質問にお答えします。 大木晴子
http://www.seiko-jiro.net/modules/news/article.php?storyid=326
「3月最初の土曜日・・・・・怒りの声」のコメント欄に質問をいただきました。大切な問題なのでページを拵えることにしました。
吉岡忍さんにも伺い下記のように掲載いたします。
これからいろいろな場で、この問題が取り上げられ議論の声が高まってほしいと願っています。
【「憲法改正国民投票法案」の表現規制とは?】
個人情報保護法や人権擁護法案などで指摘されてきた「メディア規制」は、どちらかと言えば「マスコミ報道の規制」でしたが(実際はそうではないのですが)、国民投票法案では、一般市民の表現の自由に大きな枠をはめているのが特徴です。
とはいえここではわかりやすくするために、「マスコミ」と「市民」にわけ、条文にしたがって指摘しておきます。
●マスコミに対しての規制
第68条「予想投票の公表の禁止」
→これによって、世論調査などができなくなります。
第69条「新聞紙又は雑誌の虚偽報道等の禁止」
→何をもって「虚偽」「事実をゆがめ」とするかについての定義がなく、国民投票についての一般的報道を萎縮させ、禁止する効果があります。
第70条「新聞紙又は雑誌の不法利用等の制限」
→(第1、第2項)新聞・雑誌に対する「供応」「買収」の禁止のように書かれていますが、「意見広告」の「広告料」なども「財産上の利益」の「供与」とみなされ、掲載することが禁止されます。
→(第3項)記者の取材報道、投稿や寄稿者の評論の掲載も禁止されます。つまり、いっさい何も書くな、ということです。
第71条「放送事業者の虚偽報道等の禁止」
→何をもって「虚偽」「事実をゆがめ」とするかについての定義がなく、国民投票についての一般的報道を萎縮させ、禁止する効果があります。
●市民に対しての規制
第65条「教育者の地位利用による国民投票運動の禁止」
→公立私立を問わず、憲法に関する教員の解説や意見表明は全面的に禁止されます。
第68条「予想投票の禁止」
→「何人も」とありますから、ネットや手紙、あるいき機関誌などで改憲に賛成・反対のアンケートをとることなどはまったくできません。
第70条「新聞紙又は雑誌の不法利用等の制限」
→(第1、第2項)「意見広告」を出すことなどは「不当利用」とみなされ、市民による態度表明などは「表現の自由の濫用」とみなされます。
→(第3項)新聞、雑誌の投稿による意見表明は「国民投票の結果に影響を及ぼす目的をもって」いる「評論」に当たり、「不法利用」とみなされるでしょう。
ざっと以上の通りです。
今回の法案は「公職選挙法」を下敷きにしている、と言われます。しかし、一般の選挙の場合は告示日から種々の報道規制がかかりますが、今回の法案には、いつからこれらの規制や禁止がかかるのかについて、明示的な文言は書かれていません。言い換えれば、憲法を変えるか変えないかの国民投票については、これが法律になった瞬間から、マスコミも一般市民も何も言えない、ということになります。報道機関も市民も、政党などが繰り広げる大々的キャンペーンを黙って聞いて、投票だけすればいい、というわけです。
「有権者は寝ていてほしい」というような発言を、どこかの総理大臣が言いましたが、まあ、それに近い感覚なのでしょう。深く議論するな、というわけです。
あなたは、そんな世の中が・・・・・・・。
私は、はっきり「嫌です」今からでも遅くはありません。
明るく思いを自由に人へ伝えられる「平和」な世の中に!
