2010年3月21日、埼玉県にある丸木美術館の評議委員会へ出かけました。
空は青く気持ちの良い日でした。






この日、私は後悔しました。
一眼レフのカメラを持って来なかったことを・・・。
「席が離れすぎてる！！」と心で思いながら小さなカメラのシャッターをきりました。
会議に出ることと、前日のスタンディングなどで疲れていることを
理由に身体がさぼってしまいました。
針生さんの表情を見ながら後悔しました。
この時も針生さんから怒ることの大切さを学びました。






この人も権力としっかりと向き合い生きていると感じ
背中を見つめて歩みたいと思いました。






私が針生一郎さんを撮影した最後の写真です。
針生さんと丸木美術館の影が美しかった。
10-05-27（おおき せいこ）

★「針生一郎館長逝去」
http://fine.ap.teacup.com/applet/maruki-g/20100526/archive
原爆の図丸木美術館学芸員・岡村幸宣さんの日誌

針生一郎さん、ありがとうございました。2010年5月26日の命日を忘れません。

晴子さん、一眼レフでなくても、画像が鮮明過ぎなくていいですよ。まだ１度もお会いしたことがないかたですが、晴子さんのこの「最後の写真」をつくづく見て、このとき、このかたはご自分のこの突然の死を考えておられただろうか、と悲しみが押し寄せました。各種報道を読んで、そのような立派な素晴らしいかただったのか、と、その死が心から惜しまれます。この写真の後ろ姿に、深く頭を垂れてお見送りしたい思いです。