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投稿者 : seiko 投稿日時: 2005-05-29 23:19:00 (2134 ヒット)

見つめる・・・あなたが風景を変える!!    大木晴子
 5月最後の土曜日でした。意思表示を始めてから2年と4ヶ月になりました。最初から一緒に続けているKさんは、今日も地上小田急デパート前から辺野古支援のチラシを配り始めました。彼は丁寧に呼びかけの言葉を言いながら手渡します。カメラのファインダーに写る手には温もりを感じます。 

 側では、雲さんと私が辺野古のきれいな海の写真と一緒に意思表示です。今日からは、以前いた場所から退かされたとビッグイシューを売る1930年生まれの方と戦争中の話などを聞きながら立ちました。(『ビッグイシュー』は英国で大成功し世界(24の国、50の都市・地域)に広がっている、ホームレスの人しか売り手になれない魅力的な雑誌のことです。ビッグイシューの使命はホームレスの人たちの救済(チャリティ)ではなく彼らの仕事をつくることにあります。)
http://www.bigissuejapan.com/
 よく見ていかれます行き交う皆さん、写真もプラカードも・・・・。
 今日は、嬉しい出来事がありました。西一さんが目の前に現れました。「元気」って声をかけながら!!・・・・。近くの公園で寝泊まりをしているそうです。明るい表情で安心しました。
 6時です。地下へ移動します。
 広場には、本を読みながら待っていらしたご婦人がスケッチブックを開き今日の言葉です。

 広場の風景が優しい風に包まれ、行き交う人たちが向ける眼差しを感じることが多くなりました。
ほら、見ているでしょう。話しかけてくださる方も・・・。


 西口に立たれる方で一番高齢のおばさまが久し振りにお声をかけてくださいました。広場に来られなくても何時も覚えてカンパを届けてくださっています。先日この方から素敵なインド児童文学の会発行の「チャンパの花」という小雑誌を送っていただきました。初めてこのおばさまが翻訳をされることがわかりました。もう歳で自分はこんなことしか出来ないけどと言われて今日もカンパを届けていただきました。

 Fさんは、ずっと習志野の自衛隊を見つめ運動をしてきたご住職「帰って来いよ 自衛隊」の言葉は、何時も広場に掲げられています。
Sさん、「派兵」の時は×今は「撤兵」だから○。

 今日の広場は、とっても明るい意思表示でした。
ムキンポさんのページによく登場するクルド難民支援で活躍されている小鳥さん、朝日さんが我が家のジローを持って意思表示に参加されました。隣は辺野古から一時帰宅しているTさんです。

 久し振りに元気な白いリボン行動のAさんが・・・大きな意思表示で目立っていました。Aさんは、今度の都議選に杉並区から立候補予定の福士敬子さんを支援する「勝手連」で頑張っておられます。
http://www.asahi-net.or.jp/%7Epq2y-fks/index.html
 こちらに移動して立っていた朝日さん、仕事のお仲間が通られて明るい声が広場にひびいていました。

 ご住職の隣で立たれていたSさんが、両手を上げて思いをぶつけるように立ち始めました。とっても気持ちが伝わりました。
若いCさん、何時も神経を研ぎすまし見たり聞いたりそしてインターネットで探し、新鮮な言葉で意思表示です。

 私は辺野古から帰られたTさんと、ムキンポさんにシャッターを押していただきました。
 地上でも会った西一さんが広場に来て「ここでやってたんだ」と言って初めて見る広場での意思表示を珍しそうに眺めていました。「どんな人が立っているの」と聞かれて「お寺のご住職も・・。」と話始めると「何処かなお寺」と言われてFさんの所へ行きました。宗派が違って座禅が出来ないとわかると諦めて「またね」と言って人ごみの中に・・・・。

 みんな、元気な西一さんを見て安心した新緑が美しい5月最後の土曜日でした。(おおきせいこ)

投稿者 : seiko 投稿日時: 2005-05-28 03:58:11 (4829 ヒット)

