「ろく！なに泣いているの」
「夜中だよ！」



「ボク、夜中に遊びたくなるの！」



「かあさん、忙しそうだしこまったなぁ〜」



「あのてぶくろで、遊びたいのねぇ〜」



「ゆきの手には、おおきすぎる！」
「かあさん、ろくと遊べる！」

今年の５月の一ヶ月、そして９月２５日に我が家にやって来たベトナムのミィさんとは約４ヶ月間を一緒に過ごして来ました。
ミィさんは、国や習慣の違いはいっぱいありますが性格は素直で物事の道理を理解すれば気持ちよく動いてくれる娘さんです。

また、何事にも甘い考えの連れ合いとぶつかることが多く疲れる時間でもありました。
でも、一番心配していたのは我が家の子どもたちでしよう。
眠れる夜は私のそばで離れようとしないふたりに随分と励まされ助けられました。



柴犬ゆきは、もうミィさんとふたりで散歩へ出かけています。
いろいろな人に声をかけてもらえてミィさんには良い息抜きの場になっているようです。
黒猫ろくは、母さんの涙を何回も見たので、少し敬遠していたのですが、
「ろく！かあさんとミィさんは仲良し！」と言って目の前で握手を何度もしました。
今では、手のパンチも身体で体当たりの横向きダッシュも無くなりました。

先日は、ミィさんと二人で日暮里へお墓参りに行って来ました。
長い私の報告を兼ねた祈りの後に、説明をするとミィさんは目頭を押さえていました。
優しい心根がいいなぁ〜と思いました。
12-12-31（おおき せいこ）