（地震のあと、更に仲良くなった我が家の子どもたち）

私の2011年の弥生月のスタンディングは明日が最後です。
今のところ２６日と卯月の最初の土曜日は立つことが出来ません。
ページの記録は、立たれた方からレポートと写真を送っていただき
後日「明日も晴れ」ニュースに掲載します。お楽しみに！！

いろいろな出来事がありなかなか自分のことを
まとめて書く気持ちになれませんでした。
先日の摘出した腫瘍では、はっきりしたものが出ず、
リンパ腫の身体に出来ている場所などから治療の必要な
リンパ腫ではないかと各医師が思われています。
抗がん剤のリスクを考えると詳しいデータをということになり
新しく腫れ始めた右耳の顔面側のリンパ腫を取ることになりました。

今度は、全身麻酔です。
前回のように 9番の手術室！ラッキー！！ なんて書けません！！
残念！１０番だと「第１０期ですよ！ 意見広告 」って書けるのに！！
先日、１６日にMRIをとりました。
その時に書いたツイッターです。

今日は、再手術前の検査日でした。
MRIを撮る前に地震がありました。
大きな病院の一階でしたが揺れました。
数分後に機器の中へ耳栓をされても大きな音が響く中での検査でした。
目を閉じるとあの黒い波が浮かびました。
水の中にいるような音も聞こえてきました。
その中で「生きたい」という声を聞いた


（ 西山正啓監督 作品、『「大木晴子・明日も晴れ」沖縄〜東京〜連帯と恊働2010・4月行動』
頑張れと世界で一枚のDVD！記録をつくって頂きました。）

検査をする前、私は被災地の皆さんのことを思うと
自分の整えられた環境が幸せ過ぎて辛くなりました。
でも、原発事故の報道を見続けていま、
私たちが考え行動に移して行かなければならないことが
たくさんある平和へ繋げていく行動を大きなうねりに
していかなければいけないと心に決めました。
その為に「生きていたい」と強くおもうようになりました。
Fight・・・・先ずは、自分の病との闘いです。
頑張ります。



CASABLANCAさん から頂いた美味しいヨーグルトを飲んで免疫力つけます。

11-03-18（おおき せいこ）

今日、１８日は、Ｓさんのお母さんの誕生日。
釜石で地震でなかなか連絡が取れなくて心配をしました。
誕生日前に無事であることがわかり皆で喜びあいました。

１９日の土曜日は、釜石へ向うＳさんの為にカンパ袋を拵えました。
温かい想いがこもったカンパをＳさんにお渡しします。

今月の２９日は、2008年に亡くなられた 小松ミつさんの命日 です。
皆で小松さんを偲びます。
私の入院があるので１９日にして頂きました。
小松さんの想いを心に深く刻む時にします。

昨日、北陸に住む友人が里帰りしたからと前に送って頂いた
ヨーグルトを再度プレゼントしてくれました。

クロネコヤマトさんが届けてくださり、お顔を見るととても
疲れた表情でした。
「忙しいでしょう」と言うと
「もう凄いです。でも、今はみんな大変だから」と話されて
何時もの我が家の子どもたちを見て下さる優しい笑顔が戻りました。
「ありがとう」と言って戸をしめた後、急いで箱の封を切り一本取り出して走りました。
クロネコさん！足が速い！！
「クロネコさ〜ん」大きな声で呼び止めました。
「これ、幸せなヨーグルトだから飲んで元気を出して！！」
と渡すととても幸せそうな顔をされていました。
身体は疲れているけど心は少し元気になって頑張れる！と思いました。

家の前に戻ると丁度近所のお年寄りが通られて地震の話をしました。
お身足が悪いので怖かったと話されていました。
住んでおられるマンションは、とても丁寧に建てられたものだから
安心出来ると伝えると嬉しそうにされて、
何かあったら助け合いましょうと約束をして別れた。

少し声をかけあいながら日常を過ごされることをお勧めします。
みんな不安な気持ちを持っています。
何が正しいのだろうと考え始めています。
この素晴らしい芽を育てていきましょう。
平和は、育まなければ育ちません。
小さな個の力が大切なのです。
今度のことで、世界の国々は仲良くしていけると感じることが出来ました。
戦争など二度としてはいけないことをこの日本が一番知っています。
戦争に繋がる物へ投入しているお金を使うことが出来れば、復興に希望が持てます。
さぁ！みんなで知恵を出し合いましょう。
11-03-19（おおき せいこ）

晴子さん、お病気のこと大体わかりました。とにかく目の前のハードルを１つずつクリアしていくことを目標に。今は体力つけて手術を乗り切ってくださいね。人間の生命力は、そう簡単にはへこたれませんから、体力をつけてください。
まさにFight！です。

