こんにちは、新たに、下記のような共同声明がスタートしています。是非御賛
同ください。富山大学教員小倉利丸さんからのメイルを掲載いたします。
長い文章ですが、お読みいただき賛同をお願いいたします。
署名フォーマットは本文の最後にあります。(おおきせいこ)
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共同声明
ファルージャの虐殺とイラク全土の戦場化のなかで米軍の
武力行使の即時中止と日本政府の戦争支持撤回、自衛隊の撤退を訴えます
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〈占領の破綻、イラク民衆を敵とする戦争の開始〉
ブッシュ大統領が、イラク戦争での勝利を宣言してから一年、戦争は終結するどころか、重大で深刻な新しい段階に入りました。昨年三月、フセイン政権打倒とイラク占領のために国際法と世界世論を無視してイラクに侵攻したアメリカは、いま占領の破綻に直面し、イラク中部の都市ファルージャでの大規模な住民虐殺を頂点に、イラク民衆全体を直接敵にまわす新たな終わりなき戦争に突入しつつあります。この新しい戦争の目的は、六月末に設定した「主権委譲」を通じてイラクにアメリカのかいらい国家をつくりあげ、イスラエルのシャロン政権のパレスチナ抹殺計画と連動しつつ、米軍の無期限駐留の下、イラクをアメリカの政治的、軍事的、経済的中東支配の砦としようとするものです。
一年間の占領とその暴政、無能、軍事暴力による反対勢力の強引な排除を味わったイラク民衆は、いまこの企てに、宗派や信条を超えて手を結び、占領軍への大規模な抵抗運動を開始しました。アメリカはかいらい国家樹立の障害となるこの抵抗運動を武力で叩き潰す道を選びました。
私たちは、おびただしいイラク民衆の血を流し、アメリカの若者にも不名誉な死をもたらすこの選択を強く非難し、その撤回を要求します。
私たちはこの戦争にあらためてノーを宣言します。米国のイラク占領は破綻しました。この明白な事実を認めて、何より日本政府がこの戦争への支持をきっぱりと取り消し、有志連合から脱退し、自衛隊をただちに引き揚げることを要求します。
〈ファルージャの虐殺とイラク民衆の抵抗運動の拡大〉
とりわけ私たちはファルージャにおける住民虐殺を許すことは出来ません。三月末、ファルージャでは、四人の米国人傭兵が殺害され、死体が焼かれるという事件が発生し、これにたいして、米軍はこの三〇万都市を海兵隊で包囲、遮断し、電力、水の供給を断ち、武装抵抗勢力を抹殺するという作戦の下、都市住民への無差別攻撃を掛けました。建物を占拠した海兵隊狙撃兵は動くものすべてを標的にし、救急車を狙い撃ちにし、モスクを空爆し、中にいた信者もろとも吹き飛ばしました。包囲・遮断されたこの都市の内部で何が起こったか、また起こっているかが、厳重な報道封鎖にもかかわらず次第にあきらかになりつつあります。この密室の中で一七〇人に達する子どもと多くの女性を含む非武装の市民六〇〇人が米軍に殺され、一〇〇〇人以上が負傷したと伝えられ討い泙后
ファルージャを防衛しようとするイラクの人びとの頑強な抵抗と国際的な非難に直面して、米軍は「戦術的配置変更」(キメット司令官)を行い、包囲をゆるめるとともに、米軍の一部を米軍指揮下のイラク人治安部隊と置き換えたと伝えられます。だが米軍は抵抗運動との武力対決の姿勢を変えず、戦闘はイラク全土で継続、激化しています。
私たちはファルージャで何が起こったのか、起こっているかを全面的に明らかにしなければなりません。市民の無差別殺戮と住民生活の破壊という米軍の行為は、南京、ゲルニカ、ドレスデン、広島・長崎、ソンミと並ぶ戦争犯罪、人類史における汚点として裁かれなければなりません。さらに私たちは最近暴かれたアブグレイブ収容所における米占領者によるイラク人拘束者への拷問、虐待、性的陵辱に深刻な衝撃を受けています。一部兵士、要員の逸脱行為という弁解は誰をも説得することはできません。私たちはこの事件の組織的性格とその背後の人種差別主義の徹底的究明、実行者から最高責任者にいたるすべての犯罪者の処罰を要求します。
ファルージャを焦点として、占領軍への抵抗は下からほぼ全土に広がり、占領体制は事実上麻痺、解体しています。米国が「主権委譲」の事実上の受け皿とみなしていた統治評議会は機能を失い、解体状態に陥っています。サドル師の率いるシーア派の対米抵抗勢力とその民兵組織は急速に影響力を拡大しました。 ファルージャ救援の中でスンニ派とシーア派の連携が成立し、宗派や地域を超えた反米・反占領の共同行動が実現されました。四月半ば、占領軍は、聖地ナジャフを含むイラク南部、中部の主要都市で支配を失っていることを認めざるをえませんでした。私たちはこの状況を解決する道は一つしかないことを知っています。アメリカがこの戦争の失敗を認め、ネオコン戦略の過ちを認め、それを破棄し、きっぱりと身を引くことです。一九六八年、ジョンソン大統領は、ベトナム戦争の失敗を事実上認め、次回大統領選挙に立候補しないと宣言し、そこから撤兵とベトナム戦争終結へのプロセスが開けたことを私たちは思い起こしています。だがブッシュ政権はこの選択を拒否し、かいらい国家つくりのために、イラク民衆の抵抗を武力で壊滅させる全土戦場化の方針にしがみついています。
