いまのレバノン ・・・・戦争ハ地獄 大木晴子
雲さんの意思表示で地上でのスタンディングが始まりました。
Oさんが、Kさんが「戦争に繋がる基地はいらない」
とチラシを配り続けます。
チラシを受け取ったご老人が荷物を置いて読み始めました。
「ボクは、沖縄の進駐軍に暴行されたり被害にあった
人たちの補償に力を注いできた」と言われた。
近くのカラクリ時計が鳴る頃、地下に移動します。
何時も本を読まれて始まるのを待つK島さんの今日の言葉です。
今日は、K島さんに声をかけた男性は牛肉の話から
政治全般にわたり話し始められ「役人が一番悪い!」と・・・。
そしてこの地下広場の意思表示は、どの団体がやっているのか
という質問も受けたようです。
ここは、一人ひとり自分の考えを、言いたいことを言える場です。
「だから、私もこうして意思表示しているのです。」
とK島さんは応えられたそうです。
その通りです、ここは広場です、個が活きる広場です。
それぞれが、自分の気持ちをぶつけています。
Kさんの大きな意思表示 。
今は夏休み中!子どもたちもいっぱい通る広場、
だからジローをいっぱい持って!!
ムキンポさんのレインボー旗が広場を明るくします。
Oさんの意思表示、目立ちました。
フォトアルバム に掲載しています。
Sさんも広場に来てから書かれます。今日はやっぱりレバノンです。
先輩方も生き方がにじみでるお顔で立たれていました。
私も同じように歳を重ねていきたいと何時も思います。
今日は、嬉しいことがありました。
(ムキンポさんにシャッターを押していただきました。)
一つは、Aさんがニコニコ顔で「いま、帽子を買ってきたの!」と
元気にスタンディングに・・・・。
「明日も晴れ」のバンダナを付けてかぶりたいと選んできたそうです。
とっても涼しげで似合っていました。
もう一つは・・・・・。
今日初めて立たれたFさんの裏表に書かれたプラカードです。
Fさんは、頑張って家の近くの駅でも立たれたそうです。
遠くからいらしたFさん、数分の意思表示でしたが
力強いスタンディングでした。
そう、みんなが声をあげなくては・・・。
子どもも大人も老いも若きもみんな・・・。
戦争は地獄 です。
(06-07-30・おおきせいこ)
★赤い文字の「レバノン」「戦争は地獄」をクリックすると
今のレバノンの状況が。眼を反らさずにしっかりとみましょう。
自分の周りに平和を意識するものを! 大木晴子
新宿のスタンディングを終えて家に帰るとゆきが玄関の土間におりて
身体中をふりながら声にならない声で喜びを表現してむかえてくれました。
でも、ジローは・・・・。
二階から降りて来ないジローを見にいくと「わぉ?」
ベッドのまわりで運動会をしたようです。
悪いと思ったのか隅の方で私を見ていました。
「ジローくん、父さんしたの!」
よく連れ合いは、起きるとジローとレスリングやベッドの周りを
クルクル回って私の仕事を増やすのです。
ジローは、これが大好きで幸せそうな満足した顔で下に降りて来ます。
きっと、ゆきにもしてあげたかったのでしょう。
「ま?いいかなぁ。怪我もしていないし・・・ふぅ?直すのたいへん!!」
なが?い時間、ゆきを見ていてくれてありがとう・・・ジロー。
朝早くに出かけた 東京平和映画祭 は、盛況でした。
アートンから出版されたリバーベンドの本いま、イラクを生きる を
リバーベンドブログ翻訳チームの皆さんが販売しました。
持っていった本が全部売れました!!
雲さんがこしらえて下さったプラカードも素敵でした。
私のコーナーも絵はがき「ジュゴンの海から」と「平和のバンダナ」が
持っていった半分以上買っていただきました。
私はこのバンダナを4枚繋ぎあわせて旗にしています。
嬉しいことに前に「明日もはれ」を買って下さった方が
旗を作りたいと残りの3枚を!!
これで世界に4枚つなぎの「平和の旗」が2枚になります。
会場にバンダナを使っている方も!!
平和への活動を幅広くされている きくち ゆみさん のコーナもありました。
隣りには、きくちゆみさんが翻訳・監修した本「 戦争中毒 」 を
出版している 合同出版 のコーナーでした。
合同出版のホームページを見ると会社案内に書かれている主な出版分野の中に、
「平和な世界をつくるための本」と書かれてありました。
地図には 昔懐かしい旧社屋も載っていました。
平和を意思表示する方々の中に滋賀県から自転車で全国を旅しているAKOさんがいました。
西口のスタンディングのことを知っておられて「会えて嬉しいです」と握手を求められました。
相澤恭行さん
PEACE ONのコーナーでは、きれいで可愛いピースバッジが人気でした。
珍しい人にも会いました!!
