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投稿者 : seiko 投稿日時: 2004-04-19 01:30:04 (1986 ヒット)

バラの花に思いをこめて!     大木晴子
桜の葉が茂り、ハナミズキの優しい花に心を癒され、穏やかな朝をジローと過ごしていても「ファルージャの子どもがむかえている朝は」と思うと・・。
 今朝、渋谷の宮下公園で行われる集会・デモに参加する前に私は、吉川勇一さんのサイトにある「戦慄の朝」を訪ねました。
http://www.jca.apc.org/~yyoffice/Son%20My/Part2.htm#2.
そして、2年前にその場所ベトナムのソンミ村に立った時のことをそこで受けた風を、かおりをそして怒りを胸に渋谷へむかいました。
 途中でバラの花を買うことにしました。はじめは真赤なバラと決めてお店に入りましたが、薄クリーム色で少し緑がかった蕾のバラに眼が止まりました。物寂しげに語りかけてくるそのバラをファルージャで殺された子どもたちや人びとの思いを込めて持ちたいと思いました。
渋谷駅ハチ公前広場には、たくさんの人が集まり様々な意思表示が行われていました。今日の集会・デモへの呼びかけをする若者たちも頑張っていました。
 そしてこんな若者たちが、「戦争反対ですが『むやみな政府批判』は、絶対反対です」・届くといいなこの気持ち。小泉首相及び政府関係者の皆様ご苦労様でした。国民3人を救ったのは、あなた達だと思いますなど、また3人を誹謗する言葉も書かれたプラカードを持って7?8人の若者が立っていました。
 私は、聞いてみましたその彼や彼女に。昨日の朝日新聞を読んだかしらと応えは誰も読んでいないようでした。幅広い視野で読んでほしい特に若い人には、小倉利丸富山大学教授が「私の視点」で書かれた論文はとてもわかりやすくイラクで拘束された若者たちを考えるのにとても参考になります。
http://www.seiko-jiro.net/modules/news/article.php?storyid=146
 私は、右寄りの人も左寄りの人も、意思表示することは良いことだと考えます。しっかりと議論をして、お互いの言い分を聞くことも必要だと思います。そうした場が出来る方が健全なような気もします。
今日のハチ公前は、そんな状況になりました。今日のデモに参加する若者がお互いに意見をぶつけ合おうと提案し広場の真ん中でマイクを持ちお互いの言い分を話し始めました。
真剣に話し合っている姿は、久し振りに見る情景でした。
でも、なんでこんな若者たちが育ってしまうのだろうと寂しい気持ちになりました。
 時間がきて宮下公園へ。今日は西口の皆さんと一緒にレインボーピース旗を販売するのです。
「今日から値下げになりました。1500円です、いままで2000円で買ってくださった皆さん、ごめんなさい。お陰様でたくさん買っていただけたので安く作れるようになりました。」そう大きな声で呼びかけると皆さん笑顔で応えて下さってたくさん販売できました。旗竿も用意して一緒に売りました。更にお釣りは、「立川テント村」へのカンパにお願いしますと呼びかけると皆さんカンパ箱に入れてくださいました。今週のカンパは、土曜と今日で合計15489円集まりました。月曜日に送金いたします。報告は下記の所に掲示しています。カンパをしてくださった方は、お訪ねください。
http://www.seiko-jiro.net/modules/news/article.php?storyid=129
デモの様子は、ムキンポさんのサイトで写真が掲載されています。
http://www.mkimpo.com/diary/2004/wpn_04-04-18.html
少し寝不足気味、報告はここまでにします。(おおきせいこ)

投稿者 : seiko 投稿日時: 2004-04-18 03:19:22 (1970 ヒット)

5人の解放、嬉しい!    大木晴子
今週は国会や首相官邸そして集会やアメリカ大使館前での抗議行動で時を過ごしました。イラクで拘束されていた5人は全員無事に解放されて本当に良かった。たくさんの人たちの願いと行動が大きな力になったのだと思います。
安田さん、渡辺さんの解放は、地上での意思表示を終えて地下広場に移動した時に聞きました。
皆の顔にホットした安らぎが感じられた今日の16人での意思表示でした。
新しく立たれた方々がいて、広場の風景がまたかわって映し出されました。
Tさんは、マスクに鼻や口を描き、ユーモラスな表情がレインボーの旗とマッチして行き交う人びとに可愛く優しく平和をアピールしていました。
(フォトアルバムに掲載しています)
自衛隊の撤退を望む言葉が地下広場に!