〈国連は米国の助手となってはならない〉
私たちはブッシュ政権が、この破綻した企てを、国連の旗の下で継続しようとする最近の「政策転換」を恥知らずな術策として退けます。有志連合の三極の一つスペインが世論の圧力の下この汚い戦争からの脱退を表明し、アメリカが戦争の正統性のよすがとしてきた有志連合がドミノ式に解体しつつあるなかで、ブッシュ政権は、それに代わって、これまで嫌悪してきた国連に助けを求めようとしているのです。
国連の平和維持活動は、米国による占領と軍事行動の自由を「治安維持」の名の下に承認し、前提にするものであるかぎり、現状を何ら変えないばかりか、国連を米国による占領の助手に変えるだけでしょう。それはイラク民衆の新たな抵抗に直面するでしょう。国連の平和維持活動が、米国主導の占領軍とイラクの抵抗運動の間に割って入り、イラクにおける自由選挙の実施と独立したイラク政府の樹立を助けるためには、国連が米国から名実ともに自立した立場に立つことが必要です。そのような平和維持活動には、日本を含め米国のイラク戦争を支持し、派兵している国家の横滑り的参加は許されません。さらに、イラクに利権を持ち、イラク支配の分け前を確保しようとする強い動機をもつ大国軍隊の参加を許すべきではありません。国連安全保障理事会は、アメリカの占領の破綻を繕うための決議を採択してはなりません。アメリカの拒否権によって公正な決議が葬られるなら、国連決議377の「平和のための結集」手続きによって、国連の意思決定の場を安保理から国連総会に移すことが必要です。 この文脈において私たちはイスラム諸国会議機構(OIC)加盟二〇カ国が、国連の平和維持に参加する用意を表明したことに注目します。
私たちはイラク民衆の主権回復は、イラクのすべての層の人びとが、アメリカなど占領軍の干渉から完全に自由な状態で代表者会議を開き、イラクの将来を討論し、提案すること、そしてそれに基づいてすべてのイラク人が参加する自由な選挙を通じて政府を構成することによってのみ達成されると信じています。この道筋はアメリカ占領統治に参加していないイラク国内の多くの潮流によって支持されているばかりでなく、広く国際的支持を集めています。国連は、アメリカとその同盟者による武力行使の停止と占領軍撤退の約束を条件としてのみ、またイラクの民衆が求める場合にのみ、このプロセスに参加し、それを助けることができるでしょう。
〈日本は連合国から離脱、自衛隊の引き揚げを〉
小泉政権は、占領軍がイラク民衆への全面的武力行使の段階に達した今になっても、この血なまぐさい、見通しを欠いた、犯罪的なアメリカの企ての重要な一翼を進んで担い続けています。私たちはそれを許すことができません。小泉政権は、世界の圧倒的な世論、国ぐにがアメリカの戦争に反対する中、いちはやく戦争支持を宣言しました。そして憲法を公然と無視し、世論の反対を押し切ってイラク特措法を強行し、自衛隊を派兵し、南部イラクに戦後初めての海外基地を建設しました。アメリカの唯一公式の開戦理由「大量破壊兵器」が幻であったことが明らかになり、次に持ち出された「イラク民衆の解放」という名目が、反米・反占領の抵抗の高まりで瓦解したいまでも、日本政府はブッシュの戦争を支持し続けています。
日本はアメリカの率いる連合軍(coalition forces)のまぎれもない戦略的な一員です。事実小泉首相は自衛隊は軍隊であると何度も強調しつつ、その自衛隊の派兵を忠誠の証としてアメリカに売り込んでいます。しかし他方国内に向かっては、「自衛隊は戦争に行くのではない、復興支援に行っているのだ」と大声で叫び、自衛隊があたかもNGOになったかのような口上で人びとを欺いています。だがこの二枚舌はもはや過酷な現実を支えることはできなくなりました。四月初めの人質事件はそれを衝撃的に示しました。給水活動をしようと、学校の補修をしようと、日本軍は有志連合軍・占領軍の一部であることを、その占領軍の攻撃を受けているイラク人は正確に認識しているのです。逆に自衛隊による「復興支援活動」は、人道支援活動の領域そのものを軍事化することで、NGOなどによる本来の自主的人道支援活動を著しく困難にしているのです。
