Seiko-Jiro.net

HOME   NEWS   FORUM   LINK   ACCOUNT   CONTACT US  

メインメニュー

ニュース・アーカイブ

ログイン

ユーザー名:


パスワード:





パスワード紛失

  
投稿者 : seiko 投稿日時: 2009-04-13 22:05:50 (2982 ヒット)
『鈴木一誌・エッセイ』第三回
  装われた<下層化>
 
 満員電車はごめんだが、適度な乗客数の電車に乗るのはおもしろい。車内吊りで雑誌広告を見たり、景色を楽しむいっぽう、やはり人間観察がおもしろい。どのように時間をやりすごしているのか、どんな本や新聞を読んでいるのか。ゲームもしくは居眠りが多い。わたしが20年ほど前に装丁した本を読んでいる若者を見かけて、おどろいたこともあるし、座席一列の全員が、ジーンズ姿でケータイ画面に見入っていた光景もある。
 総武線が市ヶ谷近辺を通過する際、今風の格好をした若い女性が、「あの川、なんて川?」「知らないよ」と、外濠を指してしゃべっている。どこからやってきたひとなのだろう。話かわって下北沢に向かう小田急線、窓際に立っているふたりの若い男性に目が引き寄せられる。なぜ彼らに関心が吸引されたのだろう。服装はこざっぱりしていて、スキがなく、靴から腕時計、髪型までオシャレにきまっている。このふたりがかくも目立つのは、視点を変えれば、彼ら以外の若者が小奇麗ではなく、小汚いせいではなかろうか。こんなことを考えながら、電車に揺られていた。
 激動の1960年代を、「名もない一般の下層に住まう人間が文化や流行を左右するようになった時代」だとする見方がある。今井啓子は「1920年代と1960年代は、どちらも若者がファッションをリードしましたが、二つの年代の決定的な差は、20年代が一部上流階級の若者が中心だったのに対し、60年代は、名もない一般の若者だったことです」(『ファッションのチカラ』ちくまプリマー新書、2007年)と書く。ミニスカートの女王ツイギーの来日が67年だ。ビートルズの登場は、ポップ・カルチャーが「階級の壁を破って、下層からあらわれた」(海野弘『二十世紀』2007年、文芸春秋)象徴であった。
 昨今の若年男性のファッションがいっせいに<下層化>しているのには、だれもが気づく。擦り切れたジーンズにはじまって、鳶職人風のダブダブの作業ズボンや○○醤油店といった前掛けを仕事中でもないのに身に付けている。鳶職や醤油店はけっして<下層>ではないのだが、<労働>がファッション化され、<下層>が演出されている。このファッションの<下層化>は、その基底になんらかの<抵抗>を潜めていると思わざるをえず、対抗文化的である点では1960年代と地続きだし、1960年代に責任の一端があると言えよう。しかし、先ごろ見かけたのでは、上から下まで旧制高校ふうという例があった。ツンツルテンの学生服姿、裸足で高下駄を履き、唐草模様の風呂敷包みを持っていた。ここまでくると、<学園もの漫画>のコスプレなのではないかとも感じられ、その抵抗がどのくらい現実に根ざしているのか、考えこむ。
 小田急線のふたりにもどろう。観察をつづけていると、なにか変な感じがする。片方がもうひとりの肩に手を回したりして、奇妙にスキンシップ的なのだ。やがてふたりが英語をしゃべっているのが聞こえてくる。ここからは想像だが、カリフォルニアあたりの大学生が、祖父の地を訪ねてきた。あるいは、容貌が日本人のように見えるだけで、単なるリッチな観光客なのかもしれない。そしてとつぜん思い当たる。彼らは、かっての太陽族の再来なのではないか。およそ50年前、ふつうの若者にとって、湘南を遊びまわる太陽族は、この英語を話す彼らのように小奇麗に見えたのではないか。             グラフィックデザイナー・ 鈴木一誌(すずき ひとし)

 
 
                                                  (撮影:大木茂)
『鈴木一誌・エッセイ』第二回
『鈴木一誌・エッセイ』第一回

「市民の意見30の会」 ニュース『市民の意見』NO106(2008年02月発行)に
掲載されたエッセイを筆者のご承諾をいただき再録させていただきました。
写真は、こちらで添付しました。これからも続けて掲載してまいります。
09-04-13(おおき せいこ)

投稿者 : seiko 投稿日時: 2009-04-13 02:24:30 (1943 ヒット)


あなたは見せますか・・・それとも 卯月二週目の土曜日  大木晴子



東京は暖かいというか暑い土曜日なりました。
私は北海道から届いた美味しいメークインも抱えながら
「戦場ジャーナリスト」を書かれている 小田切拓さん が主催するミニ集会へ。
アメリカから一時帰国されている弁護士の 猿田佐世さん のお話を伺ってから西口へ向かいました。
小田切さんも前日に帰国されてみんな元気で自分流に頑張る姿に
「こんな世の中!」と落ち込んではいられませんね。



今日の地下広場は、見るものがたくさんありました。
先ずは、Sさんが立つと直ぐに警察官が若者の荷物検査を始めました。



横を見ると雲さんの柱の前も!!
警察官の手で調べられています。
小さなポシェットに何が入っていると思うのでしょう。



荷物全部!
イチゴの箱までは、見なかった!