皆で力を合わせて頑張りましょう。
(おおきせいこ)
(頂いて10日、きれいに咲き始めました。)
「祥月命日」 大木晴子
今年の七月二十七日で十六年になります。毎月二十七日には、先代次郎そして今のジローと朝の散歩でお花屋さんに寄り、季節の花や樹ものを買って帰ります。
27日は、義母の祥月命日。義母が亡くなって五年後の六月二十七日は、次郎が亡くなった日です。二週間も水だけで次郎はこの日を選びました。彼は、毎月穏やかな散歩で、きれいな花を買い楽しげな会話をしながら過ごしたこの日に、自分も亡くなれば「母さん、ボクのこと何時も覚えていてくれる」と思ったのでしょうか。
獣医さんがびっくりするくらい頑張ってこの日を選びました。
今年、二月からは兄の祥月命日にもお花をと思ったら「無いー。二十九日が・・。」それに義母の日と近すぎて「そうだ!二十八日に買おう、そうしようね。ジロー」
二十八日の朝、お花代をポケットに入れて散歩に出かけました。
家の近くのおじいちゃん、おばあちゃんからジローは、クッキーを頂き楽しい散歩が始まります。季節の花がきれいに植えられているお宅の前を通り、「おはようございます」「おっ、坊主元気か」と何時もの挨拶をかわすと、おじさまがこの日「この花を持っていらっしゃい」と蘭の花が植わった鉢を下さったのです。
私の為に小分けをして、可愛いつぼみがたくさん付いた鉢植えを作って下さったのです。
鉢植えを抱えてジローと話しながら帰りました。
「わぁ、なんて幸せなんでしょう。義母さんと次郎お兄ちゃんと良ちゃんの祥月命日にと決めた、最初の日に素敵な素敵なお花が・・・・ジローくん良かったね。」 (05-03-10・おおきせいこ)
「東京大空襲展」残り後二日間です!! 大木晴子
3月10日まで。
六本木ヒルズ・テレ朝社一階・ギャラリーumu(ウム)
時間は午前11:00から午後6:00までです。
60年前、1945年3月10日、東京で一度に10万人以上の人が亡くなりました。
8月15日敗戦の日まで、空襲は止むことなく、60年を経たいまも、正確な死者数は分かりません。
この「東京大空襲展」では
体験者の証言による連作画(狩野光男氏)
東京空襲被災地図/太平洋戦争略年表
体験画/空襲・防空・わたしたちの備え
「戦後50年日本大空襲の全容」
戦争へ、戦争へとからめとられ
戦後の都民生活/戦災障害者/戦争孤児
東京大空襲死者のゆくえ
遺影・氏名を展示・追悼の場
私は、生きることを断切られた黒こげで炭のようになった母と子の写真、
一人残されたくさんの死体の前で顔を覆い泣く少女を描いた絵の前で足が止まりました。
この方は両親と弟さんを亡くされ孤児になられた元木サキ子さん(当時10歳)、「防空壕の中にいると火の手が近くまでせまってきて、強風と火の粉が渦巻く中、ただ夢中で走って逃げた。気付くと薄暗い公園にたった一人で立っていた。中略・・・菊川橋の上には天井ほどの高さに積み重なりからみあった焼死体の山、黒い山から突き出した手、足、頭・・・。川の中は水も見えない位、一面の水死体が何層にも重なり合っていた。」と証言されています。
たくさんの遺影が貼られています。写真が無くお名前だけの白い部分が多いのです。一枚の写真も残せずに・・・・・。
会場で折られた鶴に込められた祈りが平和へ繋がることを祈りなが日本髪がよく似合う二十歳の娘さん、三歳の子ども、七歳、十四歳、・ ・・・一瞬に奪われる人生。
私は、身体中で「平和」を守らなければと強く自分に誓いながら見て来ました。
展示を見ながら話をされていた皆さん、心を打つ体験を話されています。もっと大きな声でいろいろな場所でさぁ、話してください。
私も私が出来ることを・・・・。おおきせいこ
(ムキンポさん撮影)
3月最初の土曜日、地上も地下も怒りの声が!!大木晴子
3月最初の土曜日は、朝刊を読んで「えっ!また」とびっくりしました。
町田で高校正門前のバス停付近「日の丸、君が代」に反対する父兄と生徒がビラを配り、二名が逮捕されたとの記事に怒りを覚えました。
「何という時代になってしまったの」右側の考え方をしている人も左よりで考える人も誰も皆、意見を出し合いぶつかり合いながら考えて行ける方が健全な生き方が出来ると私は思う。
頭っから毟り取るこんなやり方をして、人の心が育って行くと思いますか。いま、真剣に考えなくては取り返しがつかない状況になると身体と心で強く感じます。