南部も含めてイラク全土が戦闘地帯となり、サマーワの自衛隊基地がすでに砲撃の対象となっているなかで、「活動を非戦闘地域に限る」とした小泉政権自身が成立させたイラク特別措置法に照らしても、自衛隊の駐留が違法となったことは明らかです。さらに新たな戦争局面のなかで、イラク特措法の大前提である「戦後復興」そのものが瓦解しているのです。「すみやかな再建を図るためにイラクにおいて行われている国民生活の安定と向上、民主的な手段による統治組織の設立」と定義されている「戦後復興」などはどこにも存在していません。また「民主的な手段による統治組織」が明らかに存在しない中で、米国のかいらい政権の樹立に協力することも許されません。このようにイラク特措法の大前提が崩れた以上、日本政府は自衛隊のイラク駐留が違法になってしまったことを認め、直ちにその撤退を宣言し、そのために必要な手続きをとることを、私たちは日本政府に要求します。
私たちは、以上の立場から、日本の市民が、占領軍の暴力に苦しむファルージャはじめ、全イラクの民衆と連帯することを呼びかけます。私たちは、マスコミが、イラク戦争の現状と民衆の姿を正確に市民に伝えることで、その社会的な責務を果たすことを求めます。私たちは良識ある国会議員が、私たちの以上の提案、とくに自衛隊の撤退を国会で決定することを求めます。
くりかえし訴えます。戦争が新しい局面に入ったいま、日本はこの戦争からきっぱりと降りるべきです。自衛隊を即時引き揚げなければなりません。私たちはそのために活動を続け、強めます。そこからイラク民衆との新しい関係が開けると私たちは信じています。
二〇〇四年五月
呼びかけ人
天野 恵一 派兵チェック編集委員会
石坂 啓 漫画家
鵜飼 哲 一橋大学教員
太田 昌国 自衛隊の海外派兵と戦争協力に反対する実行委員会
岡田 剛士 パレスチナ行動委員会
岡本 三夫 第九条の会ヒロシマ
小倉 利丸 富山大学教員/ピープルズプラン研究所共同代表
熊岡 路矢 日本国際ボランティアセンター代表
越田 清和 ほっかいどうピースネット
須賀 誠二 NCC靖国神社問題委員会委員長
高里 鈴代 基地・軍隊を許さない行動する女たちの会
ダグラス・ラミス 国際政治学
豊見山 雅裕 沖縄・一坪反戦地主会会員
中山 千夏 作家
西野 瑠美子 VAWW?NET JAPAN
弘田 しずえ カトリック正義と平和協議会
舟越 耿一 長崎大学教員/市民運動ネットワーク長崎
武者小路 公秀 国際政治学
武藤 一羊 APAジャパン
森瀧 春子 核兵器廃絶ヒロシマの会共同代表
矢崎 泰久 編集者
柳田 真 たんぽぽ舎
山本 俊正 日本キリスト教協議会総幹事
湯浅 一郎 ピースリンク広島・呉・岩国世話人
吉川 勇一 市民の意見30の会・東京
上記の共同声明に賛同される方は、下記の部分をコピーしてメールに張り付けて送るか、ファックスでお送りください。いただいた賛同署名のうち、お名前、所属はウエッブで公開します。また、政府等の関係組織に送付します。
------------------切り取り線--------------------------
(第一次集約は2004年5月末日です)
共同声明「ファルージャの虐殺とイラク全土の戦場化のなかで米軍の武力行使の即時中止と日本政府の戦争支持撤回、自衛隊の撤退を訴えます」に賛同します。
お名前:
ふりがな:
所属:
メールアドレス:
ファックス:
メッセージ:
----------------------------------------------------
署名の送り先
メールの場合 iraq-seimei@freeml.com
ファッスの場合:03-3234-4118(市民のひろば)
署名サイト(下記を予定)
http://www.jca.apc.org/antiwar/
問い合わせ先
千代田区三崎町3-1-18 近江ビル4階 市民のひろば
電話 03-5275-5989 メール iraq-seimei@freeml.com
署名とりまとめ事務局
同ください。富山大学教員小倉利丸さんからのメイルを掲載いたします。
長い文章ですが、お読みいただき賛同をお願いいたします。
署名フォーマットは本文の最後にあります。(おおきせいこ)
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共同声明
ファルージャの虐殺とイラク全土の戦場化のなかで米軍の
武力行使の即時中止と日本政府の戦争支持撤回、自衛隊の撤退を訴えます
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〈占領の破綻、イラク民衆を敵とする戦争の開始〉
ブッシュ大統領が、イラク戦争での勝利を宣言してから一年、戦争は終結するどころか、重大で深刻な新しい段階に入りました。昨年三月、フセイン政権打倒とイラク占領のために国際法と世界世論を無視してイラクに侵攻したアメリカは、いま占領の破綻に直面し、イラク中部の都市ファルージャでの大規模な住民虐殺を頂点に、イラク民衆全体を直接敵にまわす新たな終わりなき戦争に突入しつつあります。この新しい戦争の目的は、六月末に設定した「主権委譲」を通じてイラクにアメリカのかいらい国家をつくりあげ、イスラエルのシャロン政権のパレスチナ抹殺計画と連動しつつ、米軍の無期限駐留の下、イラクをアメリカの政治的、軍事的、経済的中東支配の砦としようとするものです。
