「そばにいてくれる　だけでいい・・・」　　大木晴子

今日は先週の辛く寂しい出来事から書きたいと思います。
私も連れ合いもそしてたくさんの友がそのご夫妻の歩みから多くを学ばせていただいてきた
元ベ平連事務局長・吉川勇一さんのお連れ合い、祐子さんが６月７日の午後に亡くなられました。
吉川さんは、その思いをホームページでお書きになっています。

http://www.jca.apc.org/~yyoffice/

「感じること」に（9・連れ合いに聞かせたかった講演のテープとフランク永井の歌・2005年06月11日 掲載）
９日、お別れの朝、早めに会場へいらした吉川さんは、祐子さんの棺の前で
祐子さんの眼がお悪くなってから毎日なさっていた朝日新聞「天声人語」を
読み始めました。私は涙が止まりませんでした。
「これからもお写真の前で読み続けるんだなぁー吉川さん。」と心の中で言っていました。
私は、お別れの言葉の中に・・・・・
「６月７日午前２時、祐子さんの容態を気にしながら星を見ていました。
すると一月に亡くなった兄が「晴子、後悔するぞ、行きなさい。」という声が
聞こえたような気がしました。
私は急いで朝食用のおにぎりを作り、始発電車に飛び乗っていました。」・・・
　
亡くなられる前日に入院先がわかりました。
祐子さんは、たくさん器具を付けておられるのにそれは穏やかなお顔でした。
きっと祐子さんは、大好きな吉川さんの優しい眼差しに包まれて
「幸せよ」と思っていらっしゃると感じました。

長く感じた一週間でした。
１１日土曜日、今年は暦通り梅雨入り宣言が出されました。
私は、重いバッグを持って西口へ向かいました。
私の今日の意思表示は６時２０分までそれから小学校のクラス会に・・・。
重い中身は絵本「ジュゴンの海から」とバンダナを持って行く為です。



地上小田急前では、ビッグイシューを売るＭさんと並んで雲さんが立ち、
近くでＫさんとＯさんが辺野古支援のチラシを配っていました。



ビッグイシューを売るＭさんは、凄いですよ！！
写真のビッグイシューを入れたりお店になってしまう箱はご自分で作られたそうです。
「安い材料を買って拵えたから重いんですよ」と言われ、バックナンバーを直ぐに
出せるようにワンセツトごとに百円ショップのケースに入れて台の中に
何セットも用意されています。
私は何時も「あなたは考えないからダメだなぁー」と連れ合いに言われ続けています。
でもＭさんを見ていると「考えなくては」と反省する気持ちが・・・・。
(『ビッグイシュー』は英国で大成功し世界（24の国、50の都市･地域）に広がっている、
ホームレスの人しか売り手になれない魅力的な雑誌のことです。
ビッグイシューの使命はホームレスの人たちの救済（チャリティ）ではなく
彼らの仕事をつくることにあります。)

http://www.bigissuejapan.com/





地上も地下広場も昔と変わらず右寄りの人たちも元気だし
何も気がつかない様子の忙しい人もいっぱいです。



今日の言葉です。



Ｃさんは、沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落した様子が描かれたＴシャツを着て意思表示です。



この柱も、辺野古への思いがいっぱい詰まっています。



ここは、難民支援のフライパンさんと「九条実現」のＮさんです。
フライパンさんが持つのは、ジャマルさん支援のプラカードです。

http://www2.bbweb-arena.com/jamalq/

この「明日も晴れ」のページで支援しているカザンキランさん、
ドガーンさんへの６月分カンパを明日（１３日）に送金します。
バンダナ３枚分・近所のＳさんから３０００円・西口の皆さんからのカンパ
５８００円そして私の友人から預かったカンパも添えて届けます。
報告ページ をご覧下さい。



クラス会では、もうみんな子どもも大きくなり孫が可愛いという話がたくさん聞かれました。
皆で一分間近況報告では、西口の様子や絵本やバンダナの話をしました。
優しい思いでたくさんカンパをしていただきました。
また、人から人へ繋がって行くことに感謝した日になりました。
（おおきせいこ）