K島さんが「素朴な疑問なんだけど・・・・」と言われて
どうして、職質は男性だけなのかしら・・・と。
そこで「私!聞いてきてあげる!!」
近くにいた警察官に聞いてみた。
すると彼は・・・・
「おねえさんだってバッグのなかを触られるのは嫌でしょう」と言った。
「男の人だって嫌ですよ!きっと」と大きな声で応えていた私です。




今度は、斎藤さんの柱の側で!!!!!
斎藤さんもしっかり見つめていました。
「断ればいいんだよ」と言いながら歯がゆいおもいでいたのでしょう。


(知り合いの女性カメラマンに撮っていただきました)

そして私の柱の横でも職質が始まりました。
調べられた青年は、小さなポシェットから財布らしきものを取り出され
免許書を見られていました。
私が側に行くと「こつちへ」と柱を一回りするように動きながら検査をしていました。
調べが終わった後に私は若者に「断っていいのよ」と声をかけると
彼も悔しさもあったのでしょうぶすっとした顔で立ち去りました。
何かおかしい、当たり前になる職質にそう思うのです。



意思表示が行われている柱の側だけの職質のようでした。
そんな中でも凛としたスタンディングが・・・。




沖縄の問題に関心を持ってくれたのかなぁ?。
雲さんとKさんのところで アセス学習会 の話が出ているようでした。



志村さん とご一緒に初めて立たれる男性に顔が出ててもいいですかとお聞きすると
「いいですよ」と教師をされていると伺い嬉しくなりました。
M高校の生徒さんたち幸せ者ですね。

志村さんの投稿が老人党のメルマガに掲載されていました。
✰✰✰✰
定額給付金が振り込まれたので、かねてブログで公表した通り、
「自立生活サポートセンター・もやい」と「首都圏青年ユニオン」に
各1万円を寄付しました。
いずれも「反貧困」の活動をしている団体です。
一時は辞退も考えましたが、少なくともこの金額は防衛費にも公共事業費にも
使われなくて済むと思い直して受け取りました。
皆さんはどのように使われましたか。
✰✰✰✰
我が家も考えて受け取り辺野古へ送ります。
わが町は、まだ何の連絡もありませんが・・・。
来たら直ぐに送りその使い道を国へも知らせようかなぁ?。
いらない!と考えている皆さん!平和を育む使い方を!
武器を買われたら嫌だもん!!





あっ!お巡りさんで隠れちゃった!
「意見広告」のUさんと前に声をかけてくださった男性の方が・・・・。
北海道のSさん、西口の皆さんにも喜んでいただきました。
美味しい メークイン をありがとうございました。
(09-04-13・おおきせいこ)

投稿者 : seiko 投稿日時: 2009-04-06 01:35:00 (1513 ヒット)


気負いのない大らかな広場は気持ちがいいなぁ? 大木晴子



このページ で報告を書いています。
やっぱり「許可をもらっていますか!」と聞いてきました。





雲さんはきっといろいろと考えてきたのでは・・・・
揺るぎない態度で説明をしているようでした。



この日に 初めて立たれたお二人!
警備員さんと雲さんの間で少し緊張していらしたかなぁ?。
隣の Kさんのプラカード
2006年3月4日から持っている年季が入ったものです。



斎藤さんとKシスターも凛とした態度で立ちます。



「一兆円で沖縄に米軍基地」と書いて立つ Yさん は、元気になった♪♪
もうすぐ一年が経ちます。
書かれた大きな文字を見ながら何だか胸が熱くなって嬉しい!と思いました。
隣のOさんは、先週お休みだったので今日は小松ミつさんにお花を!!
優しい想いは人からひとへ・・・・伝わっていきますね・・・きっと。




SさんとAさんが立ちます。
読んでいかれる人たちは「その通り!」と納得されるでしょう。
今日はNさん親子も!!
広場の優しい気が心を癒してくれるのでは・・・。



「意見広告運動」のUさん!
意見広告! 4月12日が締め切り日です。



kiss-meさんとK島さん!爽やかな笑顔です!!



ムキンポさんは、忙しいけど少しでもと広場に来られます。
その元気がみんなの元気になります!!



広場の様子です。
今日は途中で帰られた Tさん の写真を撮り忘れました!