一年間の占領とその暴政、無能、軍事暴力による反対勢力の強引な排除を味わったイラク民衆は、いまこの企てに、宗派や信条を超えて手を結び、占領軍への大規模な抵抗運動を開始しました。アメリカはかいらい国家樹立の障害となるこの抵抗運動を武力で叩き潰す道を選びました。
私たちは、おびただしいイラク民衆の血を流し、アメリカの若者にも不名誉な死をもたらすこの選択を強く非難し、その撤回を要求します。
私たちはこの戦争にあらためてノーを宣言します。米国のイラク占領は破綻しました。この明白な事実を認めて、何より日本政府がこの戦争への支持をきっぱりと取り消し、有志連合から脱退し、自衛隊をただちに引き揚げることを要求します。
〈ファルージャの虐殺とイラク民衆の抵抗運動の拡大〉
とりわけ私たちはファルージャにおける住民虐殺を許すことは出来ません。三月末、ファルージャでは、四人の米国人傭兵が殺害され、死体が焼かれるという事件が発生し、これにたいして、米軍はこの三〇万都市を海兵隊で包囲、遮断し、電力、水の供給を断ち、武装抵抗勢力を抹殺するという作戦の下、都市住民への無差別攻撃を掛けました。建物を占拠した海兵隊狙撃兵は動くものすべてを標的にし、救急車を狙い撃ちにし、モスクを空爆し、中にいた信者もろとも吹き飛ばしました。包囲・遮断されたこの都市の内部で何が起こったか、また起こっているかが、厳重な報道封鎖にもかかわらず次第にあきらかになりつつあります。この密室の中で一七〇人に達する子どもと多くの女性を含む非武装の市民六〇〇人が米軍に殺され、一〇〇〇人以上が負傷したと伝えられ討い泙后
ファルージャを防衛しようとするイラクの人びとの頑強な抵抗と国際的な非難に直面して、米軍は「戦術的配置変更」(キメット司令官)を行い、包囲をゆるめるとともに、米軍の一部を米軍指揮下のイラク人治安部隊と置き換えたと伝えられます。だが米軍は抵抗運動との武力対決の姿勢を変えず、戦闘はイラク全土で継続、激化しています。
私たちはファルージャで何が起こったのか、起こっているかを全面的に明らかにしなければなりません。市民の無差別殺戮と住民生活の破壊という米軍の行為は、南京、ゲルニカ、ドレスデン、広島・長崎、ソンミと並ぶ戦争犯罪、人類史における汚点として裁かれなければなりません。さらに私たちは最近暴かれたアブグレイブ収容所における米占領者によるイラク人拘束者への拷問、虐待、性的陵辱に深刻な衝撃を受けています。一部兵士、要員の逸脱行為という弁解は誰をも説得することはできません。私たちはこの事件の組織的性格とその背後の人種差別主義の徹底的究明、実行者から最高責任者にいたるすべての犯罪者の処罰を要求します。
ファルージャを焦点として、占領軍への抵抗は下からほぼ全土に広がり、占領体制は事実上麻痺、解体しています。米国が「主権委譲」の事実上の受け皿とみなしていた統治評議会は機能を失い、解体状態に陥っています。サドル師の率いるシーア派の対米抵抗勢力とその民兵組織は急速に影響力を拡大しました。 ファルージャ救援の中でスンニ派とシーア派の連携が成立し、宗派や地域を超えた反米・反占領の共同行動が実現されました。四月半ば、占領軍は、聖地ナジャフを含むイラク南部、中部の主要都市で支配を失っていることを認めざるをえませんでした。私たちはこの状況を解決する道は一つしかないことを知っています。アメリカがこの戦争の失敗を認め、ネオコン戦略の過ちを認め、それを破棄し、きっぱりと身を引くことです。一九六八年、ジョンソン大統領は、ベトナム戦争の失敗を事実上認め、次回大統領選挙に立候補しないと宣言し、そこから撤兵とベトナム戦争終結へのプロセスが開けたことを私たちは思い起こしています。だがブッシュ政権はこの選択を拒否し、かいらい国家つくりのために、イラク民衆の抵抗を武力で壊滅させる全土戦場化の方針にしがみついています。
〈国連は米国の助手となってはならない〉
私たちはブッシュ政権が、この破綻した企てを、国連の旗の下で継続しようとする最近の「政策転換」を恥知らずな術策として退けます。有志連合の三極の一つスペインが世論の圧力の下この汚い戦争からの脱退を表明し、アメリカが戦争の正統性のよすがとしてきた有志連合がドミノ式に解体しつつあるなかで、ブッシュ政権は、それに代わって、これまで嫌悪してきた国連に助けを求めようとしているのです。
国連の平和維持活動は、米国による占領と軍事行動の自由を「治安維持」の名の下に承認し、前提にするものであるかぎり、現状を何ら変えないばかりか、国連を米国による占領の助手に変えるだけでしょう。それはイラク民衆の新たな抵抗に直面するでしょう。国連の平和維持活動が、米国主導の占領軍とイラクの抵抗運動の間に割って入り、イラクにおける自由選挙の実施と独立したイラク政府の樹立を助けるためには、国連が米国から名実ともに自立した立場に立つことが必要です。そのような平和維持活動には、日本を含め米国のイラク戦争を支持し、派兵している国家の横滑り的参加は許されません。さらに、イラクに利権を持ち、イラク支配の分け前を確保しようとする強い動機をもつ大国軍隊の参加を許すべきではありません。国連安全保障理事会は、アメリカの占領の破綻を繕うための決議を採択してはなりません。アメリカの拒否権によって公正な決議が葬られるなら、国連決議377の「平和のための結集」手続きによって、国連の意思決定の場を安保理から国連総会に移すことが必要です。 この文脈において私たちはイスラム諸国会議機構(OIC)加盟二〇カ国が、国連の平和維持に参加する用意を表明したことに注目します。