ノミが付かない!!目の病気にならない!!
  「ミューズ」の話(柴犬ジローの話・5)      大木晴子
柴犬ジローと一緒に暮らすようになって9年と半年になりますがまだ一度もノミを見た事がありません。 
散歩で行き会うジローの友達は、この時期草むらでノミがついたとか、飼い主さんたちは神経を使うようです。
我が家は、月一度の飲み薬(プログラム:卵の段階からノミの繁殖を押さえる薬)と薬用石鹸「ミューズ」のお陰で本当に一度もノミを見ていないのです。
薬用石鹸は、いろいろなメーカーのものを使ってみましたが、汚れの落ち具合や手あれなどいろいろ調べて「ミューズ」がジローには一番あいました。私の感ですが、とくに香りがノミを寄せ付けないのではと考えています。
では、その使い方をご紹介します。
散歩から帰ると真っ直ぐ風呂場へ。

1?手桶に「ミューズ」を数滴入れます。
2?ぬるめのシャワーで泡立てながら8分目までお湯を入れます。
3?手足を順に洗います。(指の間の毛の部分もよく洗います)

★ 皆さんに聞くと散歩の後は、簡単に拭くだけとか話されますがこの洗った後のお湯を見たらビックリされると思います。我が家は家の中で一緒に住むと決めた時からの約束事、ジローも毎日、散歩の度に手足を洗うことはたいへんだと思いますが、お互いが気持ちよく生活するための努力を私たちもジローもしています。
あるとき、ジローはこの足洗いを嫌がりました。大きな声でワンワンとジローには珍しくなきました。私は直ぐに手を休めジローと向き合いました。丁度真夏の暑い日でした。
「ジローくん、誰が一番大変なのかなぁー、ジローくんは立っているだけ、母さんを見なさい。この汗を見なさい。母さんはジローくんをきれいにする為に、手をたくさん動かして大変なのは母さんでしょう。(ここで、ジローはシュウン、それからはじっと耐えるジローなのです。)

さぁ、次へいきましょう。

4?風呂の残り湯があれば1?2はい手足にかけて「ミューズ」を流します。それからシャワーでしっかり流し洗いをします。
一緒に口の周り、お腹やお尻も流します。

5?ここで我が家は、拭く時に腰が楽なように風呂桶の蓋の上にバスタオルを広げてその上にジローを乗せています。
6?バケツに少し熱めのお湯を入れます。タオルを絞って拭きます。




7?写真で様子がお分かりだと思います。毛が抜ける時期は助かります。風呂場でブラシをした後に、この少し熱めのタオルで拭くととてもよくとれます。
★ ただ、手の油分が取れてしまうので、手あれ予防のハンドクリームを忘れないでください。
そうそう、忘れるところでした。
注意してくださいね、「ミューズ」の使い方を・・・・。
友人にこの話をしたところ「ダメよ、あの洗い方、家の○○チャン手が荒れちゃったわ!」よく話を聞くと原液のまま洗っていたそうです。くれぐれも薄めてお使いください。

目の病気にならない!!
犬は手足で目の周りをよくかいたりします。ジローは今まで目の病気にかかったことがありません。多分、手足をきれいに洗っている「ミューズ」効果だと私は思っています。お試しください。(おおきせいこ・このページの写真撮影は、父さんの大木茂です)

投稿者 : seiko 投稿日時: 2005-05-23 01:03:06 (3118 ヒット)


「忍野パーティー」と「新宿西口意思表示」    大木晴子

私は西口の意思表示をお休みして山梨県の忍野へ出かけました。
新緑の美しい樹々の中で普段なかなか会えない友と語り、
新しい息吹が身体中を駆け巡りました。
「元気になった」と心と身体が大声で言っているようです。
私が参加した「忍野パーティー」とは、かつてべ平連事務局の中心にいて
夭折された故吉田泰三さんを偲んで、友人、知人が、毎年、5月と10月の
土曜日から日曜日にかけて、山梨県の吉田さんのお姉さん宅で、懇談する集まりです。
現在では、ベ平連関係者に限らず、その友人、知人、家族、ときには
外国からのお客さんも・・・素敵な、温かい時を過ごします。