緊張した意思表示でしたが心は穏やかで素敵な人たちがいると感じられる
幸せをかみしめながら立った土曜日でした。
きっとページを見て来てくださったんだなぁ?と思われる人たちと言葉はかわさなかったけど
その優しい眼差しはしっかりと受け止めさせていただきました。
みんなが少しだけでも何処かで誰かが頑張っていることを感じながら
生活ができたらいいですよね。

地下広場は、一人、ひとりの意思表示の場です。
広場は、ここだけではありません。
ほら!あなたの側にもあるはずです。
そうだ!この私のページも広場です。
自分の生活の中で声を出しましょう。
平和!幸せ!それは育んでいくものです。
一歩!踏み出しましょう!
(09-04-06・おおきせいこ)
★今日6日は大切な集会があるなぁ?。
カレンダーを見なければ!!

投稿者 : seiko 投稿日時: 2009-03-31 01:29:43 (1675 ヒット)


地下広場を見つめて!「東京都・安全安心まちづくり条例」が・・・。大木晴子

何時もより重い荷物を持って新宿へ。
ビッグイシューを販売するMさんのところには友人が訪ねて来られて嬉しそう!


(Mさんと大川さん)

紹介してくださった男性は、この雑誌を関西から東京に初めて広めた大川さんと言われる方でした。

地上の意思表示は、雲さん、K島さん、Sさんそしてチラシ配りを終えて
「辺野古をみつめて」を持つKさんと私でした。
1時間はあっという間に過ぎていきます。
6時、地下へ降ります。



基地の75%が沖縄にある。
私は東京で少し低く飛ぶ自衛隊のヘリコプターに
家のガラス戸が震えて恐怖を感じることがあります。
でも、基地の街は一日中が恐怖です。
雲さんのプラカードを見ると何時もいろいろ考えてしまいます。



地下広場に新しい方が訪ねてくださいました。
障害をもったお子さんと力強く生きたいというおもいを
いっぱいに持っておられるお母さんです。
広場がどんなところか雲さんの投稿を読まれて来られました。
「自分の言葉で立たれたらいかがですか」
人と向き合いそして自分と向き合うことが出来る時間は
きっとこれからのお二人に力になるのではないでしょうか。
ときどき立たれるNさんも施設から帰宅したときお子さんを連れて
広場を訪ねてくださいます。
私は、NORIちゃんに会うのが楽しみなのです。
そしていつも頑張っているNお母さん!心でエールを送っています。
みんな、みんな大変なこと一つや二つ背負っています。
でも、その中で自分らしく頑張りましょうよ!
泣きたい時には泣く!!
嬉しいことがあったらいっぱい笑い、喜びましょう!
そして、怒ることを忘れない生活を・・・・・。

千葉の選挙結果を見て信じられませんでした。
二人の顔を見ればどちらが信じられるかはっきりわかります。
そして半分以上の人が投票をしない社会状況を怖いと感じました。

「弱い立場の人たちが安心して暮らせる街は誰にとっても
心地の良い街のはずです。いま、私たちは身の丈で生きることを
真剣に考えなければと私は毎日そうおもうのです。」



雲さんの横にはKさんが立ちます。
A416枚のプラカードは年季が入っています。



地上でも・・・・・



地下広場でも今日は小松ミつさんの形見のプラカードに花を添えました。
渋谷の大好きな花屋さんで・・・・・。



「顔!大きく写してほしいなぁ?」と撮る前に言われてしまいました。
毎週!苦労して撮っているんだけどなぁ?。



Aさんが立ちます。



Aさんは、私が撮影中プラカードを持っていてくれるのです。
何時も感謝!
ムキンポさんが・・・・顔が!・・・今日は意識してカット!
だって、わかるもん!!



今日は地上から立たれたSさんと「意見広告運動」のUさん!
Uさんたちの頑張りが人と人が繋がる運動の力になるのですね。
意見広告! 4月12日が締め切り日です。



お忙しい中を「少しだけ」と立ち寄ってくださった志村さん!



Kシスターの頑張りに力を頂きます。



何時も明るい kiss-meさん 、お会いすると元気になります。
ブログ掲載にも時間がかかり大変だなぁ?と何時もエールを!