私たちはイラク民衆の主権回復は、イラクのすべての層の人びとが、アメリカなど占領軍の干渉から完全に自由な状態で代表者会議を開き、イラクの将来を討論し、提案すること、そしてそれに基づいてすべてのイラク人が参加する自由な選挙を通じて政府を構成することによってのみ達成されると信じています。この道筋はアメリカ占領統治に参加していないイラク国内の多くの潮流によって支持されているばかりでなく、広く国際的支持を集めています。国連は、アメリカとその同盟者による武力行使の停止と占領軍撤退の約束を条件としてのみ、またイラクの民衆が求める場合にのみ、このプロセスに参加し、それを助けることができるでしょう。
〈日本は連合国から離脱、自衛隊の引き揚げを〉
小泉政権は、占領軍がイラク民衆への全面的武力行使の段階に達した今になっても、この血なまぐさい、見通しを欠いた、犯罪的なアメリカの企ての重要な一翼を進んで担い続けています。私たちはそれを許すことができません。小泉政権は、世界の圧倒的な世論、国ぐにがアメリカの戦争に反対する中、いちはやく戦争支持を宣言しました。そして憲法を公然と無視し、世論の反対を押し切ってイラク特措法を強行し、自衛隊を派兵し、南部イラクに戦後初めての海外基地を建設しました。アメリカの唯一公式の開戦理由「大量破壊兵器」が幻であったことが明らかになり、次に持ち出された「イラク民衆の解放」という名目が、反米・反占領の抵抗の高まりで瓦解したいまでも、日本政府はブッシュの戦争を支持し続けています。
日本はアメリカの率いる連合軍(coalition forces)のまぎれもない戦略的な一員です。事実小泉首相は自衛隊は軍隊であると何度も強調しつつ、その自衛隊の派兵を忠誠の証としてアメリカに売り込んでいます。しかし他方国内に向かっては、「自衛隊は戦争に行くのではない、復興支援に行っているのだ」と大声で叫び、自衛隊があたかもNGOになったかのような口上で人びとを欺いています。だがこの二枚舌はもはや過酷な現実を支えることはできなくなりました。四月初めの人質事件はそれを衝撃的に示しました。給水活動をしようと、学校の補修をしようと、日本軍は有志連合軍・占領軍の一部であることを、その占領軍の攻撃を受けているイラク人は正確に認識しているのです。逆に自衛隊による「復興支援活動」は、人道支援活動の領域そのものを軍事化することで、NGOなどによる本来の自主的人道支援活動を著しく困難にしているのです。
南部も含めてイラク全土が戦闘地帯となり、サマーワの自衛隊基地がすでに砲撃の対象となっているなかで、「活動を非戦闘地域に限る」とした小泉政権自身が成立させたイラク特別措置法に照らしても、自衛隊の駐留が違法となったことは明らかです。さらに新たな戦争局面のなかで、イラク特措法の大前提である「戦後復興」そのものが瓦解しているのです。「すみやかな再建を図るためにイラクにおいて行われている国民生活の安定と向上、民主的な手段による統治組織の設立」と定義されている「戦後復興」などはどこにも存在していません。また「民主的な手段による統治組織」が明らかに存在しない中で、米国のかいらい政権の樹立に協力することも許されません。このようにイラク特措法の大前提が崩れた以上、日本政府は自衛隊のイラク駐留が違法になってしまったことを認め、直ちにその撤退を宣言し、そのために必要な手続きをとることを、私たちは日本政府に要求します。
私たちは、以上の立場から、日本の市民が、占領軍の暴力に苦しむファルージャはじめ、全イラクの民衆と連帯することを呼びかけます。私たちは、マスコミが、イラク戦争の現状と民衆の姿を正確に市民に伝えることで、その社会的な責務を果たすことを求めます。私たちは良識ある国会議員が、私たちの以上の提案、とくに自衛隊の撤退を国会で決定することを求めます。
くりかえし訴えます。戦争が新しい局面に入ったいま、日本はこの戦争からきっぱりと降りるべきです。自衛隊を即時引き揚げなければなりません。私たちはそのために活動を続け、強めます。そこからイラク民衆との新しい関係が開けると私たちは信じています。
二〇〇四年五月
呼びかけ人
天野 恵一 派兵チェック編集委員会
石坂 啓 漫画家
鵜飼 哲 一橋大学教員
太田 昌国 自衛隊の海外派兵と戦争協力に反対する実行委員会
岡田 剛士 パレスチナ行動委員会
岡本 三夫 第九条の会ヒロシマ
小倉 利丸 富山大学教員/ピープルズプラン研究所共同代表
