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投稿者 : seiko 投稿日時: 2010-07-02 00:36:39 (1516 ヒット)


さぁ!選挙選が始まった・・・iPadも気になるなぁ〜。 大木晴子













ムキンポさんは、7月4日(日)のデモのお知らせチラシです。
さぁ!出かけましょうね。新宿!!
もう、明日3日は土曜日!反戦意思表示の日です!!
10-07-02(おおき せいこ)

投稿者 : seiko 投稿日時: 2010-06-26 00:03:22 (2401 ヒット)


『鈴木一誌・エッセイ』第8回
〈当たり前〉の深さ

 エンピツが好きだ。つぎのしごとに取りかかる幕間にエンピツを削る。カッターナイフや小刀で角を削いでいく。気持ちにゆとりがないときには、削りすぎたり、芯を尖らせようとして折ってしまう。エンピツ削りは、こころのありようを表わす。エンピツ削り器には任せられない。エンピツにも「賞味期限」があるようで、年月を経た製品は、黒芯の乾燥がすすむせいか、削っていて折れやすい。
 事典を調べると、エンピツの軸木にはシダー材を使用とあるが、日本製とドイツやスイス製では、削り心地がちがう。国産はサクッと柔らかいが、欧州製には粘りがありやや堅い。木材の色も、国産が赤みを帯びているのに対し、欧州モノは白っぽい。エンピツの祖先は、古代のギリシア、ローマにまで辿れ、エンピツが、軸木で黒芯を固定した現在のスタイルになるのは、一九世紀末から二〇世紀にかけてだそうだ。
 国産と外国産の品質をたやすく比較できないのは、〈書きやすさ〉〈削りやすさ〉の基準そのものを、ひとびとが長い年月をかけてはぐくんできたからだ。多くの著者や編集者がそうであるように、わたしも2Bの愛用者だが、同じ2Bでも、国産のほうが柔らかい気がする。その地域ならではの〈書きやすさ〉〈削りやすさ〉があるのだろう。
 エンピツを削りながら考える。鉱物質と樹木との絶妙な組み合わせからできているエンピツは、尖った中心点しか使わない。輪切りにした面積で言えば、九割以上を捨てている勘定になる。紙に触れる先端がもたらす筆触を、周囲の芯と木が支えている。誰も、捨てている九割を無駄とは言わないだろう。
 関川夏央さんの本だったか、訪問者が北朝鮮の工事現場から一本のクギを拾ってくる話があった。一本のクギは、資源がどのくらい枯渇しているのか、生産現場の士気はどうかなど、さまざまな〈情報〉をもたらしてくれるらしい。
 ありふれたエンピツもクギも、入手不能になればどれほど困るだろう。同じようにありふれてはいるが、想像力を掻きたてる品物にゼムクリップがある。財布の小銭のように、ゼムクリップもまた、机の上で増えるときは急に集まり、減るときはあっという間になくなる。ゼムクリップひとつずつは、だれの所有物なのかはっきりしない。どこからかやってきて去っていく。生き物のように世間を渡り歩いている。
 金属クリップの歴史も古く、東ローマ帝国に淵源をもち、ひとつずつ手作りの貴重品だったので、皇帝や上流階級に属する人間しか使えなかった、とウィキペディアは記す。文書が、統治の道具だったせいもあるだろう。「Q」の字に似たゼムクリップが世に出現するのは、エンピツと同じ、19世紀末から20世紀にかけてだ。文書を綴じるゼムクリップにも、金属との接触の歴史が潜んでいる。
 ふと考える。世界でいくつの国の国民が、自国産のエンピツでモノを書けているのだろう。書きやすいエンピツをつくるには、いくつもの条件が必要なはずだ。自国産のエンピツでモノが書けるのは、途方もなくしあわせなのではないだろうか。書き味は、文字の形態や湿度や気候などが複合された結果だからだ。〈当たり前〉は、けっして当たり前ではないのだ。ではクギやゼムクリップは、はたして国産なのだろうか。グラフィックデザイナー・ 鈴木一誌(すずき ひとし)


(2009年1月23日鈴木一誌デザイン事務所にて撮影・鈴木さんがこれまでに使われたエンピツ:大木晴子)

『鈴木一誌・エッセイ』第七回
『鈴木一誌・エッセイ』第六回
『鈴木一誌・エッセイ』第五回
『鈴木一誌・エッセイ』第四回
『鈴木一誌・エッセイ』第三回
『鈴木一誌・エッセイ』第二回
『鈴木一誌・エッセイ』第一回