ご住職をされているFさんの優しく持つ手には・・。

非戦・平和どうしてみんな思えないのでしょう。無関心に通り過ぎる人たちを見て不思議に思うのです。

私は今日、朝日新聞「私の視点」に掲載された小倉利丸さんの「イラクとNGO「自己責任」論でいいのか」をA3ノビの大きさに印刷してプラカードを拵えました。
数人の方が立ち止まり読んでいかれました。まだ読まれていない方は
http://www.seiko-jiro.net/modules/news/article.php?storyid=146
もう、今日になりますね。
帰国する3人がこれから受ける風を考えると心が重く痛みます。
起こるであろう様々な誹謗中傷にどうか負けないでください。
私たちは、しっかり繋がりを持ち支え合っていかなければいけないと思います。
皆さん、動きましょう。自分で出来ること始めましょう。
(おおきせいこ)
4月18日(日)★渋谷1周パレード
「非戦闘地域はなくなった!自衛隊はイラクから撤退を」
場所:宮下公園(JR渋谷駅・徒歩5分)
時間:ラリー14:00?14:30
パレード14:45?

投稿者 : seiko 投稿日時: 2004-04-17 13:17:40 (2042 ヒット)
誰も殺されないで!

http://www.mkimpo.com/diary/2004/save_lives_04-04-15.html
このページのリンク集に載っていますムキンポさんが新たに
”渡辺修孝さん、安田純平さんたちを見殺しにするな!”というWebページをつくりました。

渡辺さんは 4/12まで イラクからレポートを送り続けています。
http://www.jca.apc.org/gi-heisi/page017.html
皆さん一緒に考えましょう。一緒に出来ること行動に移していきましょう。(大木晴子)

投稿者 : seiko 投稿日時: 2004-04-17 12:51:45 (2992 ヒット)
2004年4月17日(土)朝日新聞 朝刊「私の視点・ウイークエンド」に掲載されました富山大学教授 小倉利丸さんの論文をここに掲載させていただきます。今の時期に掲載した朝日新聞社に「やっぱり!朝日」と言える気持ちに少しなりました。
小倉教授には、私たちの思いを述べていただき心から嬉しくこれからも頑張っていけると感じることが出来ました。
私は、このニュースを掲載するために何度も読ませていただきました。
熱い涙が止まりませんでした。
どうぞ、お読みいただき周りの皆さんにこのニュースを広めていただきたいと願っています。(大木晴子 おおきせいこ)

★イラクとNGO「自己責任」論でいいのか★

小倉利丸 富山大学教授(経済学)