熊岡 路矢 日本国際ボランティアセンター代表
越田 清和 ほっかいどうピースネット
須賀 誠二 NCC靖国神社問題委員会委員長
高里 鈴代 基地・軍隊を許さない行動する女たちの会
ダグラス・ラミス 国際政治学
豊見山 雅裕 沖縄・一坪反戦地主会会員
中山 千夏 作家
西野 瑠美子 VAWW?NET JAPAN
弘田 しずえ カトリック正義と平和協議会
舟越 耿一 長崎大学教員/市民運動ネットワーク長崎
武者小路 公秀 国際政治学
武藤 一羊 APAジャパン
森瀧 春子 核兵器廃絶ヒロシマの会共同代表
矢崎 泰久 編集者
柳田 真 たんぽぽ舎
山本 俊正 日本キリスト教協議会総幹事
湯浅 一郎 ピースリンク広島・呉・岩国世話人
吉川 勇一 市民の意見30の会・東京
上記の共同声明に賛同される方は、下記の部分をコピーしてメールに張り付けて送るか、ファックスでお送りください。いただいた賛同署名のうち、お名前、所属はウエッブで公開します。また、政府等の関係組織に送付します。
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(第一次集約は2004年5月末日です)
共同声明「ファルージャの虐殺とイラク全土の戦場化のなかで米軍の武力行使の即時中止と日本政府の戦争支持撤回、自衛隊の撤退を訴えます」に賛同します。
お名前:
ふりがな:
所属:
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ファックス:
メッセージ:
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署名の送り先
メールの場合 iraq-seimei@freeml.com
ファッスの場合:03-3234-4118(市民のひろば)
署名サイト(下記を予定)
http://www.jca.apc.org/antiwar/
問い合わせ先
千代田区三崎町3-1-18 近江ビル4階 市民のひろば
電話 03-5275-5989 メール iraq-seimei@freeml.com
署名とりまとめ事務局
立川自衛隊監視テント村から3名の仲間の保釈に関する声明です。大木晴子
【全国のみなさん!3名の仲間が帰ってきました!】
5月11日夕方、私たちは3名の不当に拘留されていた仲間をと
りもどしました。大西は少し頬がふくらみ、高田は獄中での筋
トレの成果あり、大洞はいつもの様子で、拘置所の玄関から出
てきました。迎えの仲間との抱擁と涙、ビールでの乾杯と記念
写真、そして西東京法律事務所への御礼参り・・・。いつもな
がら、仲間の解放はうれしいものです。
保釈を求める署名は5000筆を越えました。二回目の保釈
申請書に添えて出されたこの分厚い署名簿は、全国のみなさん
からの激励であり、仲間を解放する力になったと思います。4
月30日の提出、5月6日第一回公判当日の署名簿追加と裁判所折
衝、5月7日の検事抗告を受けて、10日には雨の中を東京高裁前
の情宣に30名が参加してくださいました。その日夕刻、更に内
田、虎頭弁護士による裁判所折衝が行われました。翌日の審理
は長引き、保釈への期待が高まりました。5時直前に抗告棄却
が知らされ、救援会・テント村・職場の仲間が八王子拘置所前
に荷物運びの大型車を並べて待ちました。
75日間にわたる長期拘留はまさに不当なものです。証拠隠滅
の恐れも、逃亡の恐れもありえない。残る理由として考えられ
るのは、精神的ダメージを与え転向を迫ることだけです。3名
は、第一回公判にむけて、筆記用具の使用は前日に届ける、一
日1時間しか執筆時間を与えられない、そのときも刑事訴訟法
などの参考文献を見ることを禁じられるなど、公判準備に対す
る妨害の中で、力をこめた意見陳述書を書きました。彼らの保
釈は、第一に彼ら自身がかちとったものです。
この二ヵ月半、ファルージャの包囲と虐殺の中で、人質事件
が起こりました。私たちは圧倒的な米軍の軍事的攻撃に抵抗を
続けるイラクの人々に思いを馳せ、闘いの場こそ異なりますが
、「人質たち」の「イラクの友」としての存在に連帯の感を深
めました。最近発覚した捕虜虐待事件は侵略の軍隊の必然的な
腐敗を示すものです。ベトナム戦争、さらに日本の中国・アジ
ア侵略の歴史の中で、どれほどの兵士がこうした虐待・虐殺に
手を染めどれほどの人々が犠牲になったことでしょう。イラク
反戦の声をさらに広げ、深めていかなければならないと思いま
す。
激励とカンパ、そして救援活動、情宣活動や激励行動、集会
・デモへの参加、公判傍聴など、全国のみなさんのご支援に官
舎(あ!まちがえた感謝です)します。反戦ビラ入れ弾圧は、
イラク反戦にかけたれた時代を画す攻撃であり、新たな銃後を
つくり出す試みでもあります。公判闘争ははじまったばかりで
す。今後とも注目とご支援をお願いします。
イラク戦争反対!ポスティング無罪!自衛隊はイラクから撤退
せよ!