「市民の意見30の会」 ニュース『市民の意見』111号(2008・12・01)に掲載されたエッセイを
筆者のご承諾をいただき再録させていただきました。
写真は、こちらで添付しました。これからも続けて掲載してまいります。
10-06-26(おおき せいこ)

投稿者 : seiko 投稿日時: 2010-06-24 23:14:31 (2058 ヒット)


『鈴木一誌・エッセイ』第7回
かしこい消費者

 1990年代から、コンピュータがブックデザインの世界に浸透しはじめ、21世紀に入ったあたりで、現場のデジタル化は、ほぼ100パーセントに達した。簡単に言えば、手作業中心に仕事時間が経過していったのに対し、いまではモニタを見ている時間がほとんどを占める。その経緯のなかで、変わった点はいろいろとあるが、もっとも気になるのは、プレゼンテーションのありかただ。
 話を単行本の装幀だけに絞ろう。わたしのばあい、手作業の時代では、「こんな装幀にしたい」との案をモノクロで提示し、出版社の同意をとっていた。そのモノクロ案は、具体的には、あるべき文字や図版をコピーで拡大・縮小し、つぎはぎした原寸大のダミーだった。白黒でしかないダミーを編集者に見せながら、どんな色味にするつもりかを手短に話し、それでプレゼンテーションは終了だった。あとは、満足なのかダメなのかの返事を待てばよい。編集者の一存で決められることもあれば、出版社内で装幀会議を開かれることがあるにせよ、白黒のダミーを前にして「できあがりがどうなるのか」を想像しなければならない。いわば、デザイナーのプレゼンの可否を判定するのには、そうとうな経験とカンとが必要だったはずで、よほどの大型企画でないかぎり、上層部が意見を挟むことはなかったし、挟みにくい領域だった。
 プレゼンが通ると、それを製版用の版下に置き換えることになる。台紙、マイラーベース、トレーシングペパーなどを駆使して、何層にもなる複雑な版下をつくり、さまざまな色鉛筆で製版や色彩の指定を書きこむ。この指定を読み解いて出来上がりを想像するのは、さらに高度な想像力が要請された。印刷会社の腕利きの営業担当になると、版下を一目見ただけで、難易度がわかった、とも聞く。松竹梅とある製版ラインのどれを使わなければ、要求される品質に届かないか、の判断である。
 現在はどうか。色つきで、かつ複数案のプレゼンを求められることが多い。なにせコンピュータだから、ヴァリエーションをつくりカラープリンターで出力するのは容易だ。こうして、ほぼ出来上がりに近いカラーのプレゼンが、いくつもクライアントの眼前に並ぶ。あらゆる部署の人間が、自身の好みを背景にさまざまに言う。白黒のダミーでは必要だった想像力は退場し、〈チョイス〉だけが焦点化される。レストランの店先で蝋細工のサンプルを眺めながら、どれにしようかと思案している目付きである。
 複数案のプレゼンでもの足らず、「タイトル文字がゴシック体のも見てみたい」などと要請されることもある。自身が想像力を放棄したのを棚に上げて、平然と発せられる「見てみたい」には、ムッとする。多くの専門家が、素人の「見てみたい」発言に怒っているのではないか。「見てみたい」には、際限がないのだ。
 プレゼンテーションのあり方の変容は、じつは消費者の変化とつながっている。消費者をユーザーと言い変えてもいい。カラーのプレゼンをチョイスするだけの編集者は、編集者なのではなく消費者なのだと思う。〈チョイス〉という絶対的な権限をもつ神の地位に立つ。あるブックデザインのしごとで、担当編集者が「いいものは分かりますから」と言うのを聞いて、おどろいた。いいものを分かってもらわなければ困るけれど、いっぽうでは、デザインと編集の遭遇によって編集者の既成概念や価値観が揺らぐこともあるはずだ。自身とのズレをこそ、他者に求めるべきだと感じる。
 〈かしこい消費者〉であろうとするべきなのか。〈かしこい消費者〉の背後に、「いいものは分かりますから」という自負が張り付いている気配がある。そもそも、ひとは消費者であってはいけないと思う。むろん、ひとは消費者でなければ生きていけない。消費者でありながら消費者であることをヤンワリと拒む生き方を探したい。「いいものは分かる」自負をもちながらも、自己の基準を疑う視線をもてないものか。衆議院選挙が近い。わたしたちは、消費者ではない人間として投票できるかが問われよう。
グラフィックデザイナー・ 鈴木一誌(すずき ひとし)