7時、スタンディングが終わって凄いことがわかりました。
何時も優しい眼差しで見つめていてくださった警備員さんから
「今日で警備が終わり、来週は新しい警備会社が担当します」
私は思わず「えっ!」と声が出てしまいました。
来週と言えば「東京都・安全安心まちづくり条例」が施行されて
直ぐの意思表示だからです。
今までの経過とか伝達はないようなので一からの闘いが始まるような
そんな気がしています。
4月12日のオリンピック視察団に向けて急いで決めた条例だという
話をきいています。
きっと、何処かでそれまでの間に使いアピールをすることでしょう。
その候補の中に地下広場もあるのではと懸念しています。
皆さん!見つめていてください。
個の声が自由に言えない意思表示できない世の中にしないでください。
ギャラリーの一人でいてくださっていいのです。
遠い方は、ページから見つめていてください。
こんな、 東京の条例 が出来たことを周りの方に広めてください。
(09-03-31・おおきせいこ)

投稿者 : seiko 投稿日時: 2009-03-23 21:56:10 (1799 ヒット)


「ここは広場!」いろいろな人が意思表示! 大木晴子

たぶん、ひとり!
そう思いながら青山で写真展を見て急いで新宿へ。
ビッグイシューを販売するMさんの横で立ち始めると・・・・
「日曜日の東京マラソンで荷物が置けなくなる」と
Mさんが話し始めました。
コインロッカーに預けたいと地下にある管理の人に聞きにいったら
数千円かかることがわかり困っていたら横の宝くじ売り場の方が
ボックスの中に入れてくださることになりMさんはとても喜んでいました。
以前も東京マラソンのときに、ホームレスの方が布団や荷物を
没収されたことがありました。
華やかに報道されるイベントの陰に寂しい思いをしている人たちが
いることを知ってほしいなぁ?。



Mさんに撮っていただきました。
この日、同期でビッグイシューの販売員になり
今は、会社につとめている男性がMさんを訪ねて
楽しそうに話をされていました。
温かい缶コーヒーをいただきました。
久しぶりの一人での意思表示でした。
前は・・・たしか選挙のときだったかなぁ?。

雲さんはご友人の偲ぶ会へ。
KさんもK島さんもご高齢の親御さんのところへ・・・素敵な親孝行タイムです。
仕事も忙しい皆さん!
重なると一人のこともあるのです。



地上も地下も袴姿が目立つ土曜日でした。
地下広場では、 志村建世さん がそして意見広告で頑張るUさんが来られていました。
皆さん! 「定額給付金の一部を、意見広告賛同金に!」 と呼びかけている
ページを訪ねて賛同をお願いいたします。



意見広告のデザインは、 鈴木一誌さん です。



元目黒区議の 宮本なおみさん です。
救援会の会合の後、立ち寄ってくださいました。
「情報流通促進計画」 などという条例が成立しそうな状況のなかで
いろいろお話が出来て良かった!!
広場を見つめていてくださるお一人!・・・心強いなぁ?。



志村さんのお知り合いの方が私のプラカードで立ちました。
「ちょっと、どんなものか」と見にいらしたようです。
「後でわかりますが人に見せているようで実は自分を見つめることが出来る時間」
だと思うと伝えると最後までしっかりとした目線で立たれていました。



イスラエルがやっていること見つめていますよ!
大使館前でお会いした方かなぁ?。
初めて立たれました。



Kシスターが立ちます。
今まで、プラカードを私が持ち運びしていました。
でも先週「重いでしょう」と言われてこれから自分で持ちましょうと
言ってくださったのです。
ジローのプラカードも大ききなって袋がパンパンになってきたので助かりました。



Aさんが何時もの柱に立つ人たちの言葉に「少し違和感がある!」と
違う柱で考え込んだ顔で立っていました。



斎藤さんとレインボーのKさんが立ちます。



ゆきを持って ムキンポさん



先週、下見にこられた男性が広場に降りて来たときからおられました。
お仲間と意思表示に来られたと言いプラカードを広げていました。
その言葉を見て、正直に言うと一瞬驚きました。
いまま広場で培ってきた反戦を土台にした言葉と違った雰囲気を感じたからです。
私は皆さんに広場を見つめてほしいとおもい散らばりそうな様子を感じて
自分たちの柱を持った方がよいことを伝えました。
そして、ここは個が立つ広場であることを伝えました。
反戦の思いを土台に立ち続けてきたことも・・・・。
途中で「誰かが交番に苦情を言いに行ったようだ」と言いにこられたので
再度、ここは個が立ち個が対処することを伝えました。
人に伝わる言葉、人に伝わる雰囲気・・・・・。
ほんとうに訴えたいことがあればきっとこの広場から感じるはずと思いました。
7時、スタンディングが終わりました。
帰り際に「よくわかりました。今度は、言葉をかえて伝わるようにしてきます。」
と全員が同じ表情で言われていました。
さぁ?て、今度はどんな言葉かなぁ?。

4月には、新しい都条例が出来て状況が厳しくなるのではと
心配の声が聞かれる広場です。
皆さん!見つめていてくださいね。
(09-03-23・おおきせいこ)

« 1 ... 47 48 49 (50) 51 52 53 ... 157 »

「明日も晴れ」記事検索

平和!グッズ販売



Site Design by West Wind,Theme from Ocean-Net