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seiko | 投稿日時: 2016/10/1 3:04 |
管理人 登録日: 2003/9/21 居住地: 投稿: 3623 |
俳句 余想 「梅が丘 通信 コオロギ号」村雲 司 俳 句 余 想 梅 が 丘 通 信 コオロギ号 ` 16/09/30 コオロギに呼び止められて月の坂 坂の多い街に住んでいます。以前はその変化を楽しんでいましたが、今や息を切らせる有り様です。この間、帰路を急いで坂道を登っていると、コオロギに声を掛けられました。「見上げて御覧なさい、仲秋の月ですよ。人生は残り少ないけれど、急いで息を切らして坂を登らなければならない程短くはありません。第一見っともないじゃありませんか」と諭されてしまいました。 抜きぬきて庭草狩りや秋の陣 小さな庭ですから、毎日手入れすれば何でもないのでしょうが、つい無精すると、あっと言う間にジャングルの様相を呈します。蚊取り線香を焚きながら草に潜って、不図思いました。安倍政権というのも、たちまち庭を覆ったこの野草に似ているなと…。一度目は気弱げに口を尖がらせながら引っ込んだものの、二度目は人が変わったように自信たっぷり。着々と戦争する国への方策を整えて来ました。春先の草は抜き易いのですが、夏の盛りの草となると強く根を張って、た易くは取り除けません。少しでも早く処置しないと、手に負えなくなります。「非常事態法」などつくられてしまったら、デモも出来なくなってしまうでしょう。しばし草叢に横になって、秋空を見詰ました。 素手でこそ平和づくりぞ秋スーダン 日本をかつての大日本帝国と同様の「戦争する」国に戻そうとする安全保障関連法(以下「戦争法」)が安倍政権によって無理やり成立させられてから、もう一年となりました。 その「戦争法」が今、具体化されようとしています。南スーダンPKOへの自衛隊の派遣です。新たに派遣される陸上自衛隊には「駆け付け警護」が新任務として加えられる可能性があります。この「戦う警護」のために派遣自衛隊の重武装化が計画されているといいます。 しかし、「武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段として、永久にこれを放棄する」と、今も我が日本国憲法に燦然と明示されているのです。閣議決定だけで、国会の論議を経ずして不法に認められた集団的自衛権。それを根拠とする「戦争法」は、今も憲法学者の殆どが認めていません。安倍首相は成立直後の記者会見で、「国民に丁寧に説明する」と言明しながら、その約束は今も全く果さないまま、「戦争法」は実行に移されようとしているのです。 平和づくりは平和的手段によってしか成功しないと私は信じます。武力で強制する平和的状態は、怒りや恨みを沸々と内蔵する一時的な休戦状態に過ぎません。憲法九条を掲げる日本は、考えられる限りの平和的手段を尽くす平和維持活動を、国連の場で提案し続けるべきです。 紅葉は歳神さまの贈り物 近くの公園に落ちていた紅葉に一目惚れでした。躊躇なく手の平に載せて帰りました。自然からの今年のご褒美でしょうか。 褒美が貰えるようなことは何もしていないのに、ありがたいことです。 秋深し親分子分持たずして 渥美清の寅さんは「渡世上故あって、親分子分持ちません」と威勢よく仁義を切っていましたが、こちらは「集団嫌いの性格上、親分も子分も持てません」で、威勢のよいも何もありません。 それでも何とか得ていた数少ない「親分、子分」にも、今年は一人二人と先立たれて、この秋はひとしお、そぞろ寒であります。 村雲 司 岐阜新聞 http://www.gifu-np.co.jp/kikaku/ganba/20121128.shtml 「阿武隈共和国独立宣言」を出版 http://ameblo.jp/moneypenny/entry-11687685986.html 福島原発という時事的テーマを含んでいる、かなり挑発的な一冊。 http://blog.goo.ne.jp/rojinto_goken/e/490fb395b054b6344789c4c93d6c30a0 「阿武隈共和国独立宣言」(村雲司著・現代書館) |
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