今夜は、星と月がきれいです。
夜の散歩に久しぶりにジローも一緒に行きました。

ジローは、散歩があまり好きではありません。

元気なゆきに引っ張られて頑張って歩いてきました。
足を洗い、甲状腺低下症の為に抜けている毛の部分を
消毒薬でふいて乾いた頃に何時もだと二階へあがります。

今夜は、どうしても足が出なくて何度も挑戦してるのに
階段を上がることができませんでした。

ジローは、少しうなだれて居間の自分の布団にうずくまりました。

私もショックでした。
ここ数週間、調子の悪い日はその気配を感じていました。
何時かこんな日が来ると覚悟はしていましたが・・・。
ジローの気持ちを思うと涙がこぼれました。

私は今年になってから毎晩
ジローが二階へ行った後に
ゆきをゆっくりと抱いて話を
していました。

老いていくジローを優しく見つめることが
できるゆきになってほしいからです。

ゆきのやさしいお兄ちゃんになったジローを
労れるゆきになってほしいからです。

今夜は、下の居間でジローとゆきの
寝息が・・・・。
（07-03-01・おおきせいこ）

夜中の３時過ぎに・・・・
「母さん、二階で少し寝るからね」と
ジローとゆきにタオルをかけました。

二階に上がり部屋の電気を一つつけて休みました。
暫くすると階段を何度も何度も足を出して
上がろうとする音がしました。
直ぐに階段の電気をつけて・・・・
「ジロー、がんばれるかなぁ?」
でも、諦めて戻って行くジローの足音が
すぐに聞こえてきました。

２２キロの彼を抱いて上がるのは
いまの私には無理かなぁ?。

また、浅い眠りについて気がつくと
ゆきが側にいました。
私は直ぐに起きてジローの所へ行き
寂しげな顔をしている彼を抱いて
二階へ上がりました。
重かった！！
ジローは、私の布団に入ると
力を抜き、鼾をかいて眠り始めました。

ゆきは、一度私の手に身体を委ねて直ぐに
下へ降りていきました。
私は、心の中で「ゆき、ありがとう。
今日は、あなたの「桃の節句」に使う
美味しい油揚げを一緒に買いに行こね。
その時にたくさんたくさんお話をしようね。」
とつぶやいていました。
（07-03-01・おおきせいこ）

犬の歳のとり方ははやいです。
ジローを見ているとそれがよくわかります。
表現方法が見つからないので
一日が何ヶ月分という感じがします。

ジローもゆきと一緒にいると
そのことがわかるのでしょうね・・・きっと。

今朝方、びっくりしました。
ジローが私のベッドの横で顔を覗き込んでいました。
具合が悪くなり二階に上がった私が心配だったのでしょう。
上がれたのです・・二階に。
でもそれ以後は、一度も上がっていません。
何だか胸がきゅ?となって
「ジロー、ありがとう」と何度も言っています。
（07-03-04・おおきせいこ）

ジローは、甲状腺低下症でかなり飲む薬が多くなっています。
そのせいか今年は毛が抜けて、抜けて可哀想です。
尻尾も細くなってしまいました。



皮膚が出ているから刺激を受けて気になり掻きます。
お散歩をしていても少し歩くと座り込みかきます。
寝ていてもよく起きてかきます。

でも、お風呂に入れてすっきりとすると暫くは
気持ち良さそうに寝言まで言いながら眠ります。
一眼レフのカメラを近づけて連写しても寝息が聞こえます。

今日は、暫く出かけることが多く寂しい思いをさせたので
目一杯、ジローとゆきにつき合いました。
ふっ?、二頭をシャンプーするのは疲れます?。
（07-03-07・おおきせいこ）

このホームページを外国でも見ててくれる?。
データーでその国がわかります。
ベトナムのカウントが出た時に・・・
「ジローくん、父さん読んでるね。ジローとゆきのこと」
「心配しているね　きっと。」
そんな会話をした日、父さんからメイルが届きました。

何時か本で読んだんだけど
生肉を食べさせたらどうだろう。
先代の次郎のときも元気になって
頑張って雪の中で遊ぶことができたし・・。

というわけで、生肉を少し食べ始めました。
生肉の効果かは、わかりません。
でも大好きな二階へ・・・
私が就寝する時に一緒に上がります。
ひとりで頑張って上がれるようになりました。
一日、一度だけになりましたが
私には嬉しい上り下りです。

そのジローが、この二三日
嬉しそうに私の話す言葉に耳を傾けています。
「父さんのお土産な?にかなぁ?」
二十日振りに帰宅する父さんに
会えるのが嬉しいのでしょう。
お日様が出て楽しい散歩が終わったら
「ジロー・ゆき元気か！」
大好きな父さんの声がするよ！！
（07-03-14・おおきせいこ）