このページに登場する青年 沖田くん です。
彼は、辺野古で頑張ったり、 グリーンピース の船に乗りクジラを追いかけたり・・・・。
いまもグリーンピースで仕事を続けていると元気な表情でした。
少し早めに出て新宿へ向かいました。
お団子とお茶で一休みして5時前に地上のスタンディングを始めました。
今日は、沖縄辺野古支援の集会とデモ がありました。
身体が二つあったら参加出来るのに!!
OさんやKさんは、デモの後に駆けつけて来られました。
毎週、毎週言葉を考えて立たれることはとても大変なことです。
頭が下がります。
K島さんの言葉にたくさんの人が「私も・・」と思われているでしょう。
奥に写っている男性は、斎藤信明さんです。
今日初めてお聞きしました。本を出されているそうです。
「明治維新革命」・「西郷と明治維新革命」共に(彩流社)です。
シスターとK松さんも元気に意思表示です。
隣りでムキンポさんが・・・一眼レフを下げていますね。
今日はどんなアングルで撮られたのかなぁー。
Oさんが持つイタリアのピース旗「PACE」が真ん中の柱で平和を訴えます。
そして、雲さんの柱にもピース旗「PACE」が行き交う人びとの眼が止まり、
メッセージを読んでいかれます。
イラクも・・・・。
イスラエルも・・・・。
もう争いはやめて!!武力で平和はつくれない!!
今日は、京都から荒井さんが「非戦」の団扇に「九条実現」の短冊をつけて立たれました。
フォトアルバム に掲載しています。
終わりの一分前、「相模原の○○さん、来ていますか」と来られた方です。
ご一緒にとお誘いしたらジローを持って一分間でしたがご一緒できて嬉しかったです。
何時も相模原反戦意思表示 に参加されておられるようです。
私も何時か相模原へ伺いたいと思います。
生活の中に平和へ繋がるものを何時も意識できるように・・・
リバーベンドの 本 を読んでください!!
平和の バンダナ を使ってください!!
ジュゴンの絵はがき を使ってください!!
(06-07-23・おおきせいこ)
「虐待」(ジローとゆきの話その1) 大木晴子
一ヶ月前、我が家に来たゆきと散歩をしていると子どもの声に
表情をかえるゆきに私は気づきました。
ゆきの前の生活がどんなであったか詳しくは聞いていませんでした。
ただ虐待されていて保護された犬とだけ・・・。
ゆきと一緒に届けられた「血統証」も、処分していただくように
ドックシェルターの方に頼みました。
また、数日が経ち何も言わないゆきに不安な気持に・・。
ジローに「遊ぼう!!」と声をかけたいゆきが
発した声に更に不安が増して・・・・・。
もしかして、この子・・・・声帯を・・・・・。
そんな気持ちが心から離れない毎日でした。
「ジローくん、お芋、食べる!!」
ジローは、元気にわん、わん、わん。
「ゆきちゃん、お芋、食べる!!」
ゆきも声をだしたいけどでない様子が続きました。
ある日、連れ合いが・・・・
「ゆきも食べるか!」とジローの元気な声の後に言うと
小さな声でわんに近い発音でなきました。
「大丈夫だわ、ゆき!」
「ゆき、良かったね。なきかたを忘れていただけだわ!!」
この時に、私はどんな虐待をされていたか
詳しく聞きに行こうと思いました。
保護されたペットショップでお話を伺うと
心配していた通り、その家の子どもも親と一緒に
蹴る殴るのいじめをゆきにしていたようです。
酷い時は、夜家に入れなかったことも。
小さなこの犬は暗い闇夜の中ひとりで
何を考えていたのでしょう。
新しく飼われた洋犬の子犬と遊ぶ家族を見ながら、
賑やかな家の中の様子を、どんな思いで見ていたのでしょう。
寂しかったでしょう。
私は思いました。
ゆきは、はじめはたくさん泣いたでしょう。
「わたしも家に入れて!!」・・・・と。
きっと、その声を止める為に首に鳴くと電気を送る
機械を付けられていたのではないでしょうか。
我が家に来てからのゆきを見ていてそう思えるのです。
ゆきが持っている素敵な声を出せるまでには・・・
ゆきがジローと同じように子どもたちと仲良くできるまでには・・・
少し時間がかかるかもしれません。
ゆきが発する声をひとつ、ひとつ大切に家族で
聞いて、褒めて、喜んであげようとおもいます。
「ゆき!楽しくがんばれ!!」
(06-07-18・おおきせいこ)
(ムキンポさん撮影)
暑い!暑い!!!土曜日 大木晴子
数日前から東京も交わす言葉は「ほんとうに暑いですね」
永田町の社会文化会館での 「憲法学校」 をぎりぎりまで参加して
静かな国会前を歩き丸の内線で新宿へ・・・・。
小田急デパート前地上での意思表示は、
雲さんやKさんそしてOさんが始められていました。
この暑さで、通られる人たちは風呂上がりのような顔をしています。
商魂逞しく「うちわ」を配る会社もありました。