昔も今も変わらず帽子に「殺すな」バッジを付けているべ平連事務局長だった
「市民の意見30の会・東京」の吉川勇一さん、とても楽しいそうな語らいの表情です。
ノンフイクション作家の吉岡忍さんは、今月末に出される本のお仕事で
忙しかったようでこの忍野の時間は少しのんびり出来たのでは・・・・
彼が語る興味深い話に皆さん楽しそうでした。
私は、いまラジオが面白いという吉岡さんの話が心に残りました。
京都からも駆けつける友、仕事が終わってから夜遅くなっても駆けつける人、
Aさんは新宿西口の意思表示をしてバスで忍野へ・・・。
薪がパチパチと音をたててきれいな火の粉が空高く舞い上がります。
その火を囲み語らいは夜中まで続きます。
2時にそして3時にと一人また一人眠りにつきます。
私は、前回のパーティーで見た夜が明ける少しまえの空の色がもう一度見たくて
とうとう今回も火の番をしながら徹夜。
温かい炎に包まれて、夜空を見たり、樹々の語らいを聞き、
草の香り、可愛い鳥のさえずりに微笑みながら、静けさの中で
吉田泰三さんや兄と向き合うことが出来たことを感謝しています。
片付けを手伝い、昼にはAさんたちと東京へ戻りました。

家に着くと辺野古で頑張っているTさんから電話が入りました。
辺野古の24時間の戦いは続いています!
さぁ、それぞれの場で出来る支援を考えてください!!
東京は、月曜日に防衛庁・防衛施設庁前で抗議行動(6時30分)があります。
時間を拵えて参加して、声をあげましょう。

21日土曜日の新宿西口ひろばの意思表示は、雲さんの報告と
Sさんが撮ってく下さった写真でお伝えします。

5時少し前から、まず雲が立ちました。
直ぐにOさんが写真と旗で参加。
少し遅れて、ティーチイン沖縄へ行ってきたオランオランさん。
続いてKさん。
凄く反応が好くて、オランオランさんとKさんのチラシ撒きもとても順調でした。
近くで右翼が街宣をやっていたので、政治意識が呼び覚まされたのかも知れませんね。
色々な人が様々な意見を活発に交し合うことが、
民主主義の大切な風土ではなどと思いながら立ちました。

広場に降りると、既に住職やHさん。



そして、ムキンポさんやその知り合いの若い女性など、









次々に加わって、最後は15人になりました。
ここでもメッセージをよく見つめて通る人が多くて、
「何があったんだろうか?」とオランオランさんが首を傾げる程、
とても手ごたえのある一時間となりました。
辺野古のことや9条への関心が少しずつても高まって来たのではないでしょうか。(雲)



皆さんの写真を撮るSさんです。
(ムキンポさんのサイトからこの写真をお借りしました。)
(おおきせいこ)

投稿者 : seiko 投稿日時: 2005-05-15 13:41:11 (2598 ヒット)

