７月２０日の日曜日は、そう昨年の小田さんの葬儀を
思い出すような日差しでした。
そして同じように小田実さんの笑顔が素敵な遺影を
持って家を出ました。
ずっと思っていたこの写真パネルを娘さんのならさんに
差し上げる機会がやってきました。



小田実さんを偲ぶ会の前に「言論弾圧の水脈　横浜事件から立川反戦ビラ弾圧へ」
の集会へ参加しました。
いま、言論、表現の自由をしっかりと守らなければという気持ちを
強く感じることが出来た素晴らしい集会でした。
少しの時間でしたが、心を繋げることが出来て幸せでした。



小田実さんが掘った「井戸」を掘り続けよう
［小田実さんを偲んで］
「小田実さんの文学と市民運動」を語り考える
この集まりは、たくさんの皆さんが力をあわせて準備をしてきました。
会場には、西口でスタンディングをしているＡさんも笑顔で頑張っていました。



会は、 「 小田実　遺す言葉 」NHK教育「ETV特集」 の映像から始まりました。



小田さんの人生の同行者、玄順恵さんが語る言葉に小田さんの
思いが込められていて見せて頂いた「河」の構想表に感動を覚えました。



吉川勇一さん、和田春樹さん、吉岡忍さん
元べ平連の皆さんからの思いも語られました。
もう少し時間があれば良かったのに！！
前半、長いお話をした方がいて時間が押せ押せになってしまいました。



時間があればもっと聞きたかったなぁ?。
小森陽一さんの「河」書評！
赤い付箋をたくさんつけて準備をされて来られたのに！！
もう！残念！！
共産党の穀田恵二さんの言葉も誠実さが伝わりました。



小田さんが出版された本に言葉を添えて贈られてきた愛娘
ならさんは爽やかに遺族を代表して挨拶をされました。
私は、ならさんに初めてお会いしたのはベトナムの旅を終えて
成田で成田闘争の集会に小田さんがお話をされた時でした。
この時、ならさんが一緒に会場に来られていました。
小田さんのならさんへ向ける優しい眼差しが素敵でした。



たくさんの皆さんが、小田さんとの出会いに感謝の言葉を言われました。
静かに献花をして会は、終わりました。



会場には、私のページをみて参加したW大学のＨさんもいました。
小田さんと一緒に記念写真です。
このパネル写真は、ならさんに差し上げました。
とても気に入っていた写真と言われて嬉しかった。
前日に、連れ合いがプリントをして作ってくれました。
感謝！！
（08-07-22・おおきせいこ）

小田実さんを偲ぶ会の、とてもいい記事、情報を読ませて頂きました。「明日も晴れ」を知って以来、小田実さんについて過去の記憶が現実のものにカムバックしました。また新着ウェブサイト情報で、吉川勇一さんのこと、吉岡忍さんのこと、次々にサイトがつながり、随分勉強させて頂きました。そういう方たちの経てきた人生を感慨深く読みました。それだけでは晴子さんには物足りない影響かも知れませんが、私にとっては今まで見過ごしてきた世界の大量の知識を得、これをもとに人生観が少し変わっていくかな・・と。でも、一人の人間、それを取り巻く世界にはいろいろな側面があり交錯していますから、みなが同じ方向を向くことはないでしょうが・・・とても考えさせられたことは事実です。

marilynさん
嬉しい投稿をありがとうございます。
個が活きること・・・一番大切なことだとおもます。
人は様々です。
だから私は、自分流という言葉が好きでよく使い
また、心が動くもの、撮りたいと思うもの、
書きたいと思ったときに・・・・・と
最近、そんな気持ちが強くなりました。

先日、デザイナーの 鈴木一誌さん に映画「地下広場」を
DVDにどうしても残しておきたいとお話をしてご意見をお聞きしました。
鈴木さんは、直ぐに太田出版から出されたばかりの (DVDブック) （単行本)
「目撃!文化大革命 映画「夜明けの国」を読み解く DVD付 」を
送ってくださいました。
とても参考になり、希望に繋げることが出来ました。
読み終えた日の明け方に夢をみました。

落ち着いた部屋にスクリーンがあって
「地下広場」の画面が映し出されていました。
座り心地の良い椅子に当時逮捕された 吉岡忍さん 、市議で頑張る 小黒弘さん 、
先週西口にいらした 伊津信之介さん そして私。
４人が座って「良い時を過ごした」という顔で画面を見つめていました。
側に当時高校生で地下広場にも来られたことがある
鈴木一誌さんが持っている書類に目をとめていらして
その横に当時から時を重ねてきた連れ合いがカメラをのぞいていました。

目が覚めたときに、何だか心の中が温かく感じて
とても不思議な気分でした。
先ずは、皆さんのお気持ちを聞かなければと思っていると
先週は、伊津さんにそして日曜日には吉岡さんにお会いできて
気持ちを伝えることが出来ました。
北海道にいる小黒さんは、ページを読んでくれて安心！
昨日、映画「地下広場」の大内田監督のお連れ合い幸子さんに
これまでの気持ちをお伝えして許可を正式に頂きました。
『「地下広場」は、晴子さんの好きなように使ってください。』と
以前から言って頂いておりましたが奥さまや娘さんの手の中にある間に
私は、この作品をDVDに遺したいと願っています。
これから一番たいへんな版元を探さなければなりません。
でも、苦労が多い分！素敵な作品が作れるのではと
大らかに明るくあの当時の人たちの表情を思い出しながら
頑張ってみます。
出来上がったら「買ってください！！」
（08-07-24・おおきせいこ）