手がのびて、ぱたぱたとうちわで涼を求める人がたくさんいました。
今日は、新しくこしらえた丸木美術館の「原爆の図」“虹”の絵を持って立ち始めました。
原画に近い色合いに出来上がった絵は、人の眼に力を注ぎます。
青年が足を止めました。
「丸木美術館の「原爆の図」、第四部作の『虹』という絵です。」
と伝えると横で配っていたOさんからチラシを受け取りました。
「何時か訪ねてくださいね。」と言うと・・・。
青年は、眼をしっかりとあわせて頷きました。
6時、地下広場での意思表示が始まりました。
虹の絵は、写真を撮る間YさんやAさんに持っていただきました。
広島から上京した友人とスタンディングです。
友人は「武力で平和はつくれない」の
ジローを持ってたたれました。
何処かで誰かが・・・いいですね。
街のあちらこちらで声をあげられたらいいなぁー。
(06-07-17・おおきせいこ)
「平和をつくる根気を!戦争をしない勇気を!」 大木晴子
何年振りかなぁー。可愛いツバメの赤ちゃんを見ました。
埼玉県の森林公園駅改札口近くにたくさん巣があり子育て中の
親ツバメは餌を大きな口をあけた子どもたちに運んでいました。
そんな幸せな光景を見ながら電車を待っていました。
一電車後に雲さんとリバーベンドの翻訳をされている
お一人池田真里さんが到着して丸木美術館へ・・・・。
今日は、丸木美術館ニュースの発送作業に参加しました。
岡村幸宣さんが書かれている 丸木美術館学芸員日誌 を読んでいて
今度はお手伝いできたらいいなぁーとずっと思っていました。
今回は、特別にリバーベンドの本「いま、イラクを生きる」の
紹介チラシを同封していただけることになり忙しい時間調整して
池田さんや雲さんも参加することになりました。
作業は、古い日本家屋で緑の草木を通って来る風を感じながら始まりました。
肩もこらず爽やかな気分は何だろう!!
お昼は、美味しい夏野菜が入ったカレーでした。
可愛いお弁当箱にはカボチャ、ヒジキの煮物、
完熟トマト、ぱりぱりキュウリ、
夏のお弁当箱には必需品、美味しい梅干しが入っていました。
雲さんも涼しい縁側で「美味しい!!」とおかわりをしていました。
午後の作業も元気に始まり、新宿へ向かう時間まで
楽しい時間を過ごしました。
丸木美術館の入り口には、先日お届けした「ジュゴン語を翻訳する会」の
絵はがき 「ジュゴンの海から」 も並べられていました。
夕方の5時、新宿西口地上には雲さんのプラカード が立ち始めます。
K松さんは、新しいプラカードです。
「九条を北朝鮮に発射しよう」
Oさんが、Yさんが立ち始めます。
私は6時に地下広場に降りると直ぐにK島さんの柱に行きます。
彼女のスケッチブックは18冊目になりました。
今日も言葉が広場に響きます。
何時も一人でスタンディングをしている KY生さん が立たれました。
はっきりとした意思表示のプラカードに見ていく方も多いです。
KY生さんの一人スタンディングに時々参加されるSさんと並んで意思表示です。
Aさんに私の意思表示を持っていただきました。
いま、イラクを生きる
一人でも多くの方にイラクからの声に耳を傾けてほしい。
池澤夏樹さんも・・・・
「ぼくの知っているバグダッドはまだ平和だった。
そこがどう変わったか、リバーベンドは才気あふれる文章で伝える。
生活の困難、殺戮、アメリカ政府への怒り、助け合う人びと……
彼女のブログにこそイラクの現実がある」・・・と。
リバーの声を聞き、戦争が引き起こす哀しい,悲しい出来事を
神経を研ぎすまして考えてほしい。
愛しい人と読んで下さい。
愛しい人に読んでもらって下さい。
今日も傘を杖代わりにシスターが立たれました。
「非戦」を持って!!
横も後ろも共に心を繋げて反戦意思表示です。
あなたが生まれてくる
この国はふたたび
せんそうができる
国になってしまった。
Yさんの言葉に心が痛みます。
ボーナスが出た初めての土曜日、新宿の街は何時もより人が多く感じられました。
広場には様々な人が行き交います。
警察官も通ります。
Kさんの 大きなプラカード も目立ちます。
この三枚の写真を撮って何時もの柱に戻るとお年を召した男性が
私のプラカード見ていました。
この方は、暫く広場の言葉を見ていらしたので
「ご覧になられて何を感じられましたか」とお声をかけました。
その方は、照れながら「良いことですね」と言われ
「私にはできない」と言葉を続けられました。
そんなこと言わないでご自分の気持ちを伝えてください。
と私が言うと
「もう遅いと思う。子どもや孫のことを考えると・・・」
と言葉を詰まらせた。
「平和をつくる根気を!戦争をしない勇気を!」
雲さんのプラカードの言葉を繰り返し伝えました。
そして、諦めない!
私もそしておじさまも!!と伝えた。
(06-07-09・おおきせいこ)