(HさんとCさんの言葉、Cさんの写真はフォトアルバムにも掲載)
「意思表示をしなくてもすむ世の中がいちばん」  大木晴子
私は12日に・・・・
★今日の状況をインターネットで確認していたら、
矢も盾もたまらなくなってしまいました。
仕事のついでを利用して、4時半過ぎから一時間弱でしたが、
防衛庁前へ行って意思表示して来ました。
プレートの言葉は、
「ジュゴンを殺すな
辺野古の海を殺すな
沖縄の心を殺すな」
精一杯背伸びしながら、掲げて来ました。
ささやかな抵抗ですが、★
雲さんからのメイルで直ぐに「戦争に繋がる基地はいらない」と「マガジン9条」のハガキでプラカードを作りました。
13日、職員の帰宅時間に合わせて5時半から一時間、市ヶ谷の防衛庁・防衛施設庁前で立ちました。浅見裕子さんが撮られた写真もと考えましたが、東京の空は今にも降り出しそうなそんな雲が出ていました。
残念!!
http://www.tky.3web.ne.jp/%7Ekousaku/Photos.html
(13日の写真)
この意思表示は、一人でと思ったらSさんも仕事帰りに、二人でと思ったら今度は旗を持ってまた一人、3人の意思表示になりました。
http://www.seiko-jiro.net/modules/news/article.php?storyid=323
でも本当はたくさんの人たちの声がこだましていることに防衛庁・防衛施設庁は気がついてほしい。
15日に届いた「老人党メルマガ(拾い読み編: 59)」に掲載されていた文章をここで紹介させていただきます。
ここから・・・
私は今でも「輝け九条?」の集会の時に詩人の白石かずこさんが寄せられた、メッセージが忘れられません
… これより転載 …
「いかなる戦争も悪である/ 戦争には反対しなければならない/ 戦争は殺し、傷つけ/ 生きるものすべてを/ほろぼしていくのは/ 明らかなのだ」
… 転載終わり …
声高にシュプレヒコールを叫ぶわけでもなく、静かに語られるその言葉は私の心に残りました、この「戦争」という言葉を 「武器」に置き換えても同じことに私は感じます。
一度銃でも、武器でも、軍隊でも、核でも、持ってしまったらお互いに相手よりも、より強く、より早く、そして破壊力をあるものを保持しょうとエスカレートして行くのです。
やがて、それは多くの国々と人々を破壊へと導くものとなるでしょうそして、戦争もビジネスになる恐ろしい時代に進みつつあるのです。
ここまで・・・・。
戦争ビジネスという言葉が新聞、週刊誌等で飛び交ういま考えてほしいです・・・憲法9条のこと、平和って、日本はどんな国になるの?・・・・。
私は「九条実現」これしかないでしょうと思う。
14日、爽やかな樹々の緑が気持ち良い土曜日です。
海底の珊瑚も見えるきれいな辺野古の海、浅見裕子さんが撮られた2枚のパネル写真は大きいのです。自転車で駅まではもう無理になりました。少し早めに出てバスで渋谷へ。
昨年痛めた膝に負担がかかるのではと少し不安がよぎりますが辺野古で24時間戦っている皆さんの事を考えると不思議と元気が出て足も軽やかになるのがまたまた不思議なのです。
 5時少し前、新宿西口小田急デパート前に着きました。

「がんばれ日本」とのぼり旗をたてた政治団体がマイクを通した大声でアピールする近くで立ち始めました。直ぐに雲さんが、KさんがそしてOさんが意思表示です。OさんとKさんが辺野古支援のチラシを配り、今日は受け取りが良さそう!!

暫くして、何時も西口へと思いながら仕事が忙しくて来られないHさんが目の前に現れた時は、雲さんもほんとうに嬉しそうな顔をされていました。彼女の書かれた言葉「日本は偽りの 平和の中。辺野古もイラクも 終ってはいない。」
さぁ、6時地下ひろばでの意思表示です。今日は13名でした。

ほら!見ています・・・Kさんのプラカードを読む為には立ち止まらなくては読めません。

ムキンポさんのサラームのレインボー旗。手前にHさんが立たれています。
ムキンポさんのページに写真が掲載されています。
あっ!今日の「ちょうちんデモ」のお知らせも掲載されています。
http://www.mkimpo.com/minibbs/kamex/imgboard.cgi
私も行きます!!早くニュース書かなくては!!
皆さんもいかがですか。

