（７月、沖縄で撮影）

我が家には、柴犬ゆきが気に入っているベランダが二階にあります。
私たち夫婦の部屋からと、いまベトナムから来ている客の部屋の窓からも抱きかかえて出してやることが出来ます。
この日、一度出したゆきを私は中に入れてレースのカーテンをして戸を閉めました。
暫くして、客は窓からゆきを出してカーテンを閉めていました。
朝食の途中でゆきがいないことに気づいて「ゆき、ゆき」と呼ぶと「ベランダに出した」と聞いて急いで二階に上がりました。
客の部屋の戸が開いていてカーテンが閉まっていました。

私はこのときに「不味い！」と思いました。

それは、柴犬ゆきが体験してきた哀しい情景をゆきに想い出させたのではと一瞬おもい気が動転しました。
直ぐに寝室の窓を開けて「ゆきの声！聞こえたよ！母さん」と言うと直ぐに中に入って来ました。
好きなベランダからゆきを下ろすのは、普段なら手こずるのにこの時は飛んで私の所へやってきました。
可哀想なことをしました。

このあと、わたしはこの気持ちを引きずったまま、食卓についたので、怖い顔もしていたのでしょう。
６年半のゆきとの時間がそうさせたとおもいます。
英語力の無い私は、客にそのゆきの体験を説明することも出来ず、連れ合いも面倒なのか、「そんな微妙な表現を伝えられない」と言いました。
客は、私のそんな態度をいままでの小さなトラブルまでも一緒にして一日部屋に引きこもった。

私は、風邪でもひいて病気になることを心配して、淡々と食事を作った。
今の私は、楽しく無いのにへらへら笑って過ごすことなんて出来ない。
小さな子どもなら、いろいろ考えて工夫もするが、相手は人生の三分の一を過ぎた大人なんだから。

私の病気は、落ち着いていると言われて安心している。
でも、白血球が低下している為だろうか。
いろいろなところが弱くなった。
今朝も全身に蕁麻疹が出た。
もう限界かなぁ〜とおもいながら二つの小さな命の温もりを感じると迷いながらも少しずつだが歩むしかないのかなぁ〜ともおもう。

ゆきに対する私の想いだけは、しっかりと伝えたい。
これが出来ないと、これからもいろいろ困ることが起きるような気がする。
物を次から次に与えるだけで無く精神面で積み重ねていくことが大切なような気がする。
文化の違いがあるかもしれないけど・・・・
開けたものは、閉めるとかつけた電気は消すとか気になるなることも多い。
でも、命に結びついたことだけは、私は言い続けるからね！
今朝は、トイレの戸が全開！黒猫ろくは、夜中に遊ぶ！心配した。
でも、私からは注意はしない！そう決めたから！！

難しい課題を与えられた一年！
時間が長く感じる毎日！
気分転換しなくては・・・。
明日から運転の練習を始める予定！
楽しみ！！

ゆきのこと、何方か上手に伝えられる英文に表現してください。お願い！
http://www.seiko-jiro.net/modules/news/article.php?storyid=432


あのとき！カーテンが閉まってなかったらなぁ〜と何度でも思ってしまう！！
12-10-15（おおき せいこ）
★そうだ！ベトナム語でもいいなぁ〜。越さんのお連れ合いさんに頼んでみようかなぁ〜。