西山正啓監督のDVDは、コピーもあるのですか？（見たいな〜）

（辺野古のテント村から頑張れ！！と寄せ書きを頂きました）

marilynさん、何時も見つめていてくださること感謝しています。
今日、先日撮ったMRIの検査結果を見ながら再手術の話を聞いて来ました。
「耳下腺腫瘍」摘出します。
はじめの診察は、血液内科で担当になった医師に画像を説明していただきました。
おもっていたより多く出来ていたことがわかりました。
術後の検査が出たら直ぐに診察して頂く予約を入れてきました。
４月５日には、治療方針が決まりそうです。
私の生き方もお話をしているので・・・・
「頑張りますからよろしくお願いいたします」と挨拶すると
優しい眼差しを送って頂きました。
信頼出来る方の元で少し怖いけど新しい治療を受けることが
出来て良かったと安心に似た気持ちがしています。

続いて、手術を担当して下さる耳鼻咽喉科の受診です。
ここでは、具体的な切り方などの説明を受けます。
前回は、耳の後ろだったのであまり気にしていませんでしたが
今度は、顔側なので少しきれいに縫ってくださいね！！
とお願いしたり、明るく話をして来ました。
顔面神経が通っているところで、なかなか深刻そうな話でした。
「もし、顔が動かなくなっても元へ戻りますか」と質問をすると
リハビリーなどでかなり大丈夫とのことでした。
この時、思い出しました。
もうすっかり忘れていたことを・・・。
義歯にするときに、医者が「晴子さんから言葉を話すことを失っては大変だから・・」と言って
ピッタリする歯を拵えて頂いたときのことを・・。
普通、義歯にするとなかなかしゃべりずらくなる傾向があるそうで
医師はとても心配してくれました。
ところが、すごく早くなれて言葉も前とかわらない発音に医師は驚いていました。
何でも受け入れて歩み寄れる私の性格が良かったのかもしれません。
だから今度も苦境に陥っても、そのことからまた学び楽しく付き合えるような
そんな気持ちになれたことが良かった。


（西口で反戦意思表示をされている皆さんから応援メッセージを頂きました）

「今度は、少し多めに切りますよ！」と言われて
S型に１０センチだそうです。
やっぱり、細い糸できれいに縫ってほしいなぁ〜。
11-03-22（おおき せいこ）

３日ほど家を離れていたのでパソコンを見れず、ページに書かれた晴子さんの手術のこと、今初めて読みました。
実は昨夜、日にちを間違えて、今日入院かと思い、東京へお電話してしまいました。
久しぶりの晴子さんの声は・・・ほんとに相変わらず美しくて可愛らしくて、そして明るくて、とても１０センチも切られる人の声ではありませんでした。あることで、お互い、いえ、晴子さんのほうがからからからと大笑いされて、私も引き込まれて笑いながら、「なんとすごいかただろう」と心の底から感嘆しておりました。

｛何でも受け入れて歩み寄れる私の性格が良かったのかもしれません。だから今度も苦境に陥っても、そのことからまた学び楽しく付き合えるようなそんな気持ちになれたことが良かった。｝
という晴子さんの文に、私自身もかなり我慢、忍耐、などやってきた人間だと思っていましたが、「何でも受け入れて歩み寄れる性格」という文字をただただ感動して見つめていました。最近私が発見した「並々ならぬ人間、晴子さん」の原点を見ました。・・・

明日は入院ですね。晴子さんならどんな痛みも苦境も笑い飛ばすでしょうね。元気で退院してきてください。

（仲良しの友人夫妻からお花を頂きました）

marilynさん、お返事が遅くなりました。
S型に１０センチ切った傷は、やっぱり痛いですね。
きっと、時間をかけなければ・・・気にならなくなるまでには。
今日の結果は、全部は出ていませんでしたが治療の必要な腫瘍があると認められました。
KappaとLambdaと言う値がバランスがとれていると良かったのですが
私は、Kappaがすごく多く、Lambdaは、少なかった。
棒グラフを見せて頂いたのでよくわかりました。
この型は、腫瘍が認められるそうです。
一番大事な病理の検査がまだ出ていなかったのですが・・・・
どちらにしても治療が始まるので、次の骨髄検査の予約を入れました。
この検査でいろいろなところへ出来てる場合は、抗がん剤治療になるのだろうなぁ〜。
多分、そうなるなぁ〜と身体の様子から自分で予測しています。
治療に辿り着くには、長い時間がかかります。
これは、精神的に辛いものです。
どうしたら一番良いかたちをとれるのだろう。
そんなことを思いました。
これが、今の医療ならいろいろ考えなければいけないと思う。