Oさんそして今日も9条をしっかり意思表示のご婦人です。

久し振りのフライパンさん・・・嬉しいです。
プラカードが無くても浅見さんの写真もあります。少しの時間でも土曜日に近を通られたら立ち寄ってください。意思表示しましょう。
Sさん、Aさんも元気です。Aさんは、この日念願の雲さんに書いていただいたプラカードを持って嬉しそうでした。
意思表示が終わり、私は皆さんに月曜日に5月分のカザンキランさん、ドガーンさん家族への支援金を送りますが西口からも気持ちを届けたいのですがとお話をしました。温かい心と一緒に4793円カンパをしていただきました。
このカンパの要請は、フライパンさんが一番はじめに西口の皆さんに呼びかけて下さいました。
みんな優しい、その心根が大好きで身体中に温かさを満たして家路に着くことが出来ました。
家に着きと久し振りにいらしたHさんからメイルが届きました。
「意思表示をしなくてもすむ世の中がいちばん。」
でもそれが無理な間は、自己満足と言われようと、なんの意味があるのかと言われようと、時間が許す限り西口へ、と思っています。・・・と。
(おおきせいこ)
カンパ報告です!!
★クルド難民支援には、バンダナ3枚分と近所のSさんからのカンパ(4月、5月分)6000円そして新宿西口ひろばの皆さんからの4793円です。報告ページは下記でご覧下さい。
http://www.seiko-jiro.net/modules/news/article.php?storyid=344
★ 立川反戦ビラ弾圧救援会へはバンダナ3枚分です。
http://www.seiko-jiro.net/modules/news/article.php?storyid=129
★ 辺野古支援
絵本収益金6700円です。
http://www.seiko-jiro.net/modules/news/article.php?storyid=294
(浅見裕子さんのパネル写真2枚を西口有志のカンパとバンダナの収益金で購入しました。)

投稿者 : seiko 投稿日時: 2005-05-12 00:30:27 (2434 ヒット)

05年5月3日から8日まで目黒区にある市民ギャラリーで行われた「並河座展8」に出展されていた雲さんこと村雲 司さんの作品をご紹介いたします。遠くにお住まいの皆さまにも雲さんの思いをお伝えしたいと思います。(おおきせいこ) 

「平和を知らない 子供たち」
生まれたところが戦場で
育った故郷は難民キャンプ
父の遺したカラシニコフ
十五になれば握り締め
鍬を担いで野良行くように
戦の荒野に歩み出て
蚊に刺されるかに
死んで往く
平和知らずに
死んで往く

(春知らぬ子らを花野で描けるか…)
2005.5.3《憂墨民》村雲 司

向かって上の段 左側から順に
・毎年約4000万人の子供が出生届も出せず、国籍や名前を持つことができない。
・世界中で6億人の子供たちが一日1ドル以下で生活している。
・毎年約1000万人の5歳以下の子供が予防可能な病気で死んでいる。
・過去10年間で約1000万人が孤児となった。

真ん中
・過去10年間で約200万人の子供が紛争に巻き込まれて死んでいる。

向かって下の段 左から順に
・現在世界で18歳未満の難民は2500万人を数える。
・現在世界に約30万人の子供の兵士がいる。
・過去10年間で約600万人の子供が紛争で負傷している。
・現在87カ国で約6000万個の地雷と共に子供が生活している。
※数値は国連難民高等弁務官事務所の集計によるものを参考にしました。 

戦禍の中に生を受けて、戦火の中に育つ子供たちがいます。戦争と比較すべき平和を一瞥することもなく育った彼らの多くは、大人になる前に銃を握って兵士になります。まるでサラリーマンの子がサラリーマンになるように…。難民キャンプを故郷とし、戦争を平常とする世界で成人して行く彼らの人生の、異常さ、不自然さ、その絶望を思わざるを得ません。

しかし、そうした異常さは、私たちが今こうして生きている社会に組み込まれ、私たちの社会は彼らの異常さを欲しているのです。私たちは、彼らを必要とする自分たちの世界の異常さから眼を逸らしてはいないでしょうか。彼らへの想像力を失ってはいないでしょうか。私は筆を取って彼らを描くことで、衰えた想像力に鞭打とうと試みました。
《遊墨民》  村雲 司


現在、十八歳未満の難民の数は約二千五百万人(国連調べ) 

前回までの作品展のことが掲載されているページです。
http://www.seiko-jiro.net/modules/news/article.php?storyid=156
http://www.seiko-jiro.net/modules/news/article.php?storyid=187

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