イラクの日本人人質3人は解放されたが、非政府組織(NGO)にかかわる仕事をしている私にとっては、見過ごすことのできない問題が起きている。人質たちの「自己責任」を問う声が政府関係者や一部マスコミからも噴出し、人質とその家族への風当たりが非常に強いことだ。
 この間、疲れきった様子で家族たちが「ご迷惑をおかけして申し訳ない」と頭を下げる姿を見るにつけ、私はいたたまれなくなった。決して迷惑などかけていない、どうか頭をあげてください、と語りかけたい気持ちでいっばいだった。
 外務省の竹内行夫事務次官はNGO活動について「自己責任の原則を自覚して、自身の安全を自ら守ることを改めて考えてもらいにい」と述べた。この「自己責任」論は一見、わかりやすい正論のように見える。
 しかしこの発言は、政府がNGOの活動の安全に責任を負わないと述べたに等しい。人質の命が失われても政府には責任はないと言つているのである。
 私は日頃、開発援助や人権・平和に関するNGOのネットワークをつくる仕事をしているのだが、戦争となると国家はこれほど過酷な仕打ちを国民に与えるものなのか、という思いを禁じ得なかった。政府は自己責任論によってNGOなどの活動に「無謀」との印象を与え、あたかも自身が「事件の尻ぬぐいをさせられた」被害者であるような印象さえ与えている。
 さらに気をつけておくべき点は、こうした主張をしている日本政府がイラク戦争の一方の当事者である、という事実だろう。
 そこでは、戦争の当事国から独立したNGOならではの活動が正当に評価されていない。考えてみてほしい。果たして自衛隊や政府が今、劣化ウラン弾の被害調査や貧しい子どもたちへの支援をできるだろうか。
 ファルージヤでは無差別ともいえる米軍の攻撃によって、多数の子どもや市民が犠牲になっている。もし現地にジャーナリストがいなければ、こうした事実は隠されたままで終わるかもしれない。日本政府はイラクヘの渡航を禁止したいようだが、それはイラクの密室化にもつながるのだ。イラクに行く日本人には、武装抵抗勢力によって人質にされる危険があるかもしれない。しかしイラクで暮らす人々には、米軍とその連合軍によって生命を脅かされるという危険がある。日本政府の自己責任論では、イラクにある危険状態がまるで冬山登山や荒海の航海といった危険と同様にみなされていて、イラクが戦争状態になった責任が誰にあるのか、という政治・外交的な責任問題が見えにくくなっている。
 紛争地域におけるNGO活動は、戦争状態におかれた人々の生命と生活を守る支援を、戦争の当事国(残念ながら日本もその一つだ)に加担することなく行うものである。戦争が市民に強いる計り知れない犠牲を知る者が、米国の戦争に加担する日本政府の方針に批判的であっても、決しておかしなことではない。
 国籍によって自らの行動や思想信条を縛られるということになれば、政府から独立したNGOやジャーナリストとしての活動は誰ひとり行らことができなくなってしまう。NGOやジャーナリストは国家との間に一定の緊張関係を持ち続けるべき存在なのである。
 先進各国で今、NGOとの関係をめぐって政府の責任が問い直されている。政策に賛同しないNGOとその活動を、政府がどこまで手助けするのか?それがその国の政治や民主主義の成熱度を示すのである。日本の場合はどうだろう。(おぐら としまる富山大学教授:朝日新聞2004年4月17日(土)朝刊 「私の視点・ウイークエンド掲載)

投稿者 : seiko 投稿日時: 2004-04-15 21:42:53 (1962 ヒット)
15日午後8時45分、3人を解放のニュースが!  大木晴子
嬉しいニュースです。
バグラッド聖職者協会で拘束されていた3人が保護されている
ニュースが流れています。
本当によかった。
無事で良かった。
熱い涙が流れます。
今、3人の姿がニュースで映されました。
元気です。
良かった。
イラクの子どもたちが菜穂子さんの無事を
どんなに喜ぶことでしょう。
ご家族の皆さん、良かったですね。
皆さんを拝見していて、3人が愛されて育てられた
その様子が手に取るように伝わりました。
心はやっぱり映し出すものです。
週刊誌でいろいろ酷いことを書かれ、どんなに傷つかれたことでしょう。
そのことを思うと心が痛みます。
どうぞ、負けないでください。
3人のされてきたことは、素晴らしいことなのです。
私は、願うことなら高遠さんは子どもたちのもとへ。
今井さんは、劣化ウランのことを見聞きして帰り、絵本を拵えてほしい。
郡山さんも目指す写真を撮ってほしいです。
政府が用意した飛行機で帰国なんてしてほしくないです。
それぞれの意思を尊重してほしいと強く願います。
ここ何日かで、自衛隊のいるサマワも劣化ウランの影響が大きいと
聞きます。アメリカも行かない場所だと聞きました。
もう、遅いかも知れません。隊員の皆さんの身体が蝕まれているかも
しれませんね。
軍服を着て、子どもたちにノートを配ったり、水を配るだけの支援なら
自衛隊でなくても良いのではないですか。
菜穂子さんのご両親のコメントが流れました。
素晴らしいお父様です。
自分の思いを精一杯頑張ってほしいと言われました。
イラクに残り、自分がしたいことをやりなさいと言われているのです。
私もそう思います。
頑張れ3人!(おおきせいこ)

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