2004年5月12日 立川自衛隊監視テント村
http://www4.ocn.ne.jp/~tentmura/
とても寂しく辛いニュースが続いています。今日は母の日です。
私の所には届かない花が今年は届きました。関西のNさんからです。
虐待!戦争責任!たくさんの言葉が広場に! 大木晴子
アメリカ兵がイラク人捕虜を刑務所内で虐待したニュースを見聞きした一週間、今週の地上での意思表示もそして広場も思いは同じでした。
地上の小田急デパート前には、フライパンさんのマイクの声が・・。
また、今日は千代さんがカセットテープで憲法9条を「お郷(くに)ことば」で流しながら10名の意思表示でした。
百合の花の少女がお友達にプレゼントしたいとレインボーぴーす旗を買いにきてくれました。この旗は、運動体価格です。「友達、喜ぶね」と渡すと嬉しそうな笑顔でした。真面目にゆっくりと歩む若者には、今の社会はときには息苦しい思いをするのでしょうね。でも少しずつでも自分を見つめ頑張る若者に出会うと私は幸せに思え一緒に繋がって歩んでいけたらと願うのです。
あっという間に地上での時間が過ぎて、気がつくと6時2分前に!
急いで地下広場に行くともうYさんが、「あなたが生まれてくる この国はふたたびせんそうができる国になってしまった」の大きな意思表示を広げて立ち始めていました。
久し振りのMさんのプラカードです。
Kさんは、「私たちには、この少女を見つめる義務がある。この少女は、米軍のクラスター爆弾で体を引き裂かれた。そして、その米軍を支援したのは日本だった。私たちに、目をそむける権利はない。」と書かれたプラカードです。
雲さんは、「米軍の拷問や虐待は戦争の本質です」と・・・。
毎回、言葉を替えて立たれるご婦人の言葉です。
広場では、お歳では一番先にいらして何時も揺るぎない背中を見せて下さるご婦人の意思表示です。
今日は、年配のご婦人が「カンパをしたいのですが」と声をかけて下さいました。「ほんとうに、酷い世の中ね。」と言われて「立川テント村」のカンパ箱に・・・今週は買っていただいた旗・バッジの収益金と合わせて4158円でした。
この「立川テント村」の緊急報告をここに一緒に掲載いたします。
★☆★☆★☆★☆★☆
5月7日、第1回公判の終了を経て東京地方裁判所八王子支部は獄中の3名の保釈を許可しました。4500筆の保釈要求署名を始めとした保釈を求める様々な動きの当然の結果だと思います。
しかしあろうことか、検察側はこの保釈許可に対して高等裁判所に抗告を行うという暴挙にでました。抗告状は10日月曜日に高裁に届き、審理される見通しです。高裁が検察側の主張を飲んでしまえば、3名の監禁状態が継続されてしまいます。そこで、なんとしても今回の保釈許可でもって3名の保釈を勝ち取るために、以下の緊急高裁情宣を呼びかけます。
★高等裁判所へ検察の抗告却下を求める情宣・申入れ☆
日時:5月10日(月) 11:50 東京高等裁判所入口集合(地下鉄霞ヶ関駅A1出口)
※情宣 12:00?13:00
※高裁刑事部へ抗告棄却を求める申入れ 13:00?
★☆★☆★☆★☆★☆
皆さん、お時間を拵えて参加してください。(おおきせいこ)
私の所には届かない花が今年は届きました。関西のNさんからです。
虐待!戦争責任!たくさんの言葉が広場に! 大木晴子
アメリカ兵がイラク人捕虜を刑務所内で虐待したニュースを見聞きした一週間、今週の地上での意思表示もそして広場も思いは同じでした。
地上の小田急デパート前には、フライパンさんのマイクの声が・・。
また、今日は千代さんがカセットテープで憲法9条を「お郷(くに)ことば」で流しながら10名の意思表示でした。
百合の花の少女がお友達にプレゼントしたいとレインボーぴーす旗を買いにきてくれました。この旗は、運動体価格です。「友達、喜ぶね」と渡すと嬉しそうな笑顔でした。真面目にゆっくりと歩む若者には、今の社会はときには息苦しい思いをするのでしょうね。でも少しずつでも自分を見つめ頑張る若者に出会うと私は幸せに思え一緒に繋がって歩んでいけたらと願うのです。
あっという間に地上での時間が過ぎて、気がつくと6時2分前に!