家を出る時「捕まるなよー」と笑顔で連れ合いにエールをおくってもらい、市民の意見30の会・東京の事務局へより「意見広告運動」のポスターを購入して西口へ出かけました。
トップのページでお知らせしている素敵なポスターのデザインは、私のページのタイトル文字や平和のバンダナをデザインして下さった鈴木一誌さんです。鷺谷眞理子さんと佐橋京四郎さんの優しいイラストで形作られた9の文字は見ているだけで微笑んでしまいます。
皆さんも身近に貼って運動を広めてください。
お求めは下記のサイトでお願いします。
http://www.ikenkoukoku.jp/
今日は、雲さんが風邪でお休みです。5時には立ったなくてはといそぎました。西一さんいるかなぁーと見るとハウスは留守でした。
一人で「九条実現」のポスターを持ち、周りに「戦争はイヤだ!」のプラカードを置いて始めました。暫くすると元気な西一さんに声をかけられて話をしました。「頑張ってね」と優しい言葉が吹きつける寒さから温かく包まれる感じがしまし
毎週会うごとに元気になっていく西一さんは、いま古本を売るお仕事をしています。顔色もとっても良くなったのです。
Kさんが参加して辺野古支援のチラシを配ります。Oさんも同じく辺野古のチラシをそしてAさんが参加、今日は雲さんからいただいたプラカードを持って意思表示でした。
6時、地下へ移動します。
Yさんが、「戦争ハ地獄」のプラカードに囚人服姿で立っています。
Aさんと一番年配のご婦人の優しい眼差しが広場に広がります。
広場は語らいの場でもあります。
柱に一人頑張ります。
ムキンポさんは、差し上げた「九条実現」のA4のポスターを持って、一番奥でも柱に一人頑張って意思表示。
何度も辺野古へ出かけ支援されているTさん、辺野古の様子を描いた絵で意思表示です。
今日は、素敵な人が声をかけてくれました。
ノンフィクション作家の吉岡忍さんです。
(御巣鷹山日航機墜落事故を追った『墜落の夏』で講談社ノンフィクション賞を受賞。他に『M/世界の、憂鬱な先端』(文春文庫)など多数。)
Aさんや私はベ平連(ベトナムに平和を市民連合)の頃からの知り合い、吉岡さんには、今のこんな時代だからこそ頑張ってほしいとエールをおくりました。
吉岡さんは、先日の日本ペンクラブの集会でも「日本国憲法改正国民投票法案は、表現規制はすごいですよ。マスコミだけでなく、ネットなどでの個人の発言も相当に規制されます。」と話されていました。私も内容に目を通しましたが、それはひどいものです。
どうか、皆さん神経を研ぎすましてください。
決して遅くはない、諦めないで進みましょう。
平和へ繋がる歩みを、可愛い子どもたちの未来の為に私たちが胸をはって残せるものを・・。
吉岡さん、他の文化人と呼ばれる皆さん、一度新宿西口ひろばへ意思表示にいらして下さい!!
吉岡さんも呼びかけ人のお一人、「マガジン9条」のサイトは訪ねられましたか、リンク集に掲載しています。
★☆
こんな時代だから健康でいなければと私は、五本指の靴下をはいたり、昔知り合いの写真家のお連れ合いにいただいたぞうりを履き始めました。
すこし鼻緒も弱くなってきたのでこんなぞうりがあれば欲しいなぁーとインターネットで調べていました。
素敵な出会いがありました。
http://www21.ocn.ne.jp/~zouri/
兵庫県にお住まいの浜田正博さんのサイト(全国手作りぞうりの会)にお訪ねして、丁度兄のことがあり、元気になりたいので作ってくださいとお願いのメイルをお出ししました。直ぐに温かい優しいお返事をいただき送っていただきました。
毎日履いています。お礼に平和のバンダナをお送りしたら「こんなふうに使っています」とお知らせメイルが届きました。
http://www21.ocn.ne.jp/~zouri/newpage95.htm
皆さんもいかがですか。ぞうりは、親指に力が入るので身体のバランスをとるのに良いような気がするのですが・・・。おおきせいこ
★書き忘れました。ひょうたんのカンパ入れに500円を入れていただきました。もう少したまったら辺野古へ絵本のカンパと一緒に送ります。
西一さんの元気な声で始まった意思表示。 大木晴子
26日5時新宿西口小田急デパート前、雲さんが立っていました。
