（10月25日、毎日新聞・夕刊「70年代ノート（新宿・フォーク・深夜放送）」）
「私たちも、９３年の山形映画祭で上映されるまで、出会えるとは思ってなかったんですよ」
　反戦サイト「明日も晴れ」を主宰している大木晴子は、今年の「東京国際映画祭」で上映される記録映画「地下広場」についてそう言った。
「もうボロボロになっていたその時のフィルムをカンパで新たに焼き直したものなんです」
　１９６９年２月の最終週から始まった新宿西口地下広場でのフォークゲリラの集会は、５月の連休過ぎには数千人が集まる大集会となった。大木晴子は、東京フォークゲリラのメンバーとして最初から参加していた。記録映画「地下広場」にも、集会の中心で歌う姿が映っている。彼女は出版社勤務の２０才だった。
　６８年１２月２８日、作家、小田実が中心になっていた”ベトナムに平和を！市民連合”、通称べ平連は、ベトナム戦争に反対するデモを行っている。参加者が手に花を持ち、ギターで歌いながら歩くという”花束デモ”だった。
「その流れで地下広場に来た時に誰かがここで歌うのって良いね、と言ったのがきっかけでした」
　ベ平連は、あくまで個人による参加を基本にした運動だった。彼女は、東京フォークゲリラに何人くらいのメンバーがいたか知らないと言った。
「歌っていた人は少数でしたしプロはいませんでした。誰かがギターを持って歌い出せば、その人は仲間なんです」
　誰でも自由に歌うことが出来る。それがフォークソングだった。
「抵抗の歌だったんでしょうね。抗議の気持ちを表すのにピッタリだった。世界が変わるかも知れないと思いました」
　彼女は、その年の７月、勤務中の昼食時に会社近くで礼状逮捕された。道路交通法違反である。　
　自由な歌声の輪は、ある日、力で制圧される。
　映画「地下広場」は、その模様を克明に記録していた。
（音楽評論家・田家秀樹）

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東京国際映画祭で「地下広場」を見てきました。
大きな画面、音響もよくて今回の映画祭で指定席のように
なったEの６番に座ってしっかりと向き合って観ることが
できました。不思議と自分がカメラのレンズになったような
そんな感じで画面をおっていました。
大内田監督が見つめる眼を今までになかったおもいで
感じることが出来ました。貴重な作品です。
どうしてもDVD制作を考えようとおもいます。
出来れば何処か上映出来る場を探す努力をしてみようと
おもいます。


（Ｈさんからカードが届きました。感謝！！）

あと、数十分で新しい歳のスタートです。
気持ちを新たに課せられた「地下広場」のこと
素直な自分と向き合って心地の良い
記録映画「地下広場」を残していきたいとおもいます。
大内田監督夫人からこの映画の権限を私にというお話をいただきました。
責任は重く大丈夫だろうかと不安にもなりますが
良い形に残す作業に大らかに取り組みたいと映画をみながら考えていました。
天国の監督が「晴子さん、たのみますよ！」
と優しい笑顔で言われているように思えるのです。
だから、頑張れるとおもいます。
皆さん、応援してくださいね！！！

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映画のあとは、日比谷野外音楽堂へ
「テロ特措法・イラク特措法は廃止を
在日米軍再編を許さない」１０・２５全国集会


（ＫＹ生さん撮影）

議員の皆さんは、民主党さんと社民党さん。
私は、やっぱり共産党さんも一緒に頑張れると良いのにと
おもいました。前は、一緒に声をあげたことあるのに！！！
1969年の地下広場には、様々なグループが様々個が
一つの場で自分の意見もはっきり言う、そして人の意見も
しっかり聞く、そんな様子が映し出されています。
私たちがなくしてきたものきっと取り戻すことが出来る！
個を見つめあいましょう。
大らかで優しい眼差しを持たなければ・・・だめだとおもう。
雲さんと話しました。
今度は、共産党さんたちがやるデモに参加しよう！
平和を育むおもいは同じ！
心は鏡のように写しあうもの！
お互いに”優しい眼差しを”持ってくださ?い。
議員さんたち！！
こんな時代だから力をあわせなくては！！！
子どもたちも見ていますよ！！
大人の言動！！
（07-10-25・おおきせいこ）