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     朝日新聞「記者有論」ハンセン病 吉永小百合さんが結ぶ縁・・・高木智子
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seiko
投稿日時: 2013/5/11 8:08
管理人
登録日: 2003/9/21
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投稿: 3623
朝日新聞「記者有論」ハンセン病 吉永小百合さんが結ぶ縁・・・高木智子


朝日新聞「記者有論」ハンセン病 吉永小百合さんが結ぶ縁 高木智子
きっと彼女は出会いの種をまいたのだ。大島の人と「外」とをつなぐ――。

 彼女とは俳優の吉永小百合さん。瀬戸内海にあるハンセン病療養所「大島青松園」を3月末に訪れた。自身の主演映画「北のカナリアたち」の上映会を開くためだが、島の外に暮らす四国地方の100人も招き、こう語った。

 「歴史ある青松園に、ぜひまた来ていただきたいし、時間があれば島を歩いてほしい。(故郷に)戻ることができずに亡くなった方の魂が大空に舞うよう、願いを込めたモニュメントにも足を運んでもらえたら」

 10年前、吉永さんは一編の詩と出会い、ハンセン病になった人たちの痛みに触れた。元患者で詩人塔和子さんの「涙」である。隔離された人たちとの縁を結び、文通を続け、4年前に初めて島の人たちと会った。「療養所はつらいが、吉永さんの青春映画を見るのが楽しみでした」と聞いて驚いた。その後、枝垂れ桜を贈って島で暮らす人たちを励まし、報道などにも協力するようになった。

 今回の上映会。島外の人たちを招くと知り、私は思った。彼女は自らの映画を通して島の中と外の縁がつながればと願い、彼女なりに出会いの場をつくったのだ、と。

 ハンセン病問題基本法が成立し、6月で5年を迎える。名誉の回復や医療・介護の保障、地域との交流などを柱にうたうが、課題は山積だ。

 語り部は高齢化し、どんなに苦しんだかを証言することさえ難しい。手足のまひや障害のために丁寧な介護が必要だが、職員減の懸念から不安を抱えて暮らしている。

 「らい予防法」による隔離政策で、療養所に連れてこられて半世紀以上。断種・堕胎、偽名の強要。著しい人権侵害を受けた人たちの心の痛みは計り知れない。入所者の平均年齢は82・6歳。体力も限界だ。いまこそ社会の側から歩み寄りが必要だろう。

 上映会後、島外から訪れた人に聞いた。元看護師の女性(65)は「島のことは知っていたけれど、気安く来てはいけないと思っていた。映画が取り持つとは時代は変わりつつあるんかな」。別の女性(45)は「死ぬまで島で暮らすとはつらい。次はゆっくり体験を聞いて考えたい」。

 誤解や偏見から生まれる差別を解消し、地域社会を巻き込んだ理解に発展させるには療養所の「中」と「外」にいるひとりひとりがつながり、交流を続けることしかない。

 (たかきともこ 大阪社会部)

13-05-11(おおき せいこ)

「明日も晴れ」で書いた吉永小百合さん
http://seiko-jiro.net/modules/news/article.php?storyid=253
「吉永小百合さんと同じ洗顔方法」 大木晴子

http://seiko-jiro.net/modules/newbb/viewtopic.php?viewmode=flat&topic_id=1906&forum=1
吉永小百合さんの映画「北のカナリアたち」★映画を観てきました!

http://seiko-jiro.net/modules/newbb/viewtopic.php?viewmode=flat&topic_id=1845&forum=1
吉永小百合さんに、また感動・・・・福島朗読会で“原発詩”
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