私が立つ準備をしていると「おはよう」と元気な声、西一さんでした。初めてのことで雲さんと「西一さん、元気になったね。」と嬉しくなりました。そして彼は、古本を売るおばさんの手伝いも始めたようです。一歩前に、明るさが感じられる一歩、素敵な一歩です。
それは、西一さんの顔色や表情に出ています。
雲さんも私もそして意思表示をしている皆さん、西一さんにエールを何時もおくっています。寒い日は、「大丈夫だったかなぁー」と心配し、Sさんは時々仕事帰りに遠回りをして西一さんのハウスの前を通って帰宅したりしています。そう、おでんを届けたこともそんな話を聞くと心が温かくなります。
話がそれてしまいました。Oさん、Kさんが加わりました。お二人は、辺野古支援のチラシを配ります。丁寧に声をかけて・・・。
今日の地下ひろばは、16人の意思表示でした。
言葉を替えて立たれるご婦人、先週お休みだったので風邪かなと心配していました。少し早めに地下へ降りて何時も立たれている場所へ行くと、何時ものように本を読まれて待っておられました。
「先週は、仕事で・・・」と言われて今日の言葉です。
雲さんたちの柱です。Yさんの言葉に振り向く人が、Kさんは何時もレインボーの旗を首に巻いて「温かそう!!」。
ムキンポさん、Rさん、Sさんが立つ柱です。
「NHK 検証」を持つSさんは、今日は私がお渡ししたチラシを一緒に持って!
(お知らせに掲載した「映画人九条の会・3月3日の集会」のチラシです。)
レインボーカラーは、きれいです。
広場の広告塔は、何時替わるのかなぁー。まだ、読め、ねぇ読んで、お読みいただけますか、読んでくれ・・・です。
Aさん、Hさん、Nさんも立ちました。Nさんは、息子さんを連れて一緒にジローの戦争はイヤだ!ワンのプラカードを持って意思表示でした。
Oさんのプラカードです。
Tさんは、辺野古の様子を描いた絵、「沖縄の海で こんな闘いが行われています」・・と。
男性のTさんは、辺野古で支援活動です。
寒い風に当たりながら辺野古の海でやぐらにしがみついて頑張っています。時々、元気な声で電話が入り様子が伝わります。今は、春休みなので若者が各地から集まっているそうです。良いですね、素晴らしい先輩たちに話を聞き、一緒に考え行動しながら学ぶ時は、何ものにも代え難い財産になると思います。
東京も頑張らなければ、お待たせしました!!「ジュゴンの海から」の増刷が出来上がります。今週後半には、申し込みを頂いている皆さまにお届け出来ると思います。
これからと思われている方、よろしくお願いいたします。申し込みは、下記のページです。
http://www.seiko-jiro.net/modules/news/article.php?storyid=289
今月の辺野古へのカンパ。
兄が最後に入れてくれたカンパが入っていた「ひょうたん」を開けました。西口でも入れていただいて4435円でした。これに絵本代、一緒に送って下さったOさんのカンパ3000円などをあわせて後日送金します。報告は下記のページでご覧下さい。
http://www.seiko-jiro.net/modules/news/article.php?storyid=294
カンパと言えば立川反戦ビラ入れ弾圧から一年が経ちました。このページからも何時も忘れてはいけないことと思い続けてカンパを送ってきました。私はカンパの報告を書くことで何時も覚えていけたらと願い書き続けました。これからも闘いは続きます。少しづつでもいい、無理をしなくてもいい、でも忘れないでください。私たちが平和に生きる為に決して譲ってはいけないことなのですから・・・。自分に出来ることで、意思表示をしていきましょう。
温かい眼差しが裁判を闘う皆さんのエネルギーになる!きっと!!
裁判の支援活動にもなる本が発行されました。
立川反戦ビラ入れ弾圧事件「街から反戦の声が消えるとき」(発行・樹心社・042-577-2778/発売・星雲社・03-3947-1021)
素敵な装丁は裁判を闘っているお一人、さっちゃんの作品です。
私も今日の集会で買わせていただきました。書かれた宗像充さんとさっちゃんにサインをしていただきました。皆さん、買って下さい。(おおきせいこ)
集会、デモの様子は、ムキンポさんのページでご覧下さい。
http://www.mkimpo.com/diary/2005/tachikawa_05-02-27.html