良いよ!!
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少しすねていたら父さんが、ジロー雪で遊ぼうなぁーと言って雪がいっぱいある広場で追いかけごっこをしたのボクの方が走るの速かった・・・楽しかった!!
父さんと母さんがビックリしていた。
ボクが元気だから、そういえば何時もはこんなに走ったり遠くまで「何があるんだろう」と見に行ったりしたことがなかったなぁー。
どうしてだろう。きっと、母さんが作るご飯で元気が出るようになったんだなぁー・・・きっと。
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父さんたちが泊まった「友家ホテル」さんは、最高!と母さんが言っていた。
着いた時に出していただいた「リンゴのお菓子」手作りの優しさに添えられたペパーミントの可愛い葉っぱが父さんの思い出まで呼び起こしてくれたんだ。
時間をおいて出される温かいお料理や浴衣に添えられた白足袋にも心配りが温かくてまた「最高!!」と母さんが言った。
http://www5.ocn.ne.jp/~tomoya-h/index.html
翌朝は、一晩降り続いた雪でもう大変!!
ボクなんか、何にも見えないよ。
母さん、写真なんか撮ってないで窓の雪を取ってよ!!
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もう雪・雪・ゆきでした。
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信号も家もみんな真っ白。
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ボクも!
街の中に、地震で壊れたお店もあったよ。
バスにも「がんばろう」と書いてあった。街のあちらこちらに「がんばろう」って・・・。
スキー場も人が少なかった。
地震が恐いのかなぁー、でももう大丈夫だよ。
みんなで新潟へ行こうよ。
それが、新潟が元気になれることだと思う・・・ボク。
また、行くんだ。父さんと約束したから・・・。
母さんが作ってくれるご飯を食べて元気になって行くよ。
(大木ジロー)
http://www.seiko-jiro.net/modules/wfsection/article.php?articleid=21
ジローのご飯を作って約1年近くなります。
その成果を今度の旅で、はっきり見ることが出来ました。
旅から帰り拵えたご飯です。
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中に入れた具は、メヒジキ、大豆、鶏肉、人参、南瓜、キャベツ、大根の葉です。
このお鍋で5日分ぐらいあります。
冷凍したり今の季節でしたら冷蔵庫で3日ぐらいは、大丈夫です。
まとめて作れるので手間はあまりかかりません。
安心出来る食事は飼い主にも心地の良いものです。
優しさをスパイスにあなたもいかがですか。
ヒントを与えて下さった東京農大の先生に旅から帰ってお会いしました。
ジローを見てビックリなさって「目つきが違ってきましたね」
「本当に元気になった」と喜んでくださいました。(おおきせいこ)
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免疫力を高めて、優しいダイエット(柴犬ジローの話・3) 大木晴子
ドックフードをやめて、手作りのご飯を食べるようになったジローに変化が見られるようになったのは、2ヶ月が過ぎた頃からでした。
固まって毛が抜けた後のつるつるした皮膚に毛が生え始め、黒ずんだ色に変っていた脇の下も色が薄らぎ柔らかな毛が見られるようになりました。
ジローは、2?3年前から「甲状腺機能低下症」(※甲状腺の腫瘍、萎縮、破壊などが原因と考えられる。犬のホルモンの病気では最もよく見られるもので、元気がなくなり、食欲はおちるのに体重が増える傾向があり、基礎代謝量が低下するため、皮膚が乾いて脱毛し、寒さに弱くなり、心臓のはたらきも悪くなる※)になり年々症状が進んで来ていました。特に今年は、薬も効果が見られず困っていました。そんな時に散歩でいつもお会いする大学の農学部で教えていらっしゃる方から「免疫を高めてあげるしか方法がないでしょう」と言われ「どうしたら良いのですか。」とたずねると「お米のご飯にすれば良いのです」と助言をいただき、早速2月27日、その日の夕食からジローの食事作りがはじまりました。その作業は素敵な楽しいものになりました。
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作り方は、レシピに書きますが、いろいろ工夫をこらして作り続けた時間は、私も子育てをしていたらきっと、こんな幸せを感じることが出来たのではと野菜をきざむ時も、鍋の中をしゃもじでかき回す時もそして7?9品目ぐらい入った具の優しい味を味わう時にそう思えるのです。
犬と一緒にして!なんて怒らないでくださいね。
この食事は、赤ちゃんの離乳食にピッタリ!それは、お母さんが安心できるから、幸せな気持ちで作った食事を食べる事が出来れば子どもにとっても素敵でしょう。
私はジローに「母さん、これからジロー君のご飯を作るからね」と言って台所に立ちます。そしてその日に入れる具を台所の近くに寝そべっている彼に語りながら鍋に入れていきます。
「ほら、見てごらん。ジロー君が好きな人参だよ!」
私が幼い頃、夕食の支度をする前に母は遊んでいる私を連れ帰り、いつも母の姿が見える所で過ごしていた記憶があります。
母は、わらべ歌のように野菜の切り方、煮方を話しながら調理をしていました。私が自分で火を使い作れるようになった頃には、自然と物の入れる順番がわかるようになっていました。たとえばナスを油で炒めて味噌とお砂糖で味をつける時には、砂糖が先に入る事も。
砂糖が先に入ると不思議とナスから水分が出てきてお味噌が溶かしやすくなるのです。
母の記憶をたどりながらこの数ヶ月、ジローの食事作りをしてきました。
太り気味のジローは、身が締まり散歩に出ると「ジロー君、スマートになったんじゃない」「ジロー君、痩せたわね」と声をかけられてこれまた嬉しい毎日なのです。
大豆、じゃがいも(サツマイモ)、キャベツ、大根(葉も)、南瓜、青菜、しめじ、人参、海藻類、お肉(鳥・豚を少量)、ご飯(玄米6,白米4)バランスのとれた優しい食事は、ダイエットをと考えている皆さんにもお勧めです。
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特に若い娘さんで、吹き出物をきにしている人は、良いと思います。玄米が入っているので毎日腸の具合も快調です。
実は、はじめ白米だけで作っていましたが、ジローも便秘気味になり困りました。そこで玄米に登場してもらいました。分量もいろいろ試しましたが、今は玄米6割、白米4割で普通の炊き方をしています。
ジローは、喜んでいると私は信じています。
それは彼が大好きなクマピーを持って「出来たわよー」と言って台所から出てくる私に「好き、好き」と抱きついて来るからです。
そして、九ヶ月が過ぎても、食べ終わった器は、ピカピカです。(おおきせいこ)