急いで地下広場に行くともうYさんが、「あなたが生まれてくる この国はふたたびせんそうができる国になってしまった」の大きな意思表示を広げて立ち始めていました。
久し振りのMさんのプラカードです。
Kさんは、「私たちには、この少女を見つめる義務がある。この少女は、米軍のクラスター爆弾で体を引き裂かれた。そして、その米軍を支援したのは日本だった。私たちに、目をそむける権利はない。」と書かれたプラカードです。
雲さんは、「米軍の拷問や虐待は戦争の本質です」と・・・。
毎回、言葉を替えて立たれるご婦人の言葉です。
広場では、お歳では一番先にいらして何時も揺るぎない背中を見せて下さるご婦人の意思表示です。
今日は、年配のご婦人が「カンパをしたいのですが」と声をかけて下さいました。「ほんとうに、酷い世の中ね。」と言われて「立川テント村」のカンパ箱に・・・今週は買っていただいた旗・バッジの収益金と合わせて4158円でした。
この「立川テント村」の緊急報告をここに一緒に掲載いたします。
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5月7日、第1回公判の終了を経て東京地方裁判所八王子支部は獄中の3名の保釈を許可しました。4500筆の保釈要求署名を始めとした保釈を求める様々な動きの当然の結果だと思います。
しかしあろうことか、検察側はこの保釈許可に対して高等裁判所に抗告を行うという暴挙にでました。抗告状は10日月曜日に高裁に届き、審理される見通しです。高裁が検察側の主張を飲んでしまえば、3名の監禁状態が継続されてしまいます。そこで、なんとしても今回の保釈許可でもって3名の保釈を勝ち取るために、以下の緊急高裁情宣を呼びかけます。
★高等裁判所へ検察の抗告却下を求める情宣・申入れ☆
日時:5月10日(月) 11:50 東京高等裁判所入口集合(地下鉄霞ヶ関駅A1出口)
※情宣 12:00?13:00
※高裁刑事部へ抗告棄却を求める申入れ 13:00?
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皆さん、お時間を拵えて参加してください。(おおきせいこ)
素敵な写真を送っていただきました。
子どもたちの未来が虹色に彩られることを私も信じたいと思います。
添えられていたメッセージです。(おおきせいこ)
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さっそく鯉のぼりに取り付け上げました。
子供達はピースウォークの旗きれいだね。と何度もいっていました。
今までの生活の中で今ほど、自分の感じる世界の平和、日本の平和にこれほど危機感をもったことはありません。
しかし危機感をもっても日常をたんたんとすごしているんですが、世界が虹色に彩られる日を想像しています。
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バンダナのデザイン! 大木晴子
トップページに「平和」のバンダナ・デザインを掲載いたしました。
もう一枚は、「PEACE」の文字です。
2枚のバンダナのデザインは、グラフィック・デザイナー鈴木一誌さんです。
鈴木一誌さんは、昨年5月に出した「意見広告」や今年1月15日の北海道新聞・朝日新聞全国紙に掲載された意見広告「私たちは戦争に協力しません」のデザインを拵えてくださいました。
私は昨年の2月から西口に立ち、心と身体に感じた風を何か形に出来ないかと今年に入り、強く思うようになりました。
平和に繋がるもの、たくさんの人たちと繋がっていけるもの、丁寧に思いを込めて拵えてみたいと思い始めたころ・・・・。
私は「立川テント村」への支援活動を本腰を入れてやろうと決心しました。
3月20日、日比谷公園での集会デモ後、新宿西口地下広場に立ち意思表示をしていると鈴木一誌さんが通られて声をかけてくださいました。
その時に「鈴木さん、平和に繋げるバンダナを拵えたいのです。デザインしてください」とお願いすると。
「良いですよ」と嬉しいお返事をいただきました。その夜からバンダナ作りがスタートしました。
丁寧に心を込めて準備しています。
今夜最終デザインを決めました。
出来上りは、もう少しお待ちください。
5月中頃には、お求め頂くご案内のお知らせを掲載いたします。
よろしくお願いいたします。広めていただければ嬉しいです。
このバンダナは、そのままで意思表示が出来るように鈴木さんは考えて下さいました。
100円ショップの「伸ばし棒」などを利用してピンでとめたりしたらミニ旗になります。
私は今から楽しみにしているのは、冷房が効いている電車の中でさっと膝の上にのせて使ってみたいのです。
いろいろな使い方が出来る「バンダナ」です。(おおきせいこ)