沖縄へ行きたいなぁ〜。
結果を聞いて外へ出たらそう思った。
気合いを入れてカメラのファインダーをのぞこうと思った。
撮りたいものがある。
11-04-05（おおき せいこ）

晴子さん、ご病気のこと読みました。
辛い気持ちにどんな言葉を書いても、何だか表面的で空しくて、・・時間が経ってしまいました。

直接お電話しようかな、と思ったんですけど、私は電話が苦手なの。思ったこと正しく伝えられないんじゃないか、それどころか、とってもありきたりのつまらないことしか言えなくて、かえって晴子さんを傷つけてしまったらどうしよう、なんてあれこれぐずぐずしていました。　　月並みのことしか言えませんが、

病気の治療はとても辛いだろうと思いますが、とにかく治ってください。それだけです。晴子さんらしく取っ組んで病気を降参させてください！！！それは可能なことですから！

「枕を抱えてうつぶせになって」
そう言われて検査は始まりました。
想像は・・・していたけど初めての体験です。
このとき、私は前の日に撮った老犬ジローのことを考えようと思いました。
心と身体が柔らかくなっていたら検査もし易いだろうしきっと痛みも少ないような気がしました。

骨髄検査は、 骨髄穿刺 をして、
私はの場合は、腰の横にある腸骨からとりました。
骨髄は重要な造血器で、骨の中心にあります。
骨髄のなかにある血液、骨髄血を採取します。

かなり痛みのある検査です。
麻酔をしますが、骨から先きは効きません。
今日、友人が電話で話してくれました。
この検査で気絶した人もいたそうです。
わかるなぁ〜。
私は、涙を流しながらジローのことを一生懸命思っていました。
採取後は、20〜30分、完全に止血するまで安静にしています。

痛いのは、この時だけではありません。
その後も中が化膿しているのではと思うほどの痛みがあります。
時間がかかるのでしょうね。
元に戻るには・・・・。
可愛く付き合うしかありません。

明日１５日にデーターが揃いどんな治療になるかがわかります。
もう、気持ちは落ち着いていますから一日も早く始めてほしい。

昨夜も読谷村の金城実さんに、電話口で背中を叩かれたような大声で
「元気になれ！」と言って頂いた。
遠い、北陸のmarilyn さんからも電話を頂いた。
温かい眼差しをありがとうございます。

セカンドオピニオンでお話を伺った近藤誠さん が、
言われたような結果が出るのではないでしょうか。
はっきりした結果が聞きたいです。
さぁ！なかなか眠れないけど、寝なければ！！

9番の手術室！ラッキー！！
お守りを持って・・・・行ってきます。
11-04-14（おおき せいこ）

昼過ぎに病院から帰りました。
連れ合いは、午後から仕事へ。

私の様子を見て、子どもたちは優しい眼差しを・・・。
父さんが美味しいご飯を作ってくれるから・・・母さん！頑張って！！
・・・何だかそんな声が聞こえて来る雰囲気です。

結果を聞いて迷って自分では決められなくてロビーで待っていた
連れ合いに話すとB先生を信じてもう一度頑張ればと背を押されて
もう一度、診療室に戻り三度目の手術に向けて予約を入れました。

「低悪性度のリンパ腫」何だか動きがあるようで手術までの期間が長いと大きくなったり、小さくなったり。
免疫染色でCD10が陽性だったり、リンパ球のBcl-2も陽性だったり、
やっぱり、このまま、ほっておくわけにいかない！！
三度目の左脇の下少し大きくなってきた腫瘍を取って突止めたいと言う医師の言葉・・・
「もし、私の家族だったら手術を勧めます」
私の想いも考えて応えてくださったB医師に委ねて来週外科の診療を受けることにしました。
これも、与えられた私の人生！
「低悪性度のリンパ腫」に効く薬は無いのですか。
そう質問したときに「トレアキシン」とパソコンでみていたのを調べるとやっぱり強い薬だった。
「低悪性度のリンパ腫」にもいろいろかたちがあるようで、やっぱりもう少し詳しいデーターが
ほしいと言われる医師の気持ちがよくわかった。
「直ぐに悪くなるリンパ腫でなくて、良かったじゃないか」
「また、入院したら美味しいもの届けるから・・・・」
そう、言ってくれる連れ合い、優しい子どもたちにもう少し甘えることにしました。
でも、土曜日は行きたいなぁ〜、新宿。
11-04-15（おおき せいこ）