(上下写真・2010年6月22日撮影:大木晴子)

『鈴木一誌・エッセイ』第六回
『鈴木一誌・エッセイ』第五回
『鈴木一誌・エッセイ』第四回
『鈴木一誌・エッセイ』第三回
『鈴木一誌・エッセイ』第二回
『鈴木一誌・エッセイ』第一回

「市民の意見30の会」 ニュース『市民の意見』110号(2008・10・01)に
掲載されたエッセイを筆者のご承諾をいただき再録させていただきました。
写真は、こちらで添付しました。これからも続けて掲載してまいります。
10-06-25(おおき せいこ)

投稿者 : seiko 投稿日時: 2010-06-23 05:09:55 (1515 ヒット)


6月19日の土曜日・・・昼間に集会も!! 大木晴子

お元気な安次富 浩さんにお会い出来た集会でした。
下記のサイトで報告が読めます!!
http://www.labornetjp.org/news/2010/0619hokoku/
「もうやめよう! 日米安保条約」集会とアピール行動

新宿西口での反戦意思表示の時間に間に合うように
雲さんと会場を出ると何で!とつい言ってしまうほど大勢の
私服の方々が並んでいました。
見はられているというのは、嫌な感じがするものです。
だからしっかりと私は見つめ返しながら歩きました。
悪いことしてないのだから当たり前のことです。
相手がどぎまぎするくらい見つめてあげたい!!

新宿の地上に着くとK島さんが立たれていました。
雲さんと三人で地上の意思表示でした。
6時、地下広場へ。



K島さんは「久しぶりに書き替えたのよ!」と
47冊目になるスケッチブックを開きました。
「選挙が近いからね!」と側に小松ミつさんの
形見のプラカードを立てて立ち始めました。



Aさんが・・・「ジローくん、借りるね!」と
平和のバンダナをした柴犬ジローを連れて立ち始めました。
ジローは、二度この地下広場へ来たことがあります。
一時間のあいだ鳴くこともなく一緒に意思表示をしました。
イラク戦争が始まる一か月前から写真ですが私とずっと一緒に
意思表示をしてきました。
もう、同士です!!




Uさんは、集会の後の国会への請願デモに参加してから地下広場へ。
kiss-meさんは、今週は間に合いました。
私のバンダナをかぶって元気な意思表示です。



Oさんの旗は、地下広場で目立ちます。
沖縄の皆さん!喜ばれます。
Oさんもデモに参加!
みんな、みんな辺野古が大好き!



斎藤さんは私の「怒」のプラカードで!!



私は「丸木美術館!」沖縄展のチラシも一緒に!!
http://www.aya.or.jp/~marukimsn/kikaku/2010/2010okinawa.html
いま、「OKINAWA つなぎとめる記憶のために」が催されています。
沖縄・佐喜眞美術館から「沖縄戦の図」が展示されています。
金城実さんの彫刻をはじめ素晴らしい作品と出会うことが出来ます。
7月10日までの間にぜひ足をお運びください。
家族で、職場で、近所のお仲間で埼玉県の森林公園近くにある
緑豊かな丸木美術館へお出かけください。



先週はkiss-meさん。
今週はKシスターが7時過ぎに来られました。
私は、その想いが素敵だなぁ〜とおもう。
諦めないで来る。
一分でも意思表示をと来る。
胸が熱くなる!!
地下広場に優しい、爽やかな風が吹いた。
10-06-23(おおき せいこ)

★掲載日が 沖縄 慰霊の日 になった。

投稿者 : seiko 投稿日時: 2010-06-23 04:00:47 (1569 ヒット)


6月12日の土曜日  大木晴子











Uさんが意思表示したチラシの集会は 素敵な会 になりました。


(撮影:志村建世さん)



ムキンポさんもデモのお知らせを持って!
世界難民の日のデモ も皆で頑張りました。
動画も観ることができます!!



喜八さんは、私の「怒」を持って楽しそうでした。



7時になって片付け始めたときにkiss-meさんが来られました。
記録を一枚!!

最近、土曜日報告ページが遅れてしまいます。
書こう!と思っているのですが書くことがいっぱい!!
もう少し写真の撮り方、記録の残し方を考えよう!!
10-06-23